鶴丸卒→鹿児島大学医学部現役合格者が教える「新1年生が心がけるべきこと三選!」
こんにちは、郷中塾の若松です。
新1年生のみなさん、あっという間に春休みが終わり来週からいよいよ高校生活が始まりますね。
そういった不安を持っている人もたくさんいるでしょう。
しかし、高校生活が心配で、「いま自分は何をすればいいんだろう」と立ち止まってる間にも、ライバルたちは勉強をはじめており、気づいたら大きな差をつけられているかもしれません。
なので今回は、
私が鶴丸高校に入学してから鹿児島大学医学部医学科に合格するまでの経験をもとに、「高校生活で必ず心がけるべきこと」についてお話ししようと思います。
1.鶴丸高校ってこんなところ
私が通っていた鶴丸高校では、どのようなことが行われていたのかをご紹介します。
これからの高校生活をイメージする上で、ぜひ参考にしてください。
1−1.授業の特徴
まずは、授業についてです。
鶴丸の授業の特徴は、しっかり予習して授業を受けていることが前提となっています。
生徒は、授業前までに先生が指示した範囲を自分で予習してきて、授業ではその部分の細かい解説が行われます。
実際に、どんな流れで数学の授業を受けていたのか説明したいと思います。
①次回の授業分の予習範囲を確認します。
(1回の授業で教科書5ページ分くらい進みます)
②その範囲の教科書を読み、例題や練習問題を解きます。
(毎日4〜6問ぐらいの量です)
③授業では、生徒が予習してきた問題の解答を黒板に板書し、先生が詳しく解説します。
(予習は完璧という前提で授業が進んでいきます)
どうでしょうか?
実際、予習をしていないと授業に全くついていけません。
予習をしていないというだけで、下のような悪循環になっていきます。
1−2.宿題の特徴
次は宿題についてです。
私も鶴丸高校に入学するまでは、「鶴丸は宿題が少ない」という噂を聞いていましたが、実際入ってみるとそうでもなかったです。
(甲南高校に比べると少ないらしい)
宿題は基本的に週末と長期休みのときに出されますので、平日は授業の予習に専念して、週末は宿題に取り組むように勉強習慣をつけましょう。
1−3.テストの特徴
最後はテストについてです。
鶴丸高校のテストには、大きく分けて定期考査と実力考査の2種類のテストがありました。
定期考査は範囲が決まっており、授業で扱った内容をそのままテストに出すという感じのものです。
実力考査は、それまでに習ったもの全てが範囲になるため、受験と同様に総合的な学力が試されます。
ただし、鶴丸高校にいる後輩に聞いたところ、今年度からは4・6・8・11・2月の実力考査だけ実施されるそうです。
2.私の体験談
続いては私が高校3年間を振り返りながら、どのように過ごしていたのかお話ししようと思います。
2−1.授業を理解するために予習に取り組む
私は学校の授業はできるだけ理解するということを大事にしていました。
実際の予習や授業の流れは下のような感じでした。
①授業前日までに予習範囲をしっかり終わらせる。
(授業がもっと進んでも大丈夫なように、余裕を持って予習していました)
②予習しているときにわからない問題を明確にする。
(問題番号に印をつけたり、どこが分からないのかメモを残していました)
③授業では、分からないところを中心に理解しようとする。
(わかっている問題もミスがないのか確認しながら聞いていました)
④授業でも分からない問題は授業後に質問して理解する。
(先生や友達に聞いて、出来るだけその日のうちに理解しようとしていました)
大変だとは思いますが、しっかり予習をして授業では聞きたいポイントを絞って聞くだけで、理解度が全然違いました。
2−2.テストは全力で臨む
次にテストについてです。
定期考査では範囲が指定されているので、テスト前は授業でやったところをひたすら復習していました。
確かに定期考査のように決まった範囲の問題が解けるだけでは、志望校に合格することは難しいと思いますが、「定期考査で高得点を取ろう!」と思って勉強することで、その範囲の学習事項が定着しやすくなります。
個人的には、定期考査や小テストで高得点を取るための勉強は有意義なことだと思います。
実力考査はそれまでに習ったこと全てがテスト範囲になるので、テスト前に勉強しようとしても範囲が広くて勉強しきれませんし、今までの積み重ねが点数に反映されるので、高得点が狙いにくくてモチベーションにも繋がりにくかったです。
その点、範囲が決まっている定期考査は勉強すれば、すぐ成績に反映されるので頑張り甲斐がありました。
2−3.普段の勉強から意識を変える
最後に勉強ですが、闇雲に頑張っても成績を上げるのは難しいかもしれません。
私が高校時代の勉強でやっていたことで効果を感じたのは、苦手なところを徹底的に潰すというものです。
予習や宿題を解いていて、「この分野があまりわからない」というところが見つかったら、そこだけ勉強するという日を作っていました。
それこそ、予習をサボってしまって理解できていない部分は自分でイチから勉強し直して、周りの友達に追いつけるようにしていました。
また、私は実力考査前の勉強として、今まで間違ったところをしっかり見返すということをしていました。
数学であれば問題集を見直して、間違えていたところが理解できているのか確認したり、英語であればテストの訂正ノートなどを見返して、分からなかった文法をもう一度復習したりしていました。
3.高校生活で心がけるべきポイント
最後に、私が鶴丸高校で3年間勉強していく中で、心がけておくと良いと感じたことを3つご紹介します。
3−1.効率の良い勉強を意識する
まずみなさんに知っておいてほしいのは、高校生活は勉強する時間が限られています。
特に部活動などをしている人は、短い時間でいかに効果を出すかということが求められると思います。
闇雲に量をこなすだけでは、それに見合った成果は得られません。
たとえば、テスト範囲を復習したいときに、何も考えずに範囲内全部の問題を解くだけよりも、自分ができなかったところや苦手なところに時間をかけたほうが、より大きな学習効果が得られると思います。
3−2.分からないものを放置しない
2つ目は、分からない問題や分野をそのままにしないということです。
自分で予習をしていたり、授業を受けたりしていると、わからないところ、引っかかるところが必ず出てきます。そのとき大事なのは、問題が分からないまま放置せず、理解できるまで努力することです。
まずは自分で考えて、わからなければ教科書を見返します。インターネットなどで調べてみるのも有効でした。
それでもわからなければ、周りの友達や先生に聞いてみます。問題が解けても解説で引っかかるところがあれば、そこも理解できるまで粘って勉強していました。
そこまでするのは大変だし、「そのままにしておこう」となる気持ちはわかります。
しかし、それが積み重なってわからないところが増えていくと、そのせいでまた次のところがわからなくなり、どんどん克服が大変になっていきます。
3−3.高校1年生から勉強習慣をつける
3つ目は、高校1年生からしっかり勉強する習慣をつけることです。
受験するのは3年生ですが、「1,2年でサボって3年生から頑張る!」というわけにはいきません。
1,2年でわからないところが増えていると、2年間の復習をしてようやくスタートラインです。そして、自分が復習している時間にライバルたちはどんどん勉強して先に進んでしまいます。
そうなってしまうと、1年で取り返すには人の何倍もの努力が必要になります。
手遅れになる前に、1年生のうちからしっかり勉強するように心がけてください。
4.最後に
高校生の勉強は、当たり前ですが中学生のときより難しくなって大変ですが、辛いことばかりではないと思います。
やるべきことはしっかりとして、楽しく充実した高校生活を送ってください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。