【トップクラス】卒業生が語る甲南高校【進学実績】

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甲南高校外観

こんにちは。
郷中塾の平です。

みなさんは自分の行きたい高校について、どれくらいのことを知っていますか?

今回は私の母校である甲南高校についてお話ししたいと思います。

どんな高校かご存じですか!?

1.甲南高校ってどんなところ?

甲南高校(鹿児島県立甲南高等学校)は鹿児島の公立高校の中で、国公立大学への進学実績において鹿児島県で2位を誇る学校です。

入学するまでは「偏差値の高く、合格ラインの厳しい学校」というイメージしかありませんでしたが、実際に高校に入学すると「学習スピード」や「指導量」も桁違いで、中学生の気持ちのまま入学した私は、

高校と中学の勉強ってこんなに違うんだ…

と絶句しました。

1年生の頃は毎日の授業についていくだけで精一杯でした。

宿題の量がものすごく、何度やめようと思ったことか…

現在の甲南高校は、1年生より2年生になってからの方が宿題が多く、3年生になると入試を意識して宿題の絶対量は減るようです。

大学入試を想定してカリキュラムが組まれているのは、私が在学していた6年前からずっと変わっていません。

しかし、卒業してみんなが口を揃えていうのは

あの時頑張ってよかった!!

ということです。

また、勉学だけでなく部活動や行事も盛んな高校としても有名です!

2.甲南高校の進学実績

甲南高校の国公立大学現役合格者の割合

ホームページで公表されている最新の合格実績(令和4年度)では、現役の国公立大学合格者数が238人という実績となっています。

在籍生徒数を考えると70%を超える生徒が、現役で国公立大学へ進学しているということです。

また、そのうち旧帝大(東京大学、京都大学、名古屋大学、北海道大学、東北大学、九州大学)の合格者数は25人です。

前年の結果も現役合格者数226名、うち旧帝大合格者数23名と安定しています。

2021年の夏には『ダイヤモンドセレクト 中高一貫校・高校 大学合格力ランキング』で「国公立100大学合格力」ベスト100校のなかにも掲載されました!

医学部や歯学部にはやや弱いかもしれませんが、それ以外が希望進路である場合なら、甲南高校にいれば自由に志望校を掲げることができると言えるでしょう。

3.甲南高校のトップクラスについて

甲南高校のトップクラス

志望校を鶴丸高校にするか、甲南高校にするかで悩んでいる方は、このトップクラスの存在を考慮した上で選択をするのが良いでしょう。

甲南高校は定員320名で40人×8クラスという学級形態になっています。

入学したばかりの1年生のうちは学力別のクラス分けはないのですが、2年生になるとトップクラスというものが登場します。

1年生の後半に文理選択が行われ、2年次には文系3クラス、理系5クラスという編成になります。
(文理選択については年によって変動の可能性もありますが、例年3:5の比率となります。)

その中で、文理ごとに各1クラス、成績上位40名で構成されたトップクラスができます。

学校内のテストの度に、クラス平均とは別にトップクラスの平均点が噂のように囁かれていたものです。

ちなみにこのトップクラスには、

・1年→2年進級時と、2年→3年進級時はクラス編成がリセットされる

という特徴があります。

つまり、高2時点でトップクラスに入れなかったとしても、1年間頑張れば高3ではトップクラスに入れるということです。

非トップクラスだった私の周りは『来年こそは…』という緊張感のなかで、毎年生徒達が切磋琢磨している環境だったなぁと記憶しています!

4.抜群の立地

交通の便の良い甲南高校

鹿児島で最も栄えていると言っても過言ではない、鹿児島中央駅東口から徒歩10分という好立地に甲南高校はあります。

アミュランを背にして、甲南通りを真っ直ぐ歩けば到着します。

鹿児島中央駅は多様な交通手段のハブとなっているため、非常に便利です。

鹿児島中央駅から徒歩圏内という抜群の立地のため、

家から遠いから通えないなぁ…

ということもあまりないと思います。

この立地も甲南高校の魅力の1つです!

5.綺麗な校舎

私が高校1年生で入学した当時、校舎は改修直前でした。

1組から8組までクラスがあったのですが、2組から8組は旧校舎2階で、1組のみ旧校舎1階だったのを覚えています。

新校舎ではスリッパが必要だったのに対し、旧校舎はスリッパを使わず土足でした。

今は北校舎の改修が完了し、とても綺麗になっています。

外装はもちろん、教室内や廊下を含め全て一新されています。

甲南高校の廊下

見てください!
この綺麗な廊下!!

昨年はコロナ禍のためオープンスクールが行われませんでしたが、今年はこの綺麗な校舎を是非見に行ってください。

自分は絶対ここに通うんだ!

というイメージはモチベーションにもなりますよ。

その他の設備についても屋内プールやトレーニングルーム、複数の防音レッスン室など充実しています。

6.SSH指定校

SSH指定高校の甲南高校

SSHとは、スーパーサイエンスハイスクールの略称であり、次世代人材育成事業の一貫となっているものです。

全国で218校が指定されており、鹿児島では5校あり、甲南高校はその中の1校となっています。

 

科学技術振興機構のパンフレットには

『文部科学省が指定する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」は、先進的な科学技術、理科・数学教育を通じて、生徒の化学的な探究能力等を培うことで、将来社会を牽引する科学技術人材を育成するための取り組みです。』

と記載されています。

具体的には各学校の計画に基づき、授業や課題研究を推進する事業です。

研究成果は学校内に限らず、SSH用のブログで外部にも発信しているようなので気になる方はチェックしてみてください。

7.甲南高校は部活動が盛ん!

文武両道

甲南高校は部活動が盛んなことでも有名です。

強制ではありませんが、部活動に参加する生徒がとっても多いです。

部活動設備が充実していることもその理由と言えるでしょう。

当時、吹奏楽部だった私は週5〜6日の練習に加え、1日の自主練習に参加し、毎日部活に参加していました。

良くも悪くも勉強か部活かという二択しかする余裕が無かったために、メリハリをつけた学習ができたのだと今になって感じます。

また、部内の先輩たちの勉強や志望校に対する姿勢に影響を受けて鼓舞されたこともよく覚えています!

8.特色ある学校行事

様々な学校行事

甲南高校では大きく2つの学校行事が人気です。

8-1.甲鶴戦

盛り上がる甲鶴戦

まず一つ目は、甲鶴戦です。

鶴丸高校と甲南高校、各校が部活ごとに競い合うスポーツ大会です。

入学式の次に行われる行事(2022年である今年は4月15日に行われました)であるため、

自分も甲南生なんだ!

と感慨深くなるイベントです。

みんなでお揃いの紫色のメガホンと学校のキャップを着用し、競技ごとに応援します。

一見、部活動生にしか魅力的に思えないイベントですが、そうではありません。

実は甲南高校特有の応援歌が存在し、これにより大いに盛り上がるのです。

ちなみにこの応援は学校全体で練習必須とされていて、学年での集まりの際に練習が行われたりもしました。

その応援の中には「甲南ジャンプ」というものが含まれていて、甲南の生徒はこれが大好きです。

吹奏楽部の演奏や応援団に合わせて

甲南!!

という掛け声と共に全員でジャンプをします。

体育館での練習の際には

床が抜けるので、絶対に練習では飛ばないでください!

という注意喚起もありました(笑)

8-2.薩摩半島縦走

薩摩半島縦走イベント

二つめは、薩摩半島縦走です。

枕崎市から南九州市を走る伝統行事です。

昨年(2021)で第40回を迎えています。

2020年10月23日には南日本新聞でも取り上げられています。
(甲南高校のブログで2020年10月26日に紹介されました。)

現在は男子が40キロか20キロ、女子が33キロか18キロの計4コースが設けられているようです。
 
3年生になると受験モードとなるため、様々な行事が1, 2年生主体となる中、この薩摩半島縦走は3年生も参加します。

翌日は筋肉痛で動けませんが、友人との会話を楽しみながら鹿児島を楽しむことができる行事です。

9.ブログによる情報発信

情報発信に積極的な甲南高校

私が高校2年になった春、新しくいらっしゃった校長先生がブログを立ち上げました。

どんな行事の際にも先生がカメラを片手にいらっしゃっていて、『きっとこれもブログに載るんだろうな(笑)』と思っていたものです。

当時、吹奏楽部だった私は、クリスマスコンサートの演奏がブログに掲載されているのを見つけ、何度も聴いていました。
(現在も投稿として残っています。)

載る側だったころは何も感じなかったものですが、今卒業して離れた身になると

「今の甲南高校ってこんなことしてるんだ」

という部分がしっかりと伝わってきます。

短いタイトルや文章に対して、『生徒達の楽しそうな写真』が載っていて、高校の魅力がぎゅっと詰まっているので、是非ご覧になってください!

最後に

今回は甲南高校の魅力について紹介しました。

受験生になった皆さんは「高校生になった自分」を想像できていますか?

自分が行きたい高校がどんなところなのかを知っておけば、そのイメージが容易になるでしょう。

まだまだ先のことでしょ…

と思っている非受験学年の皆さんも、時間は思ったよりありませんよ!

合格のための一歩をすぐにでも踏み出しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。