鹿大附属中に合格したキミへ~先輩からのアドバイス~

  • 心構え

合格おめでとう

 

 

こんにちは。郷中塾の中原です。

一生懸命勉強して、やっと附属中学校の合格を手にした新一年生の皆さん。

合格おめでとうございます!

この一年間、一生懸命勉強してきたことでしょう。

遊びたかったゲームも我慢して、読みたかった漫画も我慢して、よく頑張った!

そのご褒美に、中学生に入る前の春休みは勉強なんて忘れて遊んじゃってください!!

…と言いたいところですが、実は、この春休みの過ごし方はとっても大切なんです。

円滑に中学校をスタートするためにも、「中学校前の春休みだからこそしてほしいこと」を紹介したいと思います。

この記事では、鹿児島大学附属中学校から鶴丸高校に合格した私が、自己の経験を基に「進学前の春休みにしておけば良かった…」と思うことについて述べています。

 

1.初めてのテストが超大事!

小学生のスタートダッシュ
新しい学校、新しい学年に上がるときに、先生方はよく

スタートが肝心です!

と仰ります。

スタートした位置から成績の順位は、勉強をしてもあまり変動ないことがほとんどだからです。

附属中学校のように周りの子の学意識が高い場合は、周りも努力して学び続けます。

だから、「一生懸命勉強をしてもあまり順位は変わらない」うえに、「勉強を怠った場合は周りと学力の差がつく」ことになってしまいます。

かく言う私も、最初のテストで社会で躓き、中学校、高校と、その後ずっと社会に苦しめられました…

2.鹿大附属中の初めてのテストは前期末テスト

テストの束

附属中学校における最初の定期テストは前期末テストです。

例年7月上旬に行われます。

な~んだ。
夏までテストないじゃん!
6月くらいまでは遊べるね~♪

そう思ったあなた!

すご~く危険です!!

 

この前期末テストでスタートがしっかり切れる子は、その後の学校生活でも安定した成績を取ることができます。

逆に、このテストで躓いてしまうと、その後かなりの努力をしなければ、学年上位に食い込むことは出来なくなってしまいます。

 

中学校のおけるテストは小学校とは違い、周りとの相対的な成績も考えていかなければならないシビアなものになります。

テストの回数も増え、順位付けもしっかりなされます。

そんな厳しい中学生活で快調なスタートをするためにも、活用して欲しいのは春休みです!

3.春休みの過ごし方

寝ているパンダ

春休みは授業や定期テストが一旦休みになってしまい、近々に結果を出さなければならない機会もないので、勉強をしなくなりがちです。

私は、この期間に一度も鉛筆を握ることがありませんでした…

前期末テストの成績不振だったという子は、当時の私のような生徒が多いように感じます。

学習の習慣が完全になくなってしまう子も多くいます。

特に苦手な教科は、触れない時間が長ければ長いほど、どんどん学力が落ちていきます。

人によっては、休み明けに知識が受験前の状態に戻ってしまっていたりもします。

 

私の場合、社会が一番苦手だったので、中学の授業で出てきた「飛鳥時代」と言う言葉を「とぶとりじだい」と読んでしまうほどに、小学校で習った記憶がなくなってしまいました…

たいてい、中学で躓く教科は小学校の時に自分が躓いたことのある教科です。

小学校で学ぶことの多くは、中学・高校の基礎になっているため、基礎があやふやだと、その上に付け足していく知識は定着しにくいのです。

小学校で習って勉強していたことは、今までは中学受験のためだったかもしれません。

しかし、春休みは「中学校のための準備だ!」と思って勉強してください。

4.春休みの勉強法

自習する男の子

 

春休みに勉強をしましょう!

と言われても、なんの勉強をすればいいか迷う人もいるかもしれません。

そういう人のために、具体的なアドバイスをします。

 

試験科目として新しく入ってくる教科である英語は、苦手教科になりやすいので、

・アルファベットをかけるようにしておく。

・基礎的な単語や文法を学んでおく。

等の予習をしておくことは良いことだと思います。

 

しかし、すでに小学校から学んできた国語、算数(数学)、理科、社会に関しては、中学範囲の予習の前に、小学校範囲の完全定着を優先させましょう。

無理に予習を行おうとしても、習っていないことが多くて勉強の仕方もわからず、結果的に勉強が捗らないことがあります。

春休みの自主学習での効率的な学び方は、「小学校までの授業をしっかりと復習すること」です。

中学校の授業内容は小学校の知識に肉付けしていくようなイメージです。

 

例えば、社会の歴史の授業を考えてみると、

小学校では時代の大まかな流れを習います。

中学校でも説明は少し詳しくなりますが、もう一度同じところを習います。

範囲としては全く一緒です。

 

中学校の数学では、小学校で習ったことは知っている前提で、その知識を使った問題が出されます。

・小学校で覚えたことを復習して定着させること。

・苦手な分野があってまだ理解してないところがあれば、しっかりとその穴を埋めて、万全な状態にすること。

これら2点を心がけてください。

 

最近では、小学校6年間の総復習をするための問題集が書店で販売されています。

何冊も購入して解く必要は決してないので、一冊を決めてその一冊を完璧にすれば、しっかり復習ができると思います!

万全の対策で臨んだつもりでも…

テスト中にペンが止まる男の子

しっかりと復習して望んでも、鹿大附属中の定期テストの結果を見たときには、あまりの悪さに衝撃を受けるかもしれません。

私も、数年前までは定期テストを受けていたので分かりますが、かなりの難易度です。

節目節目には実力テストもやってくるので、憂鬱で仕方なかったです…

悪かった点数は真摯に受け止めて、しっかり復習すれば大丈夫なので、あまり落ち込みすぎないでください。

周りもみんな難しいと感じています。

最後に

春休みに勉強することの大切さについて書いてきましたが、もちろん友達と遊んだり、本を読んだり、春休みにしかできないことをすることも大切なことです。

ただ、ワクワクしながら入学してきた中学校なのに、いざ授業が始まって、

勉強ができない…

となってしまうと、せっかくの学校生活の楽しさが半減してしまいます。

部活動に入ったりすれば、これまで以上に勉強時間を取りづらくなります。

春休みに勉強の時間を少しでも組み込めば、中学生活の勉強面の負担を軽くすることができると思います。

小学校で頑張った分を無駄にしないためにも、お勉強してもらえたら嬉しいです♪

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。