新中学3年生|受験学年を迎える上での2つの心構え
こんにちは。郷中塾の速見です。
まだまだ寒い季節が続いておりますね。
病気にかかるとその分勉強できなくなりますし、体調を崩して本番を迎えると力を100%発揮できなくなってしまうので健康管理に気を付けましょう!
今回は、これから受験学年を迎える人へ向けた我慢強さについてお話させて頂きます。
学生、特に受験生は勉強をするにあたり様々なことを我慢する必要があり、これが達成できるかどうかによって学力の伸びが大きく影響してきます。
ここで「我慢強さ」と聞くとどうしても「我慢してこれから予習1日3時間!復習1日6時間やる!」といった根性論を考える人もいるかもしれませんが、私が話すのはこのような根性論ではないので安心してください。
具体的には、普段の生活習慣や問題に対する向き合い方について話していこうと思います。
1.誘惑に対する我慢強さ
皆さんは勉強をするうえで妨げになるものは何だと思いますか?
「ゲーム」「スマホ」「パソコン」「漫画」など人それぞれ異なってくるとは思いますが、共通して「誘惑」に分類することができます。
といったことを経験したことはないでしょうか?
最近だと中学生の時点でスマホを持つ生徒も多く、個人的に「与えるのが早すぎるのでは?」と思うばかりです。
そして、このスマートフォンなのですが、間違いなく勉強をするうえで大きな支障となります。
私の体感なのですが、少し前まではパソコンでインターネットやメールを使い、ゲーム機でゲームをするというのが普通だった気がするのですが、今ではネット、メール、ゲーム、音楽など全てを小さなスマートフォン一つで行うことができます。
そのため、多くの学生がスマホに時間を取られて勉強時間が削られ、特に高校生はスマホを使いすぎる傾向があるため学力に差が出やすくなってしまっていると思います。
もしそういう自己管理が出来ない人がいるのだとしたら、潔くスマートフォンを解約するか親御さんに預けてしてしまいましょう。
きっと1年間スマートフォンを使えないストレスよりも、受験後に後悔する苦しみの方が遥かに上回るはずです。
スマホを全く使うなとは言いませんが、誘惑に呑まれると間違いなくライバルたちに差をつけられますので、あと少しの辛抱と思って我慢し誘惑をコントロールしましょう。
2.難問に対する我慢強さ
皆さんが日々様々な問題を解く中で
「うわっ、難しい」「どう手を付ければいいのやら…」
と感じる問題と出くわすことがあるかと思います。
これらの問題を解く際、何から始めるか大いに悩み、苦しむことになるのですが、なるべく投げ出さずに問題と向き合って取り組んでみてください。
私は塾で質問対応をしているのですが、生徒が質問に来た際問題に対してどのようなアプローチをしたのかを尋ねながら誘導すると、簡単に問題が解けてしまうことが多々あります。
あと一歩のところで思考を放棄したり、問題を見てすぐ諦めてしまったり、なにかともったいない形で問題を諦めていることが多いので、あともうひと踏ん張りしてみましょう。
解けない問題を我慢して解くことにはいくつかメリットがあるので、それを紹介していきます。
2-1.初見の問題に強くなれる。
模試や入試の問題のほとんどは初見の問題で、普段から問題と向き合うことができていないと高得点を取ることができません。
やり方考え方を整えてしっかりと向き合うと、分からない問題に対して突破口を見つけることができるようになるので、本番で分からない問題が出たときの練習と思って逃げずに取り組んでみましょう。
2-2.根本的な学力の向上につながる
私がある先生から聞いた言葉の受け売りなのですが、「分からない問題に対して本気で向き合って取り組んでいるときが、一番学力が伸びているときである」という考え方があり、私も大いに賛同しています。
難しい問題に対して自分の持つすべての知識をぶつけて解きにかかると、様々な角度から問題を見るようになったり、文の捉え方が鋭くなったり、知識同士が結びついたりするなど、勉強をする中で大切な技術や思考力が身につき、結果として根本的な学力向上につながります。
考える力がないと、今後小手先だけの技術を引っ提げて高校入試、大学受験に挑むことになってしまいかねないので、ちゃんと考える習慣を、問題を通して身に着けていくことをお勧めします。
3.まとめ
・難問に対して我慢して食らいつくことで学力向上やテストの点につながる
受験本シーズンは特にテレビが厄介で、年末年始は放送時間の長い番組や新しいドラマなど、一度テレビに手を出すと勉強時間をゴリゴリ削られます。
何としても合格するんだ!という強い気持ちで今の大変な時期を仲間とともに乗り越えてください。