【中3生向け】GWの過ごし方【勝負は既に始まっている!】
こんにちは。
郷中塾の平です。
新学年が始まってもうすぐ3週間が経とうとしています。
ついこの間、
仲のいい友達とクラスが一緒になれました!
と騒いでいた気がしますが、今週末にはもうゴールデンウイークがやってきます。
今年のGWはとびとびではあるものの、4/29~5/8までで8日間の休みがあります。
このように考えている方が多いのではないでしょうか。
夏休みや冬休みなどの長期休暇とGWの相違点として、以下のようなことが挙げられます。
②学校からの宿題が比較的少ない。
③多くの塾で授業がなく、塾によってはGW期間中ずっと休業である。
1.GWと長期休暇の相違点
その1.部活動引退前である
長期休暇である夏休みや冬休みの頃には、「九州大会まで勝ち残った一部の運動部」や「文化祭のために練習がある文化部」を除き、多くの生徒が部活動を引退しています。
そのため、
という気持ちになる生徒も多いことから、個々人としても集団としても「受験勉強だ!」というムードになってくるものです。
一方でGWの期間はどうかといえば、
といった具合に、頭の中の大部分を「部活動の大会において良い結果を出すこと」が占めている状態の生徒が多いように思えます。
加えて、部活動引退前のGWは、
でも、部活動の練習時間が長くて…
気がついたら寝ちゃっていました…
というような発言をよく耳にします。
その2.学校からの宿題が比較的少ない
夏休みや冬休みなどの長期休暇の場合、
宿題もしっかり出すから、学習習慣も崩さないようにするんだぞ!
というように、学校の方から一定量の宿題が出されます。
とか言いながらも、なんだかんだで宿題を終わらせるべく最低限の学習量はこなしていたのではないでしょうか。
一方でGWの場合はあまり宿題が出ないという学校が多いようです。
その結果、
という心持ちになってしまっている生徒を例年多く見かけます。
宿題というある種の制約がなくなってしまったことで、
という生徒が多いのも、GWならではの特徴です。
その3.多くの塾で授業がなく、塾によってはGW期間中ずっと閉校である
夏休み・冬休みはそれぞれ「夏期講習」や「冬のスクーリング」など、各塾によって呼び名は違うものの何かしらの特別授業が開講されています。
そのため最低限の勉強は塾で強制的にやらされることになります。
学校の宿題に加えて、塾からも日々の課題が出されるため、
こんなの全然「休み」じゃない!!
とか文句を言いながらも、机に向かう時間は確保されているものです。
一方でGWの場合はというと、多くの塾で授業がお休みとなっています。
それどころか「GW期間中、校舎自体が閉校している」というところも多いようです。
こういう悩みを抱えてGWを過ごし、「やる気はあるのに思うように勉強が進まなかった」という経験のある方も多いのではないでしょうか。
やる気があるやつなら、塾が休みだろうが家でしっかり勉強するもんだ!
そう言われればそうかもしれませんが、みんながみんな意志が強いわけではありません。
自宅学習が苦手だからこそ塾に通ってきているわけですので、授業はなくともせめて自習室くらいは開いていてほしいというのが本音だと思います。
この点も長期休暇とGWの大きな違いと言えるでしょう。
2.なぜGW期間中に学習することが受験において重要なのか
長期休暇とGWの相違点についてはご理解いただけたかと思います。
2-1.GWを境にだらけてしまう可能性がある
心を入れ替えて毎日勉強するぞ!
このような気持ちで新学年を迎え、実際にここまで継続して学習を続けることが出来ている方もいることでしょう。
しかし、夏頃の入塾面談でのやり取りよくあるのが、
連休明けからは元の私に戻ってしまいました…
このようなケースです。
毎年、多くの入塾希望者の方とこのようなやり取りをしている気がします。
3月末の春休みから頑張り始めたとして、GWまでの期間は5週間ほどです。
たった5週間しか継続できていない習慣なんて、1週間以上あるGW期間であっというまにリセットされてしまいます。
あぁ、あの時頑張っていれば…
2-2.GWは夏休みの予行演習!
夏休みになったら猛勉強して、一気に偏差値アップだ!!
このように思っている中3生は要注意です。
そういう人は、試しにGWに猛勉強してみてください。
このようになる人が多いはずです。
夏休みよりもかなり短い期間ですら頑張れないのなら、1ヶ月以上ある夏休みに継続して机に向かうことは難しいでしょう。
また、夏休みが始まって1ヶ月弱でお盆休みがあります。
このお盆休みもGW同様に多くの塾が閉校となり、自習室も使えない環境になります。
※郷中塾はGW同様、お盆休み期間も通常通り開校しております。
《4月~5月》
「新学年になりテンションが上がって勉強モードに」→「GWだらけてしまう」→「連休後もだらだら継続…」
《7月~8月》
「夏休みになりテンションが上がって勉強モードに」→「お盆休みでだらけてしまう」→「お盆休み後もだらだら継続」
上記の流れ、似ていると思いませんか?
夏休みにそうなってしまわないように、GWで予行演習をしておく必要があります。
仮にGW期間中にしっかりと勉強に取り組めたのであれば、お盆休みでも中だるみすることなく勉強し続けられる可能性は高いでしょう。
もしGW期間中に頑張れなかったのであれば、頑張れなかった原因を突き止めたうえで、お盆休みにリベンジしましょう。
3.GW期間中のおすすめの過ごし方
3-1.規則正しい生活をすること
と就寝前にスマホを手にしたが最後、気がつけば深夜3時…。
夜更かしのために、翌日は昼前にお目覚め。
その日の夜は、
となってしまい、「眠くなるまでちょっとだけ…」とスマホに手を伸ばしてしまい…という負のスパイラルにはまってしまってはいけません。
なんてセリフは今までに何十回も聞いてきたでしょうが、今年のあなたは受験生です。
3-2.GWで達成する目標は3つに絞るべし!
よっしゃあ!
全科目の総復習を俺はやるぞ!!
ここまで読んで、そんな気持ちになっている方がいるかもしれません。
やる気になってくれるのはありがたいのですが、無謀は目標は立てないようにしてください!
GWは8日間しかありません。
何もしなければライバルたちに大きく差をつけられてしまいますが、全てに取り組むにはあまりに短すぎます。
ですから、多くの目標を立ててしまうと実現可能性が低くなりますし、
残り3日で終わるとも思えないし、もういいや。
というように、途中で放棄してしまうことにもなりかねません。
《英語》不定詞・動名詞
《理科》光・音・力
このように3つに絞り込んでください。
なんか不安…
そのように思われる気持ちは分かりますが、ここはあえて3つに絞ってください。
3つに絞ることで、
早くこの3つを完了させて、他のことにも取り組まなきゃ!
という気持ちになれることでしょう。
このような不安を覚える保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、そのようなお子さんの場合は「多くの目標を立ててしまうと、何一つ達成されずに終わってしまう」という可能性が高いでしょう。
目標を絞る過程で、
というように、各教科の単元ごとの重要性を考えることにもなりますし、各教科の全体像をとらえることも出来るでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
GWの大切さが分かってもらえたでしょうか!?
鹿児島市内の大半の中学校では、3年生のみなさんは連休明けに実力テストを控えていますよね。
なんて考えでは、とんでもない結果になってしまいます。
実力テストの試験範囲は多くの場合は全範囲です。
定期テストのように直前詰込みで何とかなるものではありません!
連休明けにジタバタしないように、まとまった休みのあるGWのうちにしっかりと準備をしておきましょう。
多くの塾はGW期間はお休みのようなので、よほど強い意志を持っていない限り、
ということになってしまうでしょう。
連休明けに、
やれば出来ました!!
と自分に自信を持てるようになっていてほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。