【体験談】10月以降からでも鶴丸高校へ逆転合格は可能なのか

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逆転!

 

 

こんにちは。

郷中塾代表の本蔵です。

夏休み明けすぐに行われた、第1回鹿児島市共通テストの結果は返却されましたか?

多くの中学校では、学年順位はもう判明しているようですね。

結果はどうでしたか?

思うような点数が取れずに、意気消沈してしまっている人もいるのではないでしょうか?

毎年、この時期になると

市共通テストが返ってきたんですけど、衝撃的な点数で…
「本人は鶴丸高校に行きたい!」と言っているのですが、今からじゃもう無理ですよね…

というようなお電話をいただきます。(今年も既に2件ありました)

そんな時は、逆転合格できた自らの成功体験や指導してきた経験から、

塾長
塾長
第1回市共通テストで300点取れているのであれば、可能性は十分あります!

とお答えしております。

これは励ましでも慰めでもなく、私が本気で思っていることです。

この記事では、第1回市共通テストで5教科合計316点を取りながら、見事鶴丸高校に逆転合格を果たした、昨年の卒業生の実例をご紹介させていただきます。

それまでの足跡

足跡

中学校入ってすぐから、その子は大手の塾に通っていました。

「受験までまだまだ時間がある」という認識から、真面目に勉強に取り組んでいなかったそうです。

当然、そのような状態では成果も上がらず、中2の夏期講習からお母さんの判断で、別の大手塾へと転塾しました。

その塾に移ってからも学習意欲は相変わらずで、「怒られるから…」と『塾の宿題は答えを写してやり過ごす』という日々を送っていました。

しかし、同じ部活動の成績の良かった先輩が鶴丸高校に不合格となってしまったのを知り、「このままじゃいけない!」とスイッチが入り学習に励むようになったといいます。

失った2年間を取り戻すために四苦八苦

受験勉強

3年生になってからは、真面目に机に向かっていたそうです。

その頃からは、「塾の宿題もきちんとこなしていた」といいます。

しかし、勉強を頑張り始めてから約2か月後に行われた5月実力テストでは惨敗。

それでもくじけずに学習を続けましたが、6月の模試、7月の定期テスト、8月の模試と、悪い結果が続いたそうです。

そして迎えた9月の第1回市共通テスト。

「鶴丸高校を目指している同級生たちが400点近い点数を取るなかで、300点を下回るかもしれないという結果に青ざめた」といいます。

学校の先生からは、

目標を否定するつもりはないけれど、現実的な目標を掲げることも大切よ。
武岡台高校とか目指して頑張ってみたらどうかな?

と、優しくも厳しいアドバイスをいただいたといいます。

3月から約半年間、自分なりに一生懸命頑張って勉強していたつもりだっただけに、「もう自分には無理なのかなぁ…」と諦めはじめたそうです。

市共通テストの結果が返却された9月第2週以降、だんだんと塾を休みがちになり、学習意欲も急降下したといいます。

2度目の転塾

転換点

その様子を見かねたお母さんの勧めで2度目の転塾を決意。

10月中旬から当塾に来るようになりました。

初めての面談の際には、「志望校は決まってません…」と俯きながらの返答でした。

お母さんが、「本当は鶴丸高校に行きたいとずっと言っていたんですけど、現実を知ってきたみたいで…」とお話をされているのも、下を向いて聞いていました。

塾長
塾長
まだ受験まで5ヶ月もあるのに、9月上旬のテスト結果で諦めてしまうのは、あまりにも早すぎます。
とりあえず11月の第2回共通テストまで全力疾走してみて、それでも無理だと思うのならその時に受験校を考え直してはどうでしょうか?

という私の提案に、しぶしぶ同意するという感じでした。

『学習内容の見直し』と『演習のやり方の矯正』

change

 

通塾を開始し始めてから、まず最初に行ったことは『学習内容の見直し』でした。

今までに使用してきたテキストや参考書を全て持ってきてもらったのですが、5教科全てを積み上げると身長を超えてしまうのではないかというほどの量でした。

中には「最難関高校入試問題集」なるものもありました。

塾長
塾長
基礎レベルの問題が理解できていないのに、難問に取り組んでも効果は薄いし、解けなくて萎えるだろうから、まずは教科書レベルを1ヶ月で完璧にしよう!

このように呼びかけて、1か月後に迫る第2回市共通テストに向け、これまでの学習内容の総復習を行いはじめました。

現状の学力にあった問題をこなしていくことで、学習意欲も高い水準でキープでき、「分かった」を積み重ねていくことで徐々に自信を取り戻していきました。

 

自信を取り戻していく中で、次に行ったことは『演習のやり方の矯正』です。

その子の演習のやり方を見ていると、「多くのページを解き終わってから答え合わせをする」というスタイルが定着しているようでした。

これは、「それなりに机に座っているのに成績が上がっていない」という子に非常に多くみられる演習スタイルです。

「あまり考えなくてもスラスラ解ける」というレベルに達しているのならば、そのような取り組み方でも問題はないでしょう。

しかし、「解いているページの3割以上が分からないorあやふや」という場合は、必ずそのページごとに答え合わせ&訂正をする必要があります。

なぜなら、最後の問題を解き終わって答え合わせをするころには、一番最初に解いた問題の「内容」や「どこで悩んでいたか」を忘れていることがほとんどだからです。

場合によっては、答え合わせもしないままに放置されているようなケースも多々あります。

これでは「出来ない問題が出来る」ようにはなりません。

そこで私は、「1ページごと(問題によっては1問ごと)に必ず答え合わせ&訂正をする」ということを徹底させ、習慣化させていきました。

加えて、単元の学習が終わるごとに小テストを行い、「ただ問題を解いただけではなく、本当に定着しているのか」ということをしつこく確認していきました。

1ヶ月である程度の基礎が完成し…

上昇曲線

1か月間、「平日5時間、土日祝日8時間の授業」に加えて、「平日2時間、土日祝日5時間の自習」をこなした結果、1ヶ月である程度の基礎が完成しました。

応用問題や入試の過去問等の演習にはまだ取り組んでいませんでしたが、それでも第2回の市共通テストでは30点以上点数をアップさせ、鹿児島市内の順位でも500番近く順位を上げ、1000番以内に食い込むことができました。

鹿児島市内で300番以内じゃないと鶴丸高校には合格出来ないんでしょ?
それじゃあ全然ダメじゃん…

もちろん、1000番付近で満足していてはいけません。

しかし、今まで「勉強して順位を上げる」という成功体験がなかった子にとって、それは大きな一歩となりました。

結果を手にしたことで完全に自信をつけたその子は、11月以降も怠けることなく全力疾走を続けました。


☟11月以降の当塾の取り組みはこちらの記事でご覧いただけます。

志望校を諦めようとしていませんか?


その結果12月と1月の模試でも偏差値は上がり続け(5ヶ月で約10アップ)、2月の私立高校入試でも高得点をマークし全て合格。

私立高校合格後も気を抜くことなく学習を続け、第一志望の鶴丸高校への逆転合格を果たしました!

あと5ヶ月しかないと諦めるか。あと5ヶ月だから頑張ろうと思うのか。

Never give up

鹿児島県立高校入試まであと5か月。

少子化で定員割れの高校も多くあるこの時代に、わざわざ難関校を志望校に掲げ、厳しい受験に臨もうとしてきたわけですから、なんらかの夢や目標があるのではないでしょうか。

5ヶ月という期間は逆転合格を果たすに十分な期間です。

諦めてしまうには早すぎると思います。

全力を出す前に諦めてしまっては、きっと後悔するでしょう。

あと5ヶ月、諦めずに頑張ってみませんか?

塾長
塾長
新たな逆転合格者をお待ちしております!