【九州大学の紹介】九州大学1年生が現地を歩いて紹介します!
こんにちは、郷中塾の宮園です。
さっそくですが、鹿児島県内の高校生はどこを志望校にすることが多いでしょうか?
よく見かける鹿児島大学はもちろんですが、正解は九州大学・鹿児島大学の2校です。
身近な大学だから「鹿児島大学」
九州で一番難しい大学だから「九州大学」
鹿児島大学はその周辺を市電やバスが通っていますので、大学の雰囲気はなんとなく知っていると思いますが、九州大学の場所や雰囲気などを実際に知っていますでしょうか?
そういった方のために、今年九州大学に進学した卒業生と一緒に私も九州大学を見て回ってきましたので、今回は九州大学共創学部1年生が紹介する「九州大学」についてお話ししていこうと思います。
1.卒業生の紹介
(鹿児島高校出身の西山くん)
まずは、九州大学を案内してくれた、九州大学共創学部1年生の西山大地くんを紹介します。
彼は鹿児島高校英数科特進コースで、1年生の頃から九州大学過去問を少しずつ解いていたほど努力家でした。
記述模試では高校3年生の夏から秋にかけて徐々に成績が上がっていき、受験直前期では合格圏内に余裕で入っていましたが、共通テスト模試はずっと苦労していました。
そんな彼ですが、九州大学に進学してからは楽しく学生生活を送っています。
2.九州大学の紹介
では、ここから九州大学の写真を交えながら紹介していきたいと思います。
2−1.九州大学は広すぎる
実際に九州大学伊都キャンパスを歩いてみて思いましたが、想像以上に広すぎる!!!
実際に地図を見てみると
(九州大学伊都キャンパス地図)
地図右下にある野球場や運動トラックが小さく見えませんか?
それもそのはず、
九州大学はキャンパス敷地が日本一なんです。
実際にどれくらい大きいかというと、地図中央にあるキャンパス群の右端にあるイースト1号館から左端にあるウエスト5号館まで約2kmで、徒歩30分かかります。
実際、九州大学の学生のほとんどは大学校内を自転車で移動しているようです。
ただ九州大学は鹿児島大学桜ヶ丘キャンパスのように山の上にあるので、自転車だと移動が大変なのか、電動付き自転車や原付もちらほらいました。
メインストリートは綺麗に舗装されており、ベンチも多かったので大学生が集まって話していたりパソコンに向かって作業していたりと、夕方でしたがワイワイしている雰囲気がありました。
また、大学敷地内を歩いていると、ヨーロッパ系からアジア系まで世界中の留学生が九州大学で学んでおり、国際色豊かな雰囲気を感じることができました。
紹介してくれた西山くんが在籍する共創学部では、特に国際色豊かな学生が在籍しており、自然と友人関係も広くなっているようでした。
(メインストリート)
2−2.設備が充実している!
実際に大学生活を送る際に利用する施設を見て回りましょう。
まず、多くの学生が利用して賑わう学食を紹介します。
訪れたのが夕方だったので大学生はまばらでしたが、この学食以外にも地下食堂や別の建物にも学食があり、さまざまなメニューを提供していました。
また、別の場所には、エジプト料理・インド料理専門の学食もあり、国や宗教に合わせて食事を提供していたのが九州大学ならではと思います。
(学食のメニュー)
(学食内の雰囲気)
大学校内にはビル1棟まるまる図書館になっていたり診療施設が完備されていたりなど、学生生活をサポートする施設が充実しており、まさかのセブンイレブンやローソン、モスバーガーまで大学校内に出店していました。
特に図書館は中央図書館と理系図書館と分けるほど蔵書数が多く、中には入れませんでしたがレポート作成に追われている学生たちで賑わっていました。
また、図書館内には、図書館TAという方が複数名常駐しており、授業の質問や進路の相談なども乗ってくれるため、わからないことがあったらすぐ相談できる体制が整っていました。
(九州大学中央図書館)
(中央図書館の雰囲気)
3.大学生活
ここからは、紹介してくれた西山くんのインタビューを参考に、九州大学に通う実際の大学生活についてお話ししていこうと思います。
3−1.まわりの出身高校
九州大学進学者は、やはり九州圏内の高校出身の学生が多いですが、一方で山口、東京、広島、あるいは関西圏などが出身の学生も一定数います。
鹿児島県内の高校は鶴丸高校と甲南高校がほとんどで、その他高校出身者はほとんどいなかったようです。
ちなみに、西山くんが在籍する九州大学共創学部に合格した人の中で鹿児島県出身の大学生は8名とのことです。
また、浪人生は全体の10〜20%程度で、共創学部では一般受験者70名のうち8名が浪人生でした。
西山くん曰く、そんなことはまったくないようです!
友人が浪人生だとカミングアウトしてきた時は多少の驚きはあったそうですが、すぐに気にならなくなったそうです。
むしろ浪人した友人は、タメ語で話してほしいと言ってきたり浪人の自虐ネタを披露してくれたりと、割と気さくな方が多い印象でした。
3−2.友達つくり
西山くんは大学生になって初めて感じたそうですが、友達つくりはめちゃくちゃ大事とのことでした!
一般的な大学同様、サークルや部活動の新歓は他学部の友人を作るチャンスでもあり、交流の幅も一気に広がります。
西山くんの場合、共創学部では入学式3日後の学部入学式で懇親会が行われ、同じ出身の人や趣味の合う人などと深い話をすることができたようでした。
3−3.バイトやサークル
西山くんや周りの1年生は学生生活に慣れるので必死らしく、まだバイトをしなかったので彼の先輩たちから聞いた話を紹介します。
イメージ通りではありますが、塾講師や家庭教師(オンライン含む)として働いている方が多いとのことでした。
やはり、学力的な信頼感も得ていることから九州大学の学生は多少の優遇(特に時給や交通費支給に関して)を得られるそうです。
一方で、九大の最寄り駅周辺にある塾等では九州大学の学生が多く在籍していおり、逆にシフトに入れなくて稼ぐのが難しいと嘆いている先輩もいるらしいです。
3−4.就職状況
他学部の先輩はまだ繋がりが多くないので、こちらは共創学部のみの話ですが、就職や進学など進路は様々です。
共創学部自体が7期目の新しい学部ですが、大学院に進学する先輩も多く見受けられます。
就職する先輩たちに話を聞いてみると、とにかく金融・サービス・公企業・公務員・九州大学職員など、幅広い進路が特徴的でした。
4.入学までの準備
最後に西山くんから、今から九州大学に進学したい受験生に向けて、合格から入学までの流れをお話ししてもらいました。
まず、合格してから1週間はずっと遊んでもなんとかなると断言していました。
一応その中でも、九州大学側に送る必要書類の郵送や一人暮らしするマンション探しはしていたようです。
入学が近づくと、
パソコンを購入してインターネット環境を整備したり
大学の授業を受けるために必要なmoodleというサイトを登録したり
大学からの情報発信がくるキャンパスメイトというサイトに登録したり
と、気付いたらやらないこといけないことも多かったので、計画的に進めておく方がいいとのことでした。
5.まとめ
いかがだったでしょうか?
西山くんの話を聞きながら大学校内を散策して、彼が全力で楽しんでいるのをヒシヒシと感じることができました。
まだ高校生の時の生活リズムが抜けずに苦労しているそうですが、サークルに参加したり友人と遊んだりと、勉強しつつ充実した学生生活を送っており、これから大きく成長する姿を楽しみにしたいと思います。
九州大学を志望校の選択肢にぼんやりと浮かべていた現役生の皆さんが、今回の記事を読んで少しでも九州大学に対する具体的なイメージが湧き、学習へのモチベーションを高めてくれたら嬉しいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
志望校合格に向かって、この夏も頑張りましょう!!