【受験直前】集中力が続かない人のための2つのコツ

  • 学習法

こんにちは。郷中塾の矢野です。

 

夏休みも終わり、いよいよ受験シーズンに本格突入…!かと思いきや、なんだか勉強に集中できない、やる気が起こらない、そう思っている受験生も少なからずいるのではないでしょうか。

 

長く勉強に取り組む分、疲れて集中力が切れてしまったり、勉強が単調になってしまってだらだらと取り組んでしまったりすることもあるかと思います。

 

今回は、受験シーズンの後半を有意義に過ごすためにどうやったら集中力を続かせることができるのかということについてお話していきたいと思います。

1.人間の集中力は45分が限界

まず最初に強調しておきたいのが「人間の集中力は大体45分が限界」だという事です。

学校の授業やテレビ番組が45分で区切られているのは、そうした合理的理由からだと言われています。

※ちなみに大人は90分の集中が限界だと言われています。

 

この45分という時間を過ぎてしまうと、パフォーマンスが徐々に落ちていきます。

勉強時間による学習の定着・集中力に関する実証実験 」によると、「連続して60分」勉強を行ったグループよりも「休憩をはさんで15分×3(計45分)」勉強を行ったグループの方が、テストの点数が高いという結果が出たそうです。

 

このように人間の集中力には限界があり、延々と集中力を保つことは不可能なのです。

そのために必要なのが適度な休憩です。

休み時間を利用して体をリラックスさせれば、失った集中力を取り戻すことができます。

1-1.10分休憩勉強法

では、どのような休み時間の使い方が有効なのでしょうか?

 

ここで私がオススメしたいのが、10分休憩勉強法というものです。私が学生のときYou Tubeを見て知った勉強法です。

 

人間誰しも疲れたら休むのが一番ですが、ちょっと休憩をして勉強を再開するつもりだったのに気づいたら1時間もたっていたということはありませんか?

 

10分休憩勉強法というのは、勉強に疲れたら、10分だけ休憩するというただそれだけの勉強法です。

言ってしまえば10分休憩をして、そのあと1分勉強をして、また10分休憩をする!というやり方をしてもいいということです!

それでは勉強が何も進まないのではないですか?

ご安心ください。実際にはほとんどそのような事態に陥りません。

なぜなら、人間には作業興奮という特性があるからです。作業興奮というのは簡単に言うと、少し何かに取りかかると気づいたら時間を忘れるくらい集中してしまうというものです。

1分勉強してまた休憩しようと思っても気づいたら30分くらいたっていた、というようなことが起こり、結果的にとても集中した状態で勉強に取りかかることができるのです。

 

また、この勉強法のメリットに「勉強に取りかかりやすい」ということがあげられます。今から2時間勉強をするのと、今から5分勉強をするのでは取っかかりやすさが全然違いますよね。

そのため、勉強時間はまずは5分でもいいから10分だけ休憩をすると決めておこなうこの勉強法は集中力が続かない人にとてもおすすめです。

私も実際にこのやり方をしていましたが、ちょっと勉強するつもりが結構な時間集中していたことに気づきます。

いかがだったでしょうか。ずっと集中力を保つのは難しいですが、少しの工夫で集中する時間を延ばすことはできます。

自分にあった勉強のやり方を見つけて受験直前も100%の集中力で乗り切れるよう今のうちからトレーニングしておきましょう!

2.勉強内容をto doリストに書き込む

人間の集中力の限界についてお話ししましたが、これはあくまで集中力を持続させる事が出来た場合の話です。

 

大抵は45分も続かずにダラけてしまいます。ですので、集中力を持続させるコツが必要です。

 

その1つが古典的ですが、「自分で自分を追い込む」と言う手法です。

人間はやるべき事が明確になっていないと、自分で勉強や仕事量を調節してしまうため、どうしても怠けてしまいます。

ですので、「自分でやるべき事を最初に明確にして紙に書き出しておく」事が必要です。

 

私が受験生だったころの話をしますと、ノートの一ページを区切ってその日の国社数理英の目標を書いていました。

 

例えば、国語の欄には「漢字1ページ、〇〇問題集P20~25、教科書P32の音読」といった感じで書いていきます。

 

ここでのポイントはなるべく具体的に、そして目標を高くしすぎないということです。

ページや問題番号、どの分野なのかなど具体的に書くことによって自分が今日何をすべきなのかが明確になります。

 

そして、目標を立てるときはぎりぎり達成できるかできないかくらいの目標にしておきましょう。自分の目標とする課題の量が少なすぎるのはよくないですが、多くしすぎるのもよくありません。

その日にする課題の量を多く設定してしまうと、「今日も終わらなかった。勉強やりたくないな。」という自己嫌悪に陥ってしまうことも。

 

「あともう少し!ここまでは今日終わらせたい!」と思えた方がやる気も起こりますよね。

私は、課題が終わるごとに目標を書いたところに蛍光ペンで線を引いて「やった!今日はこんなに終わらせた!」と達成感を感じるのが好きでした。

もし、自分の立てた計画がうまくいかなかったとしても「このページが終わらなかったから明日の午前中に終わらせよう」というふうに次の日の計画表に書き加えればいいのです。

膨大な課題を見て何から始めようと考えるのではなく、まず今週は何をしよう、今日は?明日は?という具合に計画を立てていくとだらだらと勉強をすることもなくなるかと思います。

3.まとめ

以上が集中力を持続させるコツについてのお話でした。

まとめ
・人間の集中力は45分が限界

・集中力が切れたら10分休憩する

・その日の勉強内容はto doリストに書き込む

集中力を高める事で学習効率は飛躍的に上昇します。

最後までお読みいただきありがとうございました。