【合格点は?】鹿児島実業高校ってどうなの!?【大学進学実績は?】

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こんにちは、郷中塾の宮園です。

もう11月も折り返そうとしています。

今年も残すところあと2ヶ月弱となりましたが、今年はどんな年になりましたか?

友達とたくさん遊んで、たくさん勉強しました!

夏にもっと勉強しとけばよかったと思いました…

楽しい思い出も大変な思い出もあったと思いますが、来年もいい1年を過ごせるように充実した毎日を過ごしましょう。

さて、今回は鹿児島実業高校の進学実績や学校の特徴をお話していきたいと思います。

1.鹿児島実業高校の合格点

まず鹿児島実業高校の一般入試の合格点を見てみましょう。

学科合格点奨学生
合格点
文理科文理コース390全額免除 390
文理科英数コース360全額免除 360
普通科選抜コース300全額免除 360
半額免除 340
普通科キャリアデザインコース185-
総合学科点数開示なし

この表からもわかるとおり、
文理科文理コースと文理科英数コースは『合格=授業料全額免除』となります。

一方、普通科選抜コースは、全額免除(360点以上)・半額免除(340点以上)、免除無し(300点以上)と細かく分かれており、点数によって免除額が変わりますので注意が必要です。

文理コース志望で英数コースに転科合格したとしても、全額免除の範囲内に入ります。

また、文理科と普通科の各科目の平均点も見てみましょう。

学科・コース国語数学英語理科社会合計
文理科文理コース83.978.485.586.481.3415.5
文理科英数コース77.670.476.176.674.2374.9
普通科選抜コース72.862.866.864.265.2331.8
普通科キャリアデザインコース64.948.251.545.448.5258.4

この表から、文理科の文理・英数コースは、合計平均点が合格点以上ですので受験者のうちの半数以上が合格している可能性が高いことになります。

普通科選抜コースは合計平均点は合格点以上ですが、全額免除や半額免除には届いていませんので、授業料免除を狙う場合は上位合格が必要になります。

普通科キャリアデザインコースは、平均点が合格点より約100点以上も高いので、多くの方が合格しているものと予想されます。

また、惜しくも文理コースの合格点に届かず英数コースに転科合格した人にも、在学中の頑張り次第では文理コースへの移動も可能ですので安心してください。

実際に、2年生への進級時に「英数コース」から「文理コース」へ上がる生徒が毎年2~4名います。

2.奨学金制度や就学支援金制度の活用

保護者様に朗報ですが、奨学金や就学支援金制度をご存じでしょうか?

奨学金は聞いたことありますが、就学支援金は初めて聞きました…

奨学金や就学支援金制度を活用することで、公立高校と変わらないぐらいの学費で私立高校に通うことが出来る制度ですので、是非チェックしてください!

2-1.就学支援金制度の活用

就学支援金制度とは、授業料の支援金として返済不要で支給してくれる制度のことです。

よくわかりませんが、どういうことですか?

簡単にお伝えすると、世帯収入が590万円未満の場合は毎月33,000円の授業料支援金が給付されるので、

「半額免除しかもらえなかった」
「奨学金が貰えなくて授業料が満額になっている」

というご家庭でも、毎月の授業料がグッと減額されることがあります。

世帯数や家族構成によって変動することもありますので、詳しくは『文部科学省|高校生等就学支援金制度』をご確認ください。

2-2.奨学金制度の活用

奨学金制度とは、いわゆる全額免除半額免除のことを指しています。

全額免除の方はそれ以上の減額は望めませんが、半額免除の場合は就学支援金によっては授業料の負担額が0円になることがあります。

下の表を詳しく見てみましょう。

【半額免除の奨学金を得た家庭イメージ】

就学支援金(世帯年収)授業料負担額諸費納入額
33,000円支給 (~590万)05,3005,300
9,900円支給 (590~910万)12,6505,30017,950
支給対象外 (910万~)22,5505,30027,850

半額免除といっても「単に授業料が半額になる」という訳ではなく、世帯収入が590万円未満の場合は実質負担金額が5,300円と、授業料が全額免除になるケースもあります。

他にも、世帯収入が590万円以上910万円未満の場合は授業料が約1万円値引きされているなど、授業料が減額されることで進学のハードルが下がっています。

奨学金の対象者は、受験したときに合格通知に記載されていますので、合否結果と一緒に確認することになります。

3.鹿児島実業高校の大学進学実績

3-1.国公立大学への進学実績

(画像引用元:鹿児島実業高校|令和4年入試 進学実績

ここからは進学実績をご紹介したいと思います。

国公立から見ると、やはり目につくのは、

鹿児島大学  医学科3名、歯学部2名
東北大学   工学部1名
九州大学   理学部1名、工学部1名
神戸大学   医学部保健学科1名
広島大学   教育学部1名、生物生産学部1名、総合科学部1名
国際教養大学 国際教養学部1名

と、難関国公立大学や医学部医学科への進学実績でしょう。

毎年、鹿児島大学医学部医学科の進学実績が2名以上いることから、スポーツだけでなく進学実績でも伸びてきているのが分かりますね。

ここで、昨年と一昨年の国公立の進学実績も確認してみましょう。(※一部抜粋)

● 令和3年入試
鹿児島大学 医学科2名
宮崎大学  医学科1名
九州大学  工学部1名
広島大学  総合科学部1名

● 令和2年入試
鹿児島大学  医学科3名、歯学部1名
弘前大学   医学科1名
大阪大学   基礎工学部1名
横浜国立大学    教育学部1名

九州大学   経済学部1名
広島大学   経済学部1名、工学部1名

昨年は例年に比べて見劣りする部分があるかもしれませんが、毎年一定数の難関大学への進学者を輩出しています。

合格した人の8割が現役合格とのことでした。

3-2.私立大学への進学実績

(画像引用元:鹿児島実業高校|令和4年入試 進学実績

今年は例年と比べて早慶やMARCHなどの難関大学への合格実績が目減りしている印象を受けます。

ここ3年間の合格実績を抜粋して確認してみましょう。

● 令和4年入試
明治大学   理工学部1名
東京理科大学 先進工学部2名

● 令和3年入試
法政大学   社会学部1名
津田塾大学  学芸学部1名
愛知医科大学 医学科1名

● 令和2年度
慶応義塾大学 総合政策学部1名
上智大学   法学部1名
法政大学   生命科学部1名
立教大学   法学部1名

どうして合格数が減ってるんですか?

学校の先生曰く、コロナウイルスの影響もあって東京などに行って受験する生徒が減少し、鹿児島で受験できる私立大学しか受験しない生徒が増加しているそうです。

ちなみに2023年度入試において、鹿児島で受験できる大学は立命館大学や同志社大学などがありますが、早慶やMARCHは福岡や東京の各大学でしか受験できません。

3-3.鹿児島大学への進学率が高い

昨年の国公立合格者は73名でしたが、そのうち鹿児島大学が37名で全体の50.7%と「国立大学合格者のうち約半数が鹿児島大学に進学」しています。

もちろん医学部医学科だけでなく、教育学部や工学部、法文学部へも多数進学しており、文理科だけでなく普通科からも5名合格しています。

生徒の多くが鹿児島大学や九州圏内を志望するしているので、地元進学を希望している生徒とっては同じ目標の仲間が多い環境といえますね。

また、九州圏内まで広げると合格者が56名で76.7%と多くの生徒が九州圏内の国立大学に進学していました。

4.大学への推薦枠について

大学受験は一般的な学力試験だけでなく、推薦入試の形式も多岐にわたります。

その中でも指定校推薦入試は他の推薦入試形式よりも合格率が高く、高校3年生の年明け前には合否が決まっているのは大きな特徴でしょう。

そもそも『指定校推薦入試』ってなんですか?

指定校推薦入試とは、私立大学を中心に導入されている入学試験制度です。
多くの大学で他の推薦形式と比較して合格率が高いといえますが、合格したら原則として必ず進学しなくてはなりません。

しかも、大学側も「誰でもOK!」という訳ではなく、3年間通して評定が4.0~4.2以上必要だったり、高校が推薦する人数に制限があったりと、意外と受験資格を手に入れるのが困難なのです。

また、入試形式は「小論文」や「面接」、大学によっては学力試験を用いる大学もあります。

そして、鹿児島実業高校の指定校推薦枠は、
大学   157大学699学部
短期大学 34短期短期大学93学科
専門学校 87校
と、とても幅広い指定校枠を持っています。

指定校大学をいくつか抜粋すると、
中央大学  総合政策学部
同志社大学 商学部
立命館大学 経営学部
日本大学  生産工学部、経済学部
近畿大学  産業理工学部
など、有名大学も多数名を連ねており、自分の目指す大学や学部も指定校推薦枠を持っているかもしれません。

指定校推薦は毎年同じ大学や学部という訳ではありません。
毎年少しずつ変動するので、気になる方は学校へ直接お問い合わせすることをお勧めします。

5.最後に

ここまで長々とお話してきましたが、いかがだったでしょうか?

「奨学金」や「就学支援金制度」を活用することで、公立高校並みの負担額で通学できるのは意外だったかもしれません。

「奨学金と就学支援金がもらえそう!」
「地元の鹿児島大学に進学したい!」
と考える方は、ぜひ鹿児島実業高校も進学の選択肢に一考されることをお勧めします。

気になった方は、ぜひオープンスクールに参加してみてください。
夏2回・秋1回で開催していますよ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。