【高校受験】英語学習における辞書の活用法

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英語の辞書の活用法

こんにちは。
郷中塾の白男川です。

突然ですが、みなさんは英語の勉強中知らない英単語に出会ったとき、どうしていますか?
先生に「この単語何ですか?」って質問します!
あとから調べようって思うけど、つい忘れちゃうなぁ…

今回は『英語学習における辞書の活用法』についてお話していきたいと思います!

1.分からない英単語は即調べる!が鉄則

即断即決!

授業をしていると、1日に1回は生徒から

先生!
○○って英単語、どういう意味ですか?

という質問を受けます。
辞書は?

と聞くと

家にあります!
とりあえず、今すぐ意味を教えてほしいです!

という答えが返ってくることもしばしばです。

分からないことばに出会ったら、国語辞典を引きましょう!

と国語の授業でも教わると思います。

いつも話している日本語でも分からないことばがあるのですから、母語でない英語はなおさらですよね。

ですから、家だろうと学校だろうと塾だろうと、英語を勉強する際には辞書が必須です!

また、その場で

○○は△△という意味だよ♪

と答えるのは簡単ですが、それを聞いて一発で覚えられるようなら英語学習は苦労しません…

今回、声を大にして言いたいのが、『分からない英単語に遭遇したら、自分で辞書を引く習慣をつけることがとても大切だ』ということです。

辞書には、単語の意味・品詞・例文・類語などありとあらゆることが記載されています。

つまり、ただ単に先生に意味を聞くよりも、何倍も多くのことを知ることができるのです。

また、最近の辞書はとてもよく作られているので、

speakとtalk、どちらも『話す』という意味だけど違いはあるの?

といった英語学習者の多くが抱く疑問も、辞書を引くと一発で解決します。

さらに、辞書は単語の重要度によって文字の色や太さ、解説の量に大きく差があります。

よって、

この単語、赤の太字で書いてるのに覚えてなかったなぁ…
重要単語みたいだから、しっかり覚えよう!
この単語は細字で書いているし、例文も載ってないな。固有名詞だから重要度は低いのかも!

と効率よく単語を覚えることもできます。

2.辞書を引いたところは印をつけておく

赤ラインマーカー

辞書を引いて、

ふーん。
○○は△△って意味なのね。
わーい!また賢くなっちゃった=☆

と満足するだけではもったいないです!

「マーカーペンで印をつける」「単語の横に正の字を書く」「付箋を貼る」など、記憶に残すため、次に活かすために様々な工夫をしましょう。

おすすめは正の字を書くことです。

「同じ単語を何度も調べている」=「自分が覚えていない」ということなので、そのような単語だけを集めて自分で小テストをつくるのもありですね。

上記のような工夫をすることで、どんどん辞書に愛着が湧いて、英語を勉強するのが一層楽しくなりますよ!

3.自分だけの単語帳が作れる!

自分専用の英単語帳の作成

辞書を引いたあと、問題集やプリントに調べた英単語の意味を書き込む生徒を見かけます。

調べて終わりにせず、書き込むことで知識の定着を図ろうとする…
素晴らしい姿勢だと思います!

しかし、自分が解いた問題集やプリントの見直しをする人は果たしてどのくらいいるでしょうか?

確かに、見直しなんてあんまりしないかも…

このような人におすすめなのが「マイ単語帳」をつくることです。

手のひらサイズのメモ帳や小さめのノートなどを1冊用意して、辞書で調べた英単語を記入していくと自分だけの単語帳が完成します!

問題を解くには時間が短いけど、何もしないのももったいないなぁ…

このような隙間時間にパラパラと見返すことで、知らず知らずのうちに知識が定着していきます。

市販の単語帳を活用するのもいいですが、マイ単語帳をつくれば自分が分からない単語だけを復習できて効率もいいですよね♪

4.紙辞書と電子辞書どちらがいいのか?

オンとオフ

結論から言うと、特に中学生には紙辞書のほうがおすすめです。

理由は大きく2つあります。

1つ目に、電子辞書は機能が多すぎるという点が挙げられます。

英和はもちろん、和英や英英(英単語を英語で説明しています)、さらには英語以外の外国語の辞書まで搭載されているため、とても便利ではあるのですが、ついつい

すごい!
こんな機能まであるんだ!

と電子辞書をいじってしまい、勉強がそっちのけになってしまうことも少なくありません。

勉強に集中するなら紙辞書の方がよいでしょう。

これと同様の理由で、スマートフォンやタブレットの検索エンジンを辞書代わりにすることもおすすめしません。

「勉強のため…」と思ってスマホを手に調べ始めたものの、気がつけばネットサーフィンをしてしまったという経験が私にもあります…

 

2つ目に、耐久性があげられます。

うっかり落として、壊してしまうリスクもゼロではありません。

電子辞書はかなり高価なので、そう簡単に買いなおすのも難しいでしょう。

しかし紙辞書はかなり頑丈なので、壊れる心配はほぼありません。

また、もし破いてしまったり水浸しにしてしまったりしたとしても、本屋さんに行けばすぐに新調できます。

電子辞書のデメリットをお話してきましたが、一方で「持ち運びしやすい」とか「発音を聞くことができる」などの紙辞書にはないメリットもたくさんあります。

とりあえず意味だけ確認したいときは電子辞書。
しっかり集中して勉強するときは紙辞書、といったように使い分けるのもよいかもしれません。

また、ある程度慣れてくると電子辞書と遜色ないスピードで紙辞書を引くこともできるようになりますよ!

5.まとめ

今回は辞書の活用術についてお話しました。

中学生のうちに辞書を引く習慣がついていると、高校生になったときにも英語学習にスムーズに取り組めます。

辞書は重くてかさばるため、

めんどくさいなぁ…

と思うこともあるかもしれませんが、身に付けた知識が無駄になるということは決してないので、たくさん辞書を引いて英語力アップに役立ててくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。