「本当は鶴丸高校に行きたい」 妥協しかけた志望校を、もう一度本気で目指した生徒の話
- 中2まで部活とクラブチームの練習に没頭していた
- 勉強量を増やしたのに、結果は下がった
- 「甲南高校です」と答えたとき、自分の本当の気持ちに気づいた
- 入塾して見えた課題。「何を勉強するか」が決まっていなかった
- 塾のプリントを捨てていたことから始まった、二者面談
- 限られた時間の中で、やるべきことを明確にした
- 8月下旬まで部活とクラブチーム。それでも学力は伸びていった
- 部活引退後、一気に勉強量が増えた
- 結果が出たあとに訪れた、油断の時期
- 私立合格後、もう一度気を引き締めた
- 質問の質が変わり、学力は合格レベルを超えていった
- 必要だったのは、努力量だけではなく“努力の方向”だった
- 「このままではまずい」と思ったら、まずは勉強の中身を見直しを!
中2まで部活とクラブチームの練習に没頭していた

中学2年生の3月。
この生徒は、そう思って勉強を始めました。
来年はいよいよ受験生。
このままではいけない。
周りに遅れを取っている分、自分はもっと頑張らなければならない。
本人の中には、はっきりとした危機感がありました。
それまで、部活動に加えてクラブチームの練習にもほぼ毎日参加していました。
そのため、他の生徒と比べて、自分の勉強量が圧倒的に不足していることも自覚していました。
だからこそ、春休みから勉強を始めたときも、本人としてはかなり集中して取り組めていたそうです。
そう思って、中3の5月の実力テストに臨みました。
しかし、結果は過去最低に近いものでした。
勉強量を増やしたのに、結果は下がった

中3の5月の実力テストに向けて、本人は確かに勉強量を増やしていました。
これまでの生活と比べれば、机に向かう時間は大きく増えていました。
本人なりに、「かなり本気で取り組んでいた」と言います。
ところが、結果は過去最低に近いもの。
本人にとっても、ご家庭にとっても、かなりショックな結果だったと思います。
そこで本人は、独学での限界を感じました。
そう考えていたとき、お母さまが郷中塾のチラシを見せてくださいました。
そこには、今の自分よりもさらに厳しい状況から、鶴丸高校に合格した先輩の話が載っていました。
本人はその話に興味を持ち、
と思い、受験相談に申し込んでくれました。
「甲南高校です」と答えたとき、自分の本当の気持ちに気づいた

受験相談の時点で、本人はすでに別の大手塾の体験授業にも参加していました。
本人の中には、
という思いもあったようです。
面談の中で、私は本人に志望校を尋ねました。
すると、本人はこう答えました。
そこで私は、さらに尋ねました。
この質問に、本人は答えられませんでした。
そして、その場で気づいたといいます。
本当は、鶴丸高校に行きたい。
でも、成績が下がっている現状を見て、いつの間にか甲南高校が志望校だと思い込もうとしていた。
それは志望校ではなく、ただ妥協しているだけだった。
しばらくして、本人は本当の気持ちを話してくれました。
私は、その気持ちを聞いたうえで伝えました。
その言葉を聞いて、本人は
と思ってくれたそうです。
こうして、6月から郷中塾での受験勉強が始まりました。
入塾して見えた課題。「何を勉強するか」が決まっていなかった
入塾して1週間ほど指導する中で、私はあることに気がつきました。
それは、『自習時間に取り組む内容に一貫性がない』ということです。
自習中の様子を見ていると、まず、
と少し考える。
そして、机の上に置いてあるテキストに少し取り組む。
一定ページ進んだら、また別の目についたテキストに取り組む。
その次は、また違う教材を開く。
一見すると、勉強はしているように見えます。
しかし、中身を確認すると、答え合わせが中途半端なまま放置されているものもありました。
さらに、復習をする習慣がほとんどありませんでした。
その場では頑張っている。
でも、定着する前に次へ進んでしまう。
間違えた問題を解き直さない。
分かったつもりのまま終わってしまう。
これでは、勉強時間を増やしても、なかなか結果にはつながりません。
努力の方向がズレていたのです。
塾のプリントを捨てていたことから始まった、二者面談

ある日、塾のプリントがゴミ箱に捨てられているのを見つけました。
確認すると、その生徒のものでした。
本人に悪気があったわけではないと思います。
ただ、それまで復習する習慣がなかったため、授業で使ったプリントを「終わったもの」として処分していたのです。
私は本人と二者面談を行いました。
そして、かなり率直に話をしました。
厳しい言葉だったと思います。
しかし、鶴丸高校を目指すのであれば、ただ塾に来て授業を受けるだけでは足りません。
間違えた問題を見直す。
プリントを解き直す。
復習する。
確認テストで抜けを見つける。
できるようになるまで繰り返す。
そうした一つひとつの積み重ねが必要です。
私は本人に、こう尋ねました。
本人は、はっきり答えました。
ここから、少しずつ本当の意味で受験生になっていきました。
限られた時間の中で、やるべきことを明確にした

6月に入塾したものの、この生徒には大きな時間的制約がありました。
部活動に加えて、夜のクラブチームの練習もあったため、授業を欠席しなければならない日も少なくありませんでした。
他の受験生と比べると、確保できる学習時間は決して多くありません。
だからこそ、学習の質を上げる必要がありました。
それまでのように、
という勉強では、時間が足りません。
郷中塾では、本人に対して
「何に取り組むべきか」
「どの順番で取り組むべきか」
「どこを復習すべきか」
を明確に指示していきました。
これにより、本人の中から「何に取り組むか迷う時間」がなくなりました。
さらに、効率よく知識を習得し、定着させるための順序で学習できるようになっていきました。
授業に参加できなかった部分については、練習の合間を縫って個別に指導を受けました。
暗記事項についても、確認テストを行いながら定着を確認しました。
一度やって終わりではありません。
できているかを確認する。
抜けているところを見つける。
もう一度復習する。
再度確認する。
この繰り返しによって、少しずつ学力は上向いていきました。
8月下旬まで部活とクラブチーム。それでも学力は伸びていった

この生徒の部活動は、市総体、県総体と勝ち進み、最終的には九州大会まで出場することになりました。
そのため、8月下旬まで部活動とクラブチームが続く生活でした。
多くの受験生が夏休みに一気に勉強量を増やしていく中で、この生徒は最後まで時間的な制約を抱えていました。
しかし、それでも学力は伸びていきました。
理由は、勉強の方向が変わったからです。
以前は、やみくもに勉強していました。
今は、やるべきことが明確になっていました。
以前は、復習がありませんでした。
今は、確認テストを通して抜けや漏れを塞いでいました。
以前は、教材をあちこち触っていました。
今は、必要な内容を必要な順番で積み上げていました。
その結果、9月上旬の第1回鹿児島市共通テストでは、甲南高校の合格ラインを超えることができました。
本人にとって、これは大きな自信になりました。
そう実感できたことが、その後の大きな飛躍につながっていきます。
部活引退後、一気に勉強量が増えた

9月以降、部活動が正式に引退となりました。
ここから、ようやく大幅に勉強時間を増やすことができるようになりました。
本人はその当時、
と話していました。
郷中塾には、同じように鶴丸高校・甲南高校を目指して本気で努力する生徒たちがいます。
その環境の中に身を置くことで、本人の意識もさらに変わっていきました。
そして、10月下旬の第2回鹿児島市共通テスト。
ついに、学年TOP10入りを果たしました。
過去最高順位を記録。
鹿児島市内順位でも160位以内に入り、鶴丸高校の合格ラインも超えることができました。
中3の5月には、過去最低に近い結果だった生徒です。
そこから数か月で、鶴丸高校合格ラインを超えるところまで伸びたのです。
結果が出たあとに訪れた、油断の時期

しかし、受験勉強はここで終わりではありません。
むしろ、ここからが難しいところです。
第2回市共通テストで大きく結果が出たことで、少し気が緩んでしまった様子が見られるようになりました。
自宅での学習時間が減る。
夜遅くまでスマホに熱中する。
自習中や授業中に居眠りをしてしまう。
そうした様子が散見されるようになりました。
私は、その都度お母さまに連絡をさせていただきました。
ご家庭でもしっかりと声をかけてくださり、生活リズムの改善に協力してくださいました。
また、本人とも二者面談を行いました。
そこで話し合った結果、スマホを封印することを約束しました。
受験終了まで、一切ネット接続をしない。
本人にとって簡単なことではなかったと思います。
しかし、ここで自分を律することができたのは、とても大きかったです。
その甲斐あって、12月以降は非常に集中して学習に取り組めるようになりました。
受験した私立高校では、すべてにおいて最上位コースへの合格を勝ち取ることができました。
学校の定期試験でも、10月以降はすべて学年1桁順位。
定期試験のたびに、その記録を更新し続けていきました。
私立合格後、もう一度気を引き締めた

私立高校の合格発表後、また少し油断の気配が見えました。
もちろん、私立高校で最上位コースに合格できたことは素晴らしい結果です。
しかし、第一志望は鶴丸高校です。
ここで気を抜いてしまえば、最後の最後で逆転される可能性もあります。
私は本人と二者面談を行い、こう伝えました。
「鶴丸高校受験当日まで、残り1か月ちょっとです」
「もし明日入試があるなら、あなたは合格できるでしょう」
「でも、入試は1か月以上先です」
「あなたが夏休みの1か月ちょっとで大きく学力を伸ばしたように、1か月あれば学力は大きく変わります」
「だから、最後まで油断せずに走り切りましょう」
この話をした日から、本人は再び気を引き締めて学習に励むようになりました。
最後の1か月も、決して油断することなく、第一志望に向けて努力を重ねました。
質問の質が変わり、学力は合格レベルを超えていった

入塾して最初の頃は、こちらから理解を確かめるために質問をしていました。
「これは本当に分かっているかな?」
「なぜこの答えになるのかな?」
「この問題のポイントはどこかな?」
こちらから問いかけながら、理解度を確認していました。
しかし、受験が近づくにつれて、本人からの質問がどんどん増えていきました。
しかも、その質問の内容が深くなっていきました。
単に答えを聞く質問ではありません。
「なぜそう考えるのか」
「この場合はどう判断するのか」
「似た問題では、どこに注意すべきか」
そうした、本質に迫る質問が増えていきました。
この頃には、学力は非常に高い状態になっていました。
受験当日を迎える頃には、
と思えるほどの仕上がりでした。
そして結果は、第一志望の鶴丸高校に見事合格。
中3の5月に過去最低に近い結果を取った生徒が、最後には堂々と鶴丸高校合格を勝ち取りました。
必要だったのは、努力量だけではなく“努力の方向”だった

この生徒は、決して努力していなかったわけではありません。
むしろ、中2の3月からは本人なりに危機感を持って勉強を始めていました。
それでも結果が出なかったのは、努力量が足りなかったからではありません。
努力の方向がズレていたからです。
何を勉強するのか。
どの順番で取り組むのか。
どこを復習するのか。
何を確認テストで定着させるのか。
どの教材を、どこまでやり切るのか。
これらが曖昧なままでは、どれだけ机に向かっても、結果につながりにくくなります。
逆に、やるべきことが明確になれば、限られた時間でも成績は大きく変わります。
この生徒は、部活動とクラブチームで時間が限られる中でも、正しい方向に努力を積み上げました。
そして、部活引退後に一気に勉強量を増やしたことで、成績は大きく伸びていきました。
「このままではまずい」と思ったら、まずは勉強の中身を見直しを!

受験生の中には、
という子が少なくありません。
そのような場合、必要なのは単に勉強時間を増やすことではないかもしれません。
大切なのは、今の自分に必要な勉強を見極めることです。
頑張ることは大切です。
しかし、頑張り方を間違えると、努力しているのに結果が出ないという苦しい状態になってしまいます。
郷中塾では、答案や学習状況を確認しながら、
「何を」
「どの順番で」
「どこまで」
取り組むべきかを明確にしていきます。
努力量ではなく、努力の方向を変える。
それが、この生徒の逆転合格を支えた一番大きな要因でした。
そう感じているなら、一度答案をお持ちください。
今の努力を、合格につながる努力へ。
郷中塾は、一人ひとりに必要な勉強を見極め、第一志望合格まで全力で伴走します。
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