【合格体験記】玉龍高校普通クラスから筑波大学生命環境学群に大逆転合格!【総合型選抜】
こんにちは、郷中塾の宮園です。
早速ですが、総合型選抜入試について、どれぐらい理解していますか?


多くの方は、国公立大学の前期試験や私立大学の一般試験を想定していますので、総合型選抜について詳しくないのも無理はありません。
ということで今回はタイトルにもあります通り、
玉龍高校の普通クラスから、たった半年で『筑波大学生物環境学群』の総合型選抜で大逆転合格したA・Mさんの体験談をもとに、総合型選抜入試の勝ち方についてお話ししたいと思います。
近年、旧帝大や有名大学など、総合型選抜を導入する大学が増えてきていますので、ぜひ最後までお読みいただいて受験対策の一助にしてください!
1.筑波大学を志望した理由

私は小さい頃から「スキンケアや化粧品の会社で研究や開発をしたい」という漠然とした夢がありました。
そして、自分で大学を調べていく中で、筑波大学生物環境学群がいいんじゃないかと思っていましたが、その時は学力試験である国公立大学前期試験しか視野にありませんでした。
しかし、私の評定を見ながら宮園先生が、

受験内容について詳しく一緒に調べよう!!!
と言ってくださり、そこから総合型選抜入試に向けた受験勉強が始まりました。
私自身、総合型選抜の存在自体は知っていましたが、実際に総合型選抜がどんな入試制度なのか詳しく調べておらず、よくわからない状態のままにしてました。
実際に総合型選抜の過去問を先生と一緒に見ながら、問題文の内容や出題傾向、合格採点基準の想定など、ひとつずつ細かく分析していく中で、「自分の強みを活かせる受験方式だ!」と思えてからは、総合型選抜に振り切って勉強しました。

学力の勉強はどうだった?
えーっと…
できる限り頑張りました!(笑)
ただ、学力では数学Ⅲと化学が苦手すぎて模試ではずっとE判定でしたし、「自分の苦手科目を抱えたまま受験するのかー…」という気持ちで、普通に受験してたら合格するのは相当厳しいと思っていました。
けど、宮園先生の『総合型選抜入試ですべてをひっくり返せる』という話で、学校の成績を落とさないよう学力の勉強しつつ、総合型選抜に注力しようと決心がつきました。
【受験必勝ポイント】
志望校合格への道は複数あることを視野に入れよう!
受験生の多くは、大学受験で勝つための情報を持っていないため、みんなと同じような勉強をしてしまい、自分の強みを活かせていません。
総合型選抜だけでなく、受験方式によっては、英語の長文量が変化し、数学の難易度が変化し、国語の記述量が大きく変わります。
このような情報を持っている人といない人では、結果に雲泥の差があります。
自分の強みを活かすために「大学・学部・受験方式」すべての情報を細かく分析することで、どんな成績からでも大逆転が狙えます。
『大学受験は情報収集が合否を分ける』という意識を持ちましょう!
2.総合型選抜は戦略がすべて
ここから、総合型選抜の勝ち方についてお話ししていきます。
2−1.志望理由書で合格を勝ち取る

まずは志望理由書を書きました!
ただ、今まで志望理由書を書いたことがなかったので、「何を書けばいいんだろう?」と思いながら、自分が行きたい理由を書いてみましたが、全然書けませんでした。
「ひとまず熱量だけ伝えよう!」と思って書いた文章を宮園先生に見てもらったら、「Mさんの熱量が伝わる良い文章ではあるけれども、受験において合格確率を上げるために、文章構造や表現を変えていきましょう!」と言われ、最初はなにを言ってるのか理解するのが難しくてパニックでした。(笑)
けど、その場で相談したら、すぐに志望理由書の書き方について具体的に指導してくださり、自分の想いを文章にすることができました!
まあ、ここから志望理由書を仕上げるのが大変だったんですが…(笑)
【受験必勝ポイント】
志望理由書には合格する書き方がある!
ほとんどの人は志望理由書を書いたことがないので、ただ単に「自分の熱量を伝えればいい」と考えていますが、それは間違いです。
「志望理由書の提出」も入試の一環なので、当然ながら点数化されています。そして、難しいのは採点基準が明示されておらず、大学によって採点基準が微妙に異なる点です。
『あなたの持つその熱量をどうやって点数化するか』
総合型選抜はここからスタートする意識を持ちましょう。

書きたいことを言葉にできないというのに苦労しました。
「こんな感じの思いがあるけど言葉が出ない」「言葉にすると何か違う…」の連発でした。
なので、毎日のように毎日のように先生にアドバイスをもらって修正して、翌日にまた持っていってアドバイスをもらっての繰り返しでした。
本当に大変だったけど、志望理由書は完璧に仕上がりましたし、このおかげで合格したと言っても過言ではありません!
あと、めちゃくちゃ記憶に残ってるのは、
自分の興味がある分野をどのように志望理由に盛り込むか相談した時に、
宮園先生から「Mさんが気になって調べたことのある『アジピン酸のスキンケア効果』について軽く言及すれば、面接のときに試験官が何か質問してくるはずので、その質問に対して狙い撃ちできるかも」
と言われ、実際に書いてみたら本当に試験官から質問がありました!!!
その時の想定問答も先生と一緒に複数考えてたので、面接本番中に「これは勝ったかもしれない」と思いました。(笑)
【受験必勝ポイント】
志望理由書で興味を持たせ、面接で心を掴む!
ほとんどの人は「志望理由書には部活や課外活動の実績を書けば合格する」と思っていますが、必ずしも必要ではありません。
A・Mさんの場合、部活動や課外活動の内容を書いていませんが、それでも大逆転合格しています。大事なのは、「この受験生が欲しい」と思わせることです。
『志望理由書で熱量を伝え、試験官をワクワクさせ、面接で質問する余白をわざと残す』
一見すると普通の志望理由書ですが、いろんな高等テクニックを盛り込むことで他の受験生を圧倒しましょう。
2−2.ただ過去問を解いても意味がない

過去問が少ないのでめちゃくちゃ困りましたし、実際に過去問を解いてみると、小論文・生物・地理の融合問題となっていて、初めて見る形式だったので戸惑いました。
小論文の書き方も知らないし、生物や地理の論述問題もほとんど書いたことなかったので、本当にゼロからの受験勉強でしたね。
それでも、生物や地理の論述について質問した時も、先生はすぐに答えてくれましたし、覚えとくべき情報も追加で教えてくれるので、質問しながら受験に向けた授業を受けているような気分でした。
しかも、小論文は筑波大学生物学群の総合型選抜に特化した書き方も教えてくれたので、あとはひたすら書いて訂正してもらってを繰り返しました。
【受験必勝ポイント】
小論文の書き方は大学の傾向によって変える!
書店で販売している「小論文の書き方」という参考書はとてもわかりやすく使い勝手もいいですが、あなたの大学入試でも使えるかは別問題です。
そして、chatGPT等のオープンAIを使って添削する人も多いですが、あまりお勧めしません。
それらを利用して書いた文章は読みやすくキレイな文章ではありますが、他の受験生と差別化しながら点数を取りにいく文章にするには、それに特化した知識が必要です。
綺麗な文章ではなく、合格する文章をつくる意識を持ちましょう。
2−3.オリジナル予想問題の威力

宮園先生が過去問を分析して作ったオリジナル問題を解いていました。
過去問がないと分かった時は不安でいっぱいでしたが、私のためにオリジナル問題を作ってくれたので、「これを頑張れば合格できるんだ」というのが明確に分かってからは、安心して総合型選抜対策をすることができました。
特にありがたかったのは、作成してくださったオリジナル問題は農林水産省が公開している資料を使って、実際の過去問のようなグラフや図など含めた実践的な予想問題が解けたことです!
「先生って過去問だけじゃなくて、農林水産省のホームページまで見て問題分析するんだ…」って正直びっくりしました。(笑)

しかもオリジナル問題って1問だけはなくて、10問以上作ってくれてたので、心の中で「ちょっと多すぎませんか…?」って思ってました。
ここまで解いた受験生は他にいなかったと思います!
だから、感謝してます!(笑)
【受験必勝ポイント】
徹底的に過去問を分析して問題を予想しよう!
「問題分析=出題形式の確認」だけではありません。学力試験や総合型選抜の問題は、その大学の教授たちが話し合ってテーマや問題を決めています。
ということは、全ての問題には教授らのメッセージや解釈があり、しかも、必ずどこかの資料を引用して入試問題にしているはずです。その深く細かい部分まで分析することで、やっとその大学の合格の道筋が見えてきます。
過去問は徹底的に分析・利用する意識を持ちましょう。
3.入塾のきっかけ

郷中塾に入塾する以前は家庭教師を受けてたんですが、契約が終了してからは自宅でコツコツ勉強していました。
だけど、わからない問題が徐々に溜まってきて成績が右肩下がりという状態でした。
2年の終わりには学校でも模試でも過去最低の成績を叩き出しており、「このままでは筑波大学は合格できない…」と、かなり絶望していました。

郷中塾自体はもともと中学校の時の友達やその周りで高校受験の評判がとても良かったので知ってましたし、大学受験専門の高等部ができたということでお話を伺いに行きました。
その際に宮園先生がとても話しやすかったのと、面談の時に化学や数学の質問をしたらすぐ答えてくれて、説明がわかりやすかったことで入塾を即決しました!
4.日々の受験勉強について
ここから、勉強する上で受験必勝ポイントについて体験談をもとにお話ししたいと思います!
4−1.自分の強みを自覚する

宮園先生から、「Mさんは、知識1つに対して、周辺知識と関連づけて補強する能力が優れてるね」と言われて「え?そうなの?」ってなったのを覚えています。
先生に言われるまで気が付かなかったんですけど、私は興味がある分野に対して知識欲が高いらしく、その強みを志望動機の深みや面接での論理展開に活かそうってことになりました。
学力だけでなく、私の強みだったり性格だったり理解してくれていたので、私の強みを最大限活かした受験だったなと、今振り返ると思います。
【受験必勝ポイント】
自分が他の受験生より優れているのは何か考えよう!
Mさん然り、必ず人より秀でているところがあります。それは単に学力というだけでなく、「空間把握力が高い」「自分の考えを言語化するのが得意」「周りに感化されやすい」等といった、性格や考え方も含まれます。
これは、「志望校にどうやって合格するか」という戦略以外にも、「どのような勉強法を用いて学力を伸ばすか」にも関わってきます。
逆転合格には、自分の強みを最大限活かした日々の勉強が不可欠です。
4−2.合格以外の努力はしない覚悟を持つ

入塾して一番驚いたのは、小論文対策や推薦入試対策にも詳しいってことでした!
郷中塾の卒業生たちが旧帝大や早慶に進学してて、実際に私の学力も入塾してからどんどん上がっていたので、受験勉強に詳しいのは知っていました。
入塾するまで知らなかったんですけど、推薦入試や総合型選抜でも難関大学に合格していたので、「え?そうなの!?」って思いました。

私の場合、総合型選抜に振り切ろうと決めた瞬間から、学校の宿題や最低限学力を上げる勉強以外は、全ての時間と労力を総合型選抜の対策に使おうと先生と決めました!
最初は「安全策として化学もやってた方がいいのかな…」「最近まったく数学Ⅲを触ってない…」って不安がありましたが、逆転合格するには何かを捨てる覚悟が必要なので、最後まで走り抜けられてホッとしています。
【受験必勝ポイント】
合格に必要な勉強だけに集中しよう!
あれもこれも手を出して、結局何も身についていない人はいませんか?
好奇心や不安感で行動してしまいがちですが、手を出すなら完璧にする必要があります。極論ですが、完璧にできないなら取り組む時間は無駄になるといえるでしょう。
Mさんの場合、数学3と化学は学校の宿題以外にしないという選択をすることで、他の受験生と比べて総合型選抜の勉強時間が多く確保できたのも勝因の一つでしょう。
今の自分に必要なことは何か見つめることも大事です。
4−3.精神的に支えてもらった

悩んだり気になることがあったりしたら、すぐ宮園先生に相談していました。
特に受験直前期は過去問やオリジナル問題を解いてる時もそうですが、ふとした時にも不安になることが多かったです。
不安を感じた時は、「何が不安かわかりませんが、めちゃくちゃ不安です」と相談すれば、何が不安なのか一緒に考えてくれました。
学校からも周りからも、相当厳しい受験と思われていましたし、私も逆転合格する自信がなかったですが、「絶対受からせるから大丈夫」と励まし続けてくれたので、最後まで頑張ることができました。
とても親身に相談にのっていただき、常に背中を押してくださった先生には感謝しかないです。
【受験必勝ポイント】
受験勉強はすぐに相談できる相手が必要!
大学受験は高校受験と違い、保護者にとっても未知の世界ですが、受験する本人はさらに未知の世界です。
その未知に挑み続ける不安感を持ちながら勉強するのは、学習効率も精神衛生も当たり前ですが良くありません。安心して、今取り組んでる勉強に全力を尽くすことができる環境をつくることも、受験では大事なことです。
孤独と不安を抱えないよう相談相手はつくっておきましょう。
5.まとめ
今回はA・Mさんの合格体験談をもとに、総合型選抜の勝ち方についてお話ししてきました。
大学進学といっても、合格する道のりは様々です。
全国的に総合型選抜や推薦入試が重要視されていますので、早い時期から学校や塾の先生などに相談して、自分が一番強みを活かせる受験方式や勉強方法を実践していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。