【新高1生向け】高校生活で気をつけるべきこと

  • 心構え

高校生活できをつけるべきこと

こんにちは。
郷中塾の鼓です。

春から高校に進学される皆さん、ご入学おめでとうございます!

高校受験という長くつらい試練を乗り越えて、見事に志望校に合格された方、あと少しのところで行きたい高校に行けず悔しい思いをされた方、それぞれあると思います。

しかし、当然のことながら高校受験で終わりではありません。

大学受験なんてまだ先の話でしょ?

このように思っている方は要注意です!

この四月からは皆さん、高校という新しい環境での生活がスタートします。

高校受験からの解放感のままに高校生活をスタートしてしまうと、あっという間に授業に追いつけなくなってしまいます。

そこで今回は、「高校生活を始めるうえでの心構え」についてお話していこうと思います。

1.生活リズム

スマホ中毒

高校入学までは、受験勉強のために寝る間も惜しんで勉強していた人も多いと思います。

そのような人は受験勉強を頑張った反動からか、受験が終わった春休みには一切勉強机に座らなくなり、夜遅くまで起きていて朝起きられないなどの生活リズムが崩れてしまうケースをよく見かけます。

たしかに春休みにしっかりと休み、友達と遊んだりすることも大切ですが、今まで頑張って身に着けてきた『勉強の習慣』をリセットしてしまうのは非常にもったいないです。

完全に緩み切った生活リズムと勉強の習慣をもう一度もとに戻すことはとても難しいですし、ただでさえ新しい生活がスタートするため尚更です…

 

また、高校生活が始まると部活動や登下校、周りの友達さえも中学とは全く違ったものになります。

私の場合、中学校は徒歩で通えていましたが、高校は自転車と電車を使って登校していました。

自転車や徒歩だけで高校に通える生徒の割合はそれほど多くはないため、公共交通機関を使って登校する生徒はたくさんいます。

今までは歩きだったから、自分の好きな時間に登校できていました!
多少寝坊しても、走ればなんとかなりました!!

という人も、電車やバスを使って登校しようとするとバスや電車の時刻表通りに行動しなければいけません。

少しだけ寝坊したから、乗るバスを1本遅いのにしよう…

なんてすると遅刻してしまいます。

 

そこで重要になってくるのが起床時間と就寝時間の固定です。

「毎日決まった時間に寝て、起きる」と、自分の生活リズムが整い、登校時間も決まったものになってきます。

反対に、不規則な生活を続けてしまうと疲れがたまってしまい、学校の授業にも支障が出てくるようになります。

そのため高校生活を上手に送っていくうえで、「体調管理」と「起床と就寝の時間を固定すること」はとても大切なことだと言えます。

高校生活は中学の頃に比べて自由度が高くなりますが、自由時間が減ります。

というのも、中学では放課後に制服のまま遊びに出かけたりすると注意されていましたが、高校ではOKです。

しかし高校は登校に時間がかかったり、予習・復習に要する時間が中学時代よりも格段に長かったりして、自分が自由に使える時間は少なくなってきます。

自由時間の減少に伴い、就寝時間を削ったりしてまでSNSなどの自分のしたいことをしようとするのです。

少ない自由時間だからこそ、しっかりとルールを決めて、だらだら過ごすことのないようにしなければいけません。

春休みに怠けてしまったという自覚のある方は、意識的に生活リズムを戻すように心がけましょう!

2.勉強や定期テストとか…

授業中の居眠り
次に、高校生活での勉強についてお話します。

高校の授業は中学の授業に比べて、内容がかなり専門的になってきて難しくなってきます。

そのため、授業が進んでいくうちにだんだんと授業についていけなくなる生徒が出てきます。

そのような生徒にみられる傾向としては、「学校の授業スピードを中学時代と同じ感覚でとらえ、甘く見ている」、「部活などが忙しく、日々の勉強時間を確保できていない」などがあります。

高校の授業は早いものだと週に教科書10ページ以上も進むものがあります。

授業も集中して受けないばかりか、予習復習もできていないとなると必然的に授業内容についていけなくなり、定期テストで悲惨な点数を取ってしまいかねません。

私自身も授業中に居眠りをしてしまい、授業についていけずに分からなくなって、また寝てしまうという負のループを続けてしまっていました…

そう言った負のループを繰り返していると、テスト週間だけの勉強時間ではテスト範囲の内容を完璧に理解することは難しくなってしまいます。

そのため、新高1生のみなさんには、まず授業中に寝ないようにすることを心掛けていただきたいです。

特に部活で忙しく、勉強時間が取れないという人は、授業を集中して受けると良いと思います。

新しく勉強時間を確保するのが難しいのならば、学校の授業という既に確保されている時間を有意義なものにすればいい、という考え方です。

日々の生活が忙しく勉強時間が確保できない人でも、「授業中に寝てしまう人」と「授業中にしっかりと先生の話を聞いて内容を理解している人」では、テストの点数で大きな差が生まれます。

 

さらに言うと、学校から出された宿題はきっちりとやらなければいけません。

それは先生から怒られるからではなく、学力の向上のためです。

多くの人は宿題が面倒なもので、やらされているという感覚だと思いますが、学校の先生が出してくれる宿題はその日の授業の振り返りや予習ができるため、やっておかないと損だと思います!

自分でわざわざ復習にあたる問題を見つけたり、まとめたりすることは正直とても手間のかかることです。

しかし、学校の宿題は先生方がその作業をしてくださっているため、きちんと宿題をこなすだけで一定の勉強量を確保することが出来るのです。

3.部活で疲れていても 

時間管理の重要性

高校でも、中学と同じように部活動に入る人が多くいると思います。

高校は中学校に比べて部活の種類が多く、今までやったことのないスポーツなどを高校から始める人も多いです。

入学してから部活動に集中しすぎたあまりに、6月や7月あたりにあるテストの点数が悲惨なものになってしまう、というケースもよく見られます。

その原因としては、時間管理の甘さがあると思います。

 

先ほども言った通り、高校という新しい環境で、今までと同じような感覚で生活しようとするのは無理があります。

部活も忙しいし、友達との予定もある…

となると、一日の時間の中で真っ先に削られがちなのが、残念ながら勉強時間です。

「勉強時間を削る」→「日々の授業についていけなくなる」→「勉強の意欲がなくなる」→「勉強時間がさらに減る」
という悪循環につながっていきます。

 

そうした事態にならないためには、まず自分の生活リズムを知ることが大切です。

例えば部活が18時まであるのなら、家に帰って勉強を始めるのは20時からだ、などです。

家で集中できないという人に私がおすすめしたいのは、部活が終わってからすぐに家に帰らずに勉強することです。

というのも、家に帰ってしまうとくつろいでしまい、勉強する気が起きづらくなるからです。

学校や部活が終わったら、できれば学校の近くの図書館や塾の自習室に直行し、2時間ほど勉強してから家に帰ればいいでしょう。

勉強場所を選ぶポイントとしては「自分の席を確保しやすいか」、「家に近すぎず遠すぎず」という点です。

図書館のような場所だと休日に利用者が増えてしまうため、自分の席を確保しにくくなり勉強時間が確保できなくなるからです。

また家から遠すぎると帰る時間も考えるとあまり遅くまで勉強できないし、近すぎると家に帰りたくなるからです。

初めのうちは部活で忙しいでしょうが、部活にも慣れて余裕が出てきたら、外で勉強して家では暗記など軽い勉強をする、というようにしていければ、学校の授業についていけなくなる心配もないと思います!

最後に

春休みも終わり、今日は入学式です。

いよいよ高校生活が始まろうとしています。

遊びに部活と忙しい日々を送られると思いますが、勉強もしっかりと頑張り、いいスタートを切ってもらえたらと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。