【中学1・2年生向け】勉強のやる気が出ないという人へ向けて

  • 心構え

皆さんこんにちは。郷中塾の初田です。

もう2月に入り受験シーズン真っ最中ですので受験生の方は勉強に追われ、大変な日々を過ごしているところでしょうか。残り短い時間を最大限活用し合格を勝ち取ることを願っています。

さて、今回の記事はこれから受験生になる1、2年生向けの内容になります。

 

普段勉強を始めようと思ってもやる気が出ない、ということはありませんか?

私も学生時代、ついついゲームしたりテレビを観たりして勉強が進まないことが何度もありました。きっと多くの人がこの悩みを抱えていると思います。ましてや受験生でも無い限り勉強意欲に燃える事は難しいでしょう。

 

自分で自分のやる気やモチベーションを引き出すことができれば、勉強に踏み出す一歩目のハードルが下がります。

そこで今回はこれまで筆者が経験してきたことを基に、やる気の生み出し方、勉強との向き合い方をご紹介します。

1.勉強の環境

まず重要なのは勉強を行う環境です。

勉強する環境、と言うと学習する場所を思い浮かべるかもしれませんが、何もそれだけではありません。例えば勉強を教えてくれる先生や競い合う友達の存在も環境の一部と言えるでしょう。

 

ここでは自分で環境をコントロールできる①学習場所ライバルの存在についてお話していきます。

2-1.学習場所

まず、最初に普段学習している勉強場所に注目してみましょう。

図書館に通って勉強をする人もいれば、塾や自習室で勉強をする人もいます。あるいはカフェで勉強をする人もいます。

自分にとって一番良い環境で勉強するのはもちろんのことです。静かな方がいい人、ちょうどよく音がある方が良い人、周りに人がいる、(あるいはいない)方がいい人、、。それぞれ好みの環境は違いますね。

ここでポイントになるのは「質のいい環境」よりむしろ「普段と環境を変える」ことです。勉強している時としていない時で環境を変えると、気持ちの切り替えが楽になります。

例えば勉強に取り組むために自習室に行く習慣をつくると、自習室に行くことそのものが勉強のスイッチをいれるサインとなるのです。

もしこの記事を読んでくれているあなたが自分の部屋で勉強をなかなか始められないタイプであれば、まず外に出てみてください。そして自分にあった勉強場所を探してみてください。

2-2.ライバルの存在

長期的にモチベーションを維持するには、切磋琢磨できるライバルの存在は重要です。もしくは憧れの相手でもいいかもしれません。

勉強するかしないかという戦いを自分の中だけで行うのは無理があります。ですので、自分と相手との戦いというよう置き換えていきます。

そうすると自分が勉強していない間にもその相手は勉強していると思い、焦りが生まれてきます。自分より賢い相手であれば、少しでも深く勉強して追いつきたいと思うようになります。

自分より勉強していない人を考えてもモチベーションは上がりません。向上心を持って勉強するためには自分より勉強している人、成績の良い人にどれだけ近づけるかを意識してみましょう。

3.勉強を行う上での心構え

3-1.達成感を上げる目標設定

モチベーションを維持するには達成感が大きく関わってきます

人間は何かをやり遂げるとドーパミンが分泌され、大きな快感を感じられると言います。皆さんもゲームやスポーツなどでこうした心地よい達成感を感じた事があるのではないでしょうか。

 

では勉強でゲームと同じように達成感を得られないのはどこに違いがあるのでしょう?

その理由は、結果が得られるまでの期間が長いためです。

勉強したことが本当に嬉しさに変わるときは、テストに解る問題が出たときや偏差値が上がったとき、志望校に合格したときなど、長期的な報酬がほとんどですね。

特に中学1・2年生は受験までの期間が長いよね。

そこでモチベーションを維持するために「目標の短期化」をしてみましょう。例えば、学期末テストまでに範囲の問題を解ききる、例題で理解した後すぐに類題を解く、というように小さな「できた」を積み重ねると達成感を得やすくなります。

中学1・2年生だと周囲が受験ムードになっておらず、勉強に精を出している人も少ないので、長時間勉強するだけでも大きな差別化になります。

3-2.上手くいかなかった時の対処法

勉強をしてもなかなか成績が上がらず、めげてしまうこともあると思います。こういった場合は勉強の方法を変えてみる事をおススメします。

もし出題範囲の決まっている定期テストであれば、その範囲の対策に時間をかけます。例えば演習問題を3周する、過去の出題傾向から予想する、などといった方法がとれますね。

その上でテストを受けると自分のやり方が良かったかどうか知ることができます。そしてこれを繰り返すと自分が点数を取るために必要な勉強が分かってきます。だんだん要点を押さえる力やそれをアウトプットできる力がつき、学習の効率も上がります。

出題範囲の決まっていない実力テストであれば、逆に復習に力を注ぎます。実力テストは自分の理解不足を気付かせてくれるツールです。同じ問題を解けるようにするのはもちろん、そこから派生してその問題と近い単元の復習をすると効果的です。

4.まとめ

いかがでしたか?勉強の環境、達成感を上げる目標設定、意識する相手、効果的なテストの受け方、振り返り方などについてお話ししてきました。

まとめ
・学習場所は普段と環境を変える事が良い
・達成感を得るためには短期的な目標を達成する事を心がける

私はこれまで挙げてきたような方法で高校生のとき定期テストとの向き合い方を変え、成績が伸び最終的には医学部入学を果たしました。

実際のところ勉強の方法は人それぞれです。今回の記事を読んで良いと思ったところだけ取り入れてもらい、自分なりの勉強との付き合い方を探してみてください。