【新高2生向け】 今からでも間に合う!春休みのすすめ

  • 学習法

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こんにちは。郷中塾の東です。

今回は高校での成績が伸び悩んでいる高校生に向けて、「今までの遅れた分を取り返すための勉強法」についてまとめてみようと思います!

 

もうすぐ3学期も終わり、春休みが近づいてきました。

特に今年度入学した生徒さんの中には、新型コロナウイルスの影響で、

この1年間、十分に高校生活を楽しめなかった…
授業内容が分からず、高校での学習進度についていけてないなぁ…

と感じてる人が少なからずいるかと思います。

 

また、高校での学力差というのは中学生の時とは違い、一朝一夕の頑張りでは埋まりにくいものです。

では、高校に入学するタイミングでは、スタートラインは同じであったはずなのに、どこで差が開いてしまったのでしょうか?

まずは、そこから考察してみましょう。

1.差がつく理由は?

テスト結果不振

1-1.習慣で生まれる差

サボりパンダ
まず考えられる原因として、そもそもの勉強時間が足りていないということです。

高校生活は想像以上に忙しく、通学に時間がかかる人や部活動に勤しんでる人は、余計に自分の時間が少ないはずです。

その疲れから、あまり家庭学習に身が入らないという人も多くいます。

その結果、

 「課題や予習が疎かになり」
→「授業についていけず」
→「でも勉強の時間もあまり取れないまま」

 

という悪循環に陥ってしまいます。

夜更かしなども日中の眠気の原因となるため、当然好ましくありません!

1-2.授業中の過ごし方

居眠りをする高校生
これは1-1とも関わってくるのですが、授業でどれだけ覚えることができるかというのも学力の差に繋がります。

授業中、ついウトウトしてしまったり、板書に手間取って先生の話を聞きそびれたりしてしまうと、どうしても授業に置いていかれてしまいます。

一度遅れると、追いつくのは難しいですよね?

まずは、授業で習ったことは全て覚えるぐらいの意気込みで、授業には臨んでみてください。

 

他にも原因は考えられますが、この2つが大きく絡んでいると考えられます。

それでは次に、これらの原因に対して、どのような解決法があるかについて提案しようと思います。

2.解決法

解決策

2-1.空き時間を活用する

時間の有効活用

空き時間というのは、学校の休み時間や、通学や帰宅の時間を指します。

この何気ない時間の過ごし方が、積み重なることで大きな学力となります。

 

例えば、通学中に電車の中で、英単語を毎回5個覚えるとします。

すると、行きと帰りで1日10個覚えることができます。

これを1ヶ月繰り返すだけでなんと200個以上の英単語を学習できるのです。

毎回5個でいいなら、やれる気がしてきますよね!?

 

また、睡眠時間が足りてない時は、休み時間などにしっかり寝ることも大切です。

10分でも寝ることで、人間の脳は元気になります。

また、寝れないときは、目をつぶって視覚をシャットするだけでも効果的です。

ぜひ試してみてください!

 

2-2.家でダラダラ勉強をしない

集中

これは、

家だと、どうしてもグータラしてしまう…

という人向けなのですが、学校に来て勉強するというのは非常に有効です。

 

実際に、私は家だと全然集中できなかったので、『ホームルームの1時間前に学校に来て勉強する』という習慣づけをしていました。

そうすることで、1限目の時には、自然と目も冴えた状態で授業を受けることができました。

一人では続きそうにない人は、友達を誘って一緒に勉強してみると良いかもしれません!

 

また、土日の家庭学習も学校に来てやってみてはいかがでしょうか?

部活がある人は特に、部活後にすぐ帰るのではなく、課題や予習を終わらせて帰る習慣がつくと、非常に効果的です。

家に帰ればグータラするだけ!

となれば気持ちとしても楽になるはずです。

 

2-3.予習を中心とした学習を行う

先取り学習

高校の学習を効率よく進めるには、予習が欠かせません。

予習の目安としては、ある単元が始まったタイミングで、既にその単元の基礎は押さえておくというのが理想です。

 

そもそもなぜ、予習をしなければならないのでしょうか?

1年間の高校生活で痛感していると思いますが、

高校過程の学習内容は中学過程に比べて膨大で、その分授業の進行速度も段違いに早く、授業だけで理解しようとしてもほぼ不可能です。

しかし、予習を行うことで授業時間そのものが復習の機会となり、帰宅後の授業内容の振り返りにかかる時間を大幅に短縮できます。

余った時間により、さらに予習を進めることが可能となります。

 

また、復習ベースでの学習の欠点として「アクシデントに弱い」という点があげられます。

復習に頼った学習をしていると、体調不良などで学校に行けなくなったら、学習面で他の生徒に取り残されてしまい、学習進度の遅れを取り返すのに多くの時間がかかります。

しかし、予習による先取り学習を進めておけば、多少休んでしまっても、大きく置いていかれるということはないでしょう。

 

これらの理由から、高校で予習をベースとした学習を進めることは非常に有効です!

しかし、いきなり全科目の予習をするのは難しいと思うので、今回は大学入試でも重要科目である、数学と英語の予習法についてまとめてみました。

ⅰ)数学の予習法

数学

数学は大学入試でも避けられない難関の一つです。

特に高校2年生で学習する数学ⅡBでは、「ベクトル」や「数列」など、多くの生徒が躓く単元が多く待ち受けています。

しかし、難しい内容こそ予習をしっかり行い、ある程度の輪郭を掴んだ状態で授業に臨むことが大切です。

授業で初めて習ったという状態では、どうしてもその場で理解することは難しいものです。

教科書は、丁寧で解説もしっかりしているため、分からないところはしっかりと読み、例題を参考にしながら問題を解くと良いでしょう。

数学の予習法としては、とにかく教科書の問題を解き進めることが大切です。

暇な時間があればどんどん解いていきましょう。

また、これはもっと深く学習したい人向けですが、単元ごとに大学入試共通テストの過去問を解いてみるのも面白いかもしれません。

まだ全分野の学習が終わっていないのに、入試問題なんて解けるんですかぁ?

と思う人も多いと思いますが、大学入試共通テストは単元別に別れているので、その大問の単元を履修していれば、全く太刀打ちできないということはありません。

もし興味を持った人は、ぜひチャレンジしてみてください!

 

ii)英語の予習法

英文

英語の勉強についてですが、中学英語と高校英語で、文法についてはそこまで大きな差はありません。

実際に一年間勉強してみて、

全然知らないよ!

とはならなかったはずです。

(もしそうなったという人がいるのであれば、中学英語の範囲で抜けがあるはずです!)

しかし、単語数についてはそうはいきません。

高校受験に置いて必要な単語数は、大体1200〜1500語と言われています。

それに対して、大学受験では少なくとも4000語、難関大学を目指すなら6000語ほどが必要となります。

 

また、高校3年生になってから英単語の暗記を始めるようでは、まず難関大学への合格は難しいと言わざるを得ません。

ですから、高校1、2年生のうちに、単語力をある程度完成させる必要があります。

具体的には、一年間で約2000〜3000語覚えなければならないのです!

 

この春休みにやっておいて欲しいことは、この英単語の学習を進めることです。

逆にいえばこれ以外はまだやらなくても良いと言っても過言ではありません。

今から少しずつでいいので、英単語を覚えてください。

後々の皆さんの苦労を減らすことができます^^

 

また、単語は書けなくても良いので、意味は覚えてください。

テストでの点数に繋がりやすくなります。

英単語は一朝一夕では身につきませんが、辛抱強く、学習し続けることで実を結び、いつの間にか成績に表れるものです。
弛まぬ努力に励みましょう!

3.まとめ

元気な高校生
高校生活は非常に忙しくて、勉強にまで手が回らない!という人も多いかもしれませんが、この貴重な三年間をどう過ごすかで今後の人生は大きく変わります。

また、大学入試は高校入試よりも、短期間での大逆転合格が難しいのも特徴です。

一生に一度の高校生活の1日1日を大事にして、後悔のない学生ライフを送ってください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!