鹿児島県立入試(統一模試・全九州模試)に潜む8割の壁|突破する上での心構え
皆さんこんにちは!郷中塾の田中です。
突然ですが、皆さんは「センター8割の壁」という言葉を聞いた事はありますか?
これは大学入学共通テスト(前:センター試験)で8割を超えるにあたって、誰しも1度は経験する得点の壁を指します。
共通テストで80%オーバーは非常に難しいですが、ここを超えれば、九州大学など難関国立大学の合格が一気に見えてきます。
さて、鹿児島県立入試にもこの「8割の壁」に近いものがあります。
公立高校入試は問題も標準的なので時間さえかければ誰しも得点率80%付近に行き着きます。しかし、そこを突破するとなると容易ではありません。
今回は鹿児島県立入試で8割を超えていくにあたっての原因・学習方法についてお話していきます。
※「統一模試・全九州模試」に置き換えれば400点以上を目指す上でのお話だと言えるでしょう。
特徴1.国語の成績が安定していない
国数英社理の主要5教科のうち、最も不安定な科目が国語です。
国語は感覚で解いている人が多いので相性の良い文章に当たれば高得点が取れるのですが、悪い文章にあたれば一挙に得点を落とします。
しかし、国語は勉強をしたからと言って得点に結びつく科目ではありません。
周囲の国語が得意な人に尋ねてみてください。恐らくほとんどの子が「国語をまともに勉強した事がない」と答えるでしょう。
もちろん無意味ではありません。例えば現代文の文章に触れる事でテーマへの理解を深めたり、段落構成を掴める様になっていきます。
しかし、そもそもの論理的思考能力が身についていなければ得点が安定しないのも事実です。
国語が得意な多くの子は日頃から「読書」や「内省」など論理的思考力が上がる様な生活習慣を送っています。この習慣が付くには少なくとも半年以上は時間がかかります。
国語を自学で行う際には「文法」「漢字」「古典」「漢文」など費用対効果が高い単元に時間を投資しつつ、普段から論理的思考力を鍛える訓練をしてみましょう。
特徴2.特定科目に得点が集中している
最も多いのが得意教科で稼いで苦手教科で落としてしまっているパターンです。
例えば「理科」「社会」などの暗記教科で満点近くを取って、「数学」「英語」などで一気に落としている場合。
恐らくこの子は暗記教科に強みを持っているものの、主要3教科の伸び悩みを抱えているのでしょう。
この場合は苦手教科がハッキリしているので、特定教科に時間を投下すれば結果が出やすいでしょう。
ただし、主要3教科に関しては実力アップには時間がかかるので長い目で見守りましょう。
特徴3.バランス型だが応用力が欠けている
対策が難しいのは、5教科そこそこ取れているバランス型の人です。とりわけ、塾に行った事がない成績優秀者の子に多く見られます。
どの教科も70~80%近く取れているという事は、基本的な学力は備わっているのでしょう。
しかし、そこから80%の壁を突破するには応用力を上げなければなりません。
応用力を付けるには概ね以下の手順で学習に励む必要があります。
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基礎学力を維持する
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応用力を付ける
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アウトプットの演習を行う
バランス型の人はこれを5教科全てで行う必要があるのです。
全てやり切るには膨大な時間がかかりますし、心理的ストレスもかかります。
しかし一方で科目の相性が悪くないとも言えます。5教科偏りなく取れている人は「効率的な学習」を手がけており、「苦手意識がある科目が少ない」側面もあるからです。
4.まとめ
以上が鹿児島県立入試で80%を突破する上でのお話でした。
身近なところでは統一模試・全九州などの模試で80%付近をさまよっている人は非常に多いです。
しかし、そこを突破して420以上の得点を取るとなると容易ではありません。そこまで得点できれば成績優秀者として賞状がもらえたり、名前が載るレベルです。
8割付近をさまよっている内は勉強をしても成績が上がる実感がないので辛いでしょうが、時間がかかる事を覚悟にじっくりと取り組んでいきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。