【医学部志望の鶴丸生へ告ぐ】現役時にやっとけばよかったこと5選【俺みたいになるな】

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後悔する学生

こんにちは。郷中塾の速見です。

まん延防止等重点措置による分散登校やzoomでの授業など、例年とは異なる形で勉強する形になり大変でしょうが、条件はどこも大体同じなので、なるべく気にせずにコツコツと頑張っていきましょう!

 

さて、私は鶴丸高校から鹿児島大学の医学科に進学したのですが、現役で合格したわけではなく、一浪して合格しました。

今回は医学部を目指している鶴丸生に向けて、私の経験から「現役のときにこうしておいた方が良かったこと」のアドバイスや反省を5つ紹介していきます。

1.高校2年生時の勉強量

これは私が最も後悔していることなのですが、私は高2の時にはっきり言って勉強をさぼりまくっていました。

高校生活に慣れて様々なイベントがあり、楽しむことのみを優先してしまっていました。

その結果、予習復習が適当になり、テストで低い点数をとっても何も感じなくなっていました。

 

そして受験期に入った際、多くのことが完璧には理解できてない状態になっており、この負債を返済するために多くの時間を奪われました。

その結果、受験勉強が全体的に後手後手になり、「センター試験(現大学入学共通テスト)」や「鹿大医学部二次試験」を付け焼刃で挑み、見事玉砕しました。

医学部は多くの人が受験しており、毎年5倍近い倍率になるため、受験者の8割が不合格となり、医学部を目指す人の多くは浪人することになります。

そして、浪人生は一年かけて十分に時間を使って受験勉強をしてきます。

つまり現役で受かるには、それらの浪人生にも勝たなければいけないのです。

そのため、3年生からの1年間の勉強量だけでは勝てないので、2年生中盤、終盤からの勉強量も含めて浪人生に対抗する必要があります。

2年生の時に勉強をしなかった私が玉砕したのは当然でしたね…

そして、
勉強は量より質!

という人もいますが、『量がないと質は上がらない』ので、まずは勉強量を確保し、早い段階から理解できることを増やして、受験本番で浪人生に対抗できるようにコツコツ準備しておきましょう。

幸いなことに、鶴丸高校は1年生のころから課される勉強量がかなり多いので、鶴丸の授業についていき、理解することを指標に勉強量を確保していきましょう!

2.過去問の演習

出題傾向を掴むべし

大学受験は高校受験よりも過去問の重要性が高くなり、大学ごとの特徴を理解して、しっかりと対策を立てて勉強をしていく必要があります。
いわゆる、大学ごとの傾向というものです。

この傾向を掴むためには、まず過去問を数年分解いて実際に体感してみないといけません。

そして、傾向を掴んだら、「今の自分に足りていない部分を補っていく」といった作業が必要になります。

例えば、英作文が必須の大学なのに英作文がうまく書けない人であれば、添削等で補う必要があります。

また、数学でほぼ確実に複素数の問題がでるという傾向がつかめたのであれば、徹底してその範囲を復習をするといった手が打てるようになります。

ちなみに私は、現役のときに過去問(赤本)一年分しか手を付けられず、傾向を掴めずに本番であたふたしてしまいました…

当時の担任の先生は

センター試験(現大学入学共通試験)が終わってから一週間以内に、赤本を一年分はやりなさい!

とおっしゃっており、これを守るべきだったと後悔しています。

過去問をどこまで遡るかの目安としては、3~5年ぐらいかと思います。

解いた後に先生やインターネットからも情報を集め、自分の感覚と合わせて確認しておきましょう。

3.質問・添削

指導をする教師

高校で勉強をしていく中で分からないことが当然出てきます。それも大量に。

そして、それを全て自力で解決していくことはかなりの負担ですし、効率も悪いでしょう。

そこで、ある一定のところまで考えてわからなければ鶴丸高校の先生に質問することをお勧めします。

質問を行うと、

・分からなかったことが分かる。

・プラスαの内容も教えてくださったりする。

・先生と仲良くなれる(質問しやすくなる)。

といった恩恵を受けることができます。

先生方は教えることを拒みませんし、生徒自身の理解度に合わせてしっかりと指導してくださります♪

また、英作文や数学、国語の記述などの添削をお願いするのも有効だと感じました。

多くの大学では二次試験の記述で差がつくことが多いので、苦手意識を持つ前に先に対策をしておきましょう。

4.テストの訂正

訂正の重要性

高校生になると多くのテストや模試が行われます。
特に模試では、凄惨な成績を叩き出し、数多くのE判定を出すことになると思います。

少なくとも、私はそうでした…

思えば、私の周りの浪人した人たちは、「学校のテストの時はしっかり訂正を行うのに、模試では適当に済ます人が多かった」ような気がします。

高校では数多くの問題を解き、試験や模試において、全く同じ問題というものは基本出題されません。

その代わり、類題といった形で、似たような問題が出題されることは良くあります。

正答に至るまでの思考過程や着眼点は似通ってくることがあるので、なんとしても一度間違えた問題はしっかりと訂正をし、今後の類題に活かす必要があります。

訂正と言っても、やっつけ仕事で回答を写経するのではなく、どのように考えるべきだったかに注意して訂正をしましょう。

この作業を私の周りの浪人生はしっかりしていたため、現役生の皆さんもきちんと訂正を行い、差をつけられないようにしましょう!

5.英検

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最後はテクニカルな内容なのですが、鹿児島大学では英語検定で準一級を取り、かつ共通試験で筆記、リスニングの両方で8割を超えた場合、共通試験の英語が満点扱いになります。
そして、鹿児島大学では共通試験を圧縮はしないため、英語なら200点の扱いになります。

1点を争う医学部受験においてこのハンデはとても大きく、仮に9割の180点を取ったとしても、20点もの差がつくのです。

しかし、この英語検定準一級は非常に難易度が高く、

気が向いて、英検準1級取りたくなったから取ろっ!

と思い立ってとれるものではありません。

高校英語のレベルを超える単語量と単語の難易度、そしてリスニングは一度しか流れないため、本当に難しいです。

結局私は受験までに取得することは出来ませんでした…
この満点扱いは本当に大きいので、英語が好き、もしくは得意と感じる生徒さんは、受験勉強の負担になる前に挑戦を始めてみることをお勧めします!

さいごに

以上が鹿児島大学の医学部に現役で合格する上で重要なことと私は考えます。

このようなやり方で地道に勉強していれば、地方国公立大学医学部は十分現役で合格できると考えます。

鹿児島大学は大学入学共通試験を圧縮せずに900点分が関わってくるので、とにかく基礎基本を大事にしてミスを減らすことを意識してほしいです。

それでは、特に鹿児島大学医学部を目指す鶴丸高校の皆さんは、勉強と高校生活の両立を頑張ってください!!

最後までお読みいただきありがとうございました。