【中1・中2向け】スクーリング明けの模試 偏差値が下がっているのはどうして?

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模試の判定

こんにちは!

郷中塾代表の本蔵です。

年明けに受験した統一模試や全九州模試の成績表が返却され始めていますよね。

皆さん結果はどうでしたか?

偏差値が5上がりました!

という子もいれば、

冬スクであんなに頑張ったのに…
前より下がっちゃった…

という子もいるかと思います。

基本的に夏スクや冬スク明けの模試は、偏差値が比較的高く出る傾向にあります。

その要因としては

①普段よりも塾の授業数が多いため、インプット量・アウトプット量ともに多く、問題を解くことに対して慣れている状態であるから。

②スクーリング明けのテストには、スクーリングの学習内容が出題されることが多いから。

これら2点が挙げられます。

昴さんのスクーリングに通っていたのに、前回の全九州模試よりも偏差値が下がっているというお子さんは、

①授業に真剣に取り組んでいなかった

②授業レベルが合っていない

③自習時間が不足している

④自習時間の学習方法に問題がある

のいずれか、もしくは複数が当てはまると思います。

違うよ!
僕は一生懸命やってたのに偏差値が下がってるのは、先生の教え方が悪いせいだよ!
塾長
塾長
仮に本当にそうだったとしても、先生のせいにしたからといって偏差値が上がるわけではないですよね?

成績不振の原因が自分の中にないか、冷静に見つめなおしてみましょう。

この記事では、スクーリング明けの模試で偏差値がダウンしてしまった中1、中2生に対して、どうすれば偏差値が上昇するようになるかをアドバイスしていきたいと思います。
 

1.授業に真剣に取り組んでいなかった

居眠りする学生

こちらの写真ように、授業中に居眠りをしてしまっているというのは論外です。

睡眠学習って知ってますかぁ?
僕は眠りながらでも知識を習得できるんですよぉ~

まさかこんなこと言いませんよね?

塾の授業中に寝ているわけですから、当然授業内容なんて頭に入っていません。

その時間、自宅で寝ているのと全く変わらないわけです。

授業中に寝てしまうようでは通塾している意味はないので、塾を辞めたほうがいいでしょう。

単純にお金と時間の無駄ですし、真面目に学習に取り組んでいる周囲の生徒さんの迷惑にもなります。

うるさい!
こっちは親から言われて仕方なく塾行ってるんです!
通ってるだけ偉いでしょ!

お子さんがこのようなマインドの場合は、まず通塾による成果は望めないでしょう。

なぜなら通塾の目的が「成績を上げるため」ではなく、「親からうるさく言われないため」となってしまっているからです。

そういうお子さんにとっての塾の授業時間は「やり過ごす」とか「潰す」ための時間です。

あ~、早く終わらないかなぁ…

と思いながら時計の秒針を目で追っていたりしていることでしょう。

 

正直申し上げますと、受験に対してのモチベーションが低かった頃の私はそうでした。

でも塾は楽しかったです。友達に会えるので…

しかしそれは本来の目的ではないはずですよね。

塾への送迎や授業料を払ってくれていた親に対して、申し訳なかったなと思います。

 

もちろん「成績の向上を必ずしも目的としていない」というパターンの通塾もあるかと思いますので、その点に関してはそれぞれのご家庭のお考えによるかと思います。

ただし、通塾の目的が「成績の向上」や「トップ校への合格」なのであれば、現在の通塾に意味があるとはいえないでしょう。

本人が学習の必要性を自覚するタイミングを待ってあげたほうが良いと思います。

2.授業レベルが合っていない

難しい授業学習意欲の問題をクリアしたら、いよいよ中身に入っていきます。

僕は授業中に寝たりしていないし、真面目に塾に通っていました!
でも偏差値が下がってるってどういうことでしょうか?

授業を受ければ、基本的に分からなかったものが分かるようになるはずです。

私は塾の授業で分からない所が増えてる感じがします…

こういうお子さんは現在のクラスが合っていないという可能性があります。

授業内容がしっかり理解できるレベルのコースに変更するのも良いでしょうし、思い切ってお子さんのレベルに合った塾に変えるのも良いでしょう。

ただし、転塾をご検討される場合は、お通いの塾に対して「授業のレベルについていけていないみたいなのですが…」と一度相談をされることをお勧めします。

場合によっては何らかのフォローアップを行ってくれたりするかもしれません!

※個別フォローアップに関しては、具体的にどういうことを行っていただけるのかを明示してもらいましょう。

退塾を阻止するためか、その場しのぎの対応をされました!

とおっしゃられる方がいらっしゃいます。

具体的には、『「毎回の授業後に授業内容を理解しているかどうかを確認します」と言われたのに、全く放置されていた』というようなケースです。

「退塾阻止のために、その場しのぎで適当なことを言う」ということは余程悪質な塾でない限りは無いと思いたいですが、多くの生徒さんに対応しなければならないという教室の場合、「先生に忘れられて、いつのまにかフォローがされなくなっていた」ということはあるのかなと思います。

そうなってしまわないために、明示された内容の指導が実際に行われているか、毎回お子さんに確認をしてあげてください!

 

「分からないことを分かるようにするために塾に通っている」のに、「塾の授業で分からないことが増えてしまっている」のでは本末転倒です!

お子さんのレベルに合ったクラスや塾で授業を受けるのが望ましいでしょう。

3.自習時間が不足している

自習の様子

適切なレベルの授業を受けているのに成績不振が続いているというのであれば、自習時間が不足していないかを考えてみてください。

授業時間以外に、毎日1時間しっかり勉強してましたよ!

こう思った方は、県立トップ校に合格するライバルたちの勉強量を舐めていると言わざるを得ません。

受験学年でない子であっても、鶴丸高校に合格している生徒は平日2時間、休日5時間は勉強しています。

この勉強時間には塾での授業時間は含んでおりません。

授業以外にこれだけの自習時間を取る必要があるということです。

成績のいい友達に聞いたら、全然勉強はしてないって言ってましたよ?
本当にそんなに勉強しているんですかぁ?

成績の良い子にとっては上記のような学習時間は『全然勉強していない』という感覚なのです。

あなたの思う「全然勉強しない」という状態とは、全く違うということを認識しなければなりません。

〇〇ちゃんはいつも成績良いくせに、テストの後はいっつも「出来なかったぁ~」って言ってます!
嫌味な感じでムカつきます!

このようなことを言う子がたまにいますが、私は

塾長
塾長
彼女にとっては「出来なかった箇所が1つでもあったら、『そのテストは出来が良くなかった』」という認識なんだよ。
嫌味じゃなくて、本心からそう思ってるんだろうね。

と伝えております。

 

授業を受けただけでは、「分かる」ことは出来ても必ずしも「解ける」ようにはなりません。

分かっていても解けなければ、得点にはなりませんよね?

「解ける」ようになるには、授業時間以外の自主学習の時間にしっかりと反復演習をおこなわなければなりません。

そのためには自習学習のために一定の時間数が必要となるのです。

偏差値アップのために必要な絶対量。

あなたは足りていましたか?

4.自習時間の学習方法に問題がある

自習時間に分からないことだらけ

やる気もある!
授業も分かる!
自習時間も足りている!
それなのに偏差値が上がらない僕は何がいけないんでしょうか…

これまで述べてきた3点がクリアできているのならば、自習時間の過ごし方に問題があるのではないでしょうか。

※自習時間に寝ていたり、ゲームをしていたりというようなケースは論外なので、ここでは言及しません。

 

今回のスクーリング期間中の自習時間に、あなたは何に取り組んでいましたか?

せっかくの長期休みなので、気合入れて新しい参考書を購入しました!
なので、自習時間はそれに取り組みました!
塾長
塾長
なるほど!
じゃあGテキストや実力教室は完璧なんですね?
何周しましたか?
いや、それは…
授業でやったところくらいしか…
あ、でもGテキストはちょっとはやってます…

全九州模試で偏差値58以下という生徒は、ほぼ100%このようなやり取りになります。

与えられているテキストが自分のレベルに全くあっていないというのなら、自分で適した参考書を購入するというのも一つの手ではあります。 

 

しかし標準的な問題を揃えているようなテキストを配られているのに、まともに取り組んでいないというのではいけません。

模試と配られたテキストの問題を見比べてください。

類似の問題が相当数出題されていますよね?

複数回の模試を受験していたのにも関わらず、そのことに今初めて気づいたという方は、模試の訂正や復習もきちんと出来ていなかったという事です。

勉強は闇雲に時間をかければいいというものではありません。

適切な時間、適切な方法で行わなければ成績は上がらないのです。

 

とはいえ、成績不振に悩んでいるお子さんからすれば、

じゃあ、どうすればいいの?

となろうかと思います。

 

学習方法で悩んだら、まずはお通いの塾の教科担当の先生に相談に行きましょう。

きちんと考えてくれている先生であれば、きっと有益な助言をくださると思います。

アドバイスを頂く際に、注意しなければならないことがあります。

それは、

○○ってテキストをやればいいと思うよ!

というようなアドバイスで終わってはいけないという事です。

具体的に

・そのテキストの

・どのページを

・どれくらいのスピードで

・いつまでに

やらなければいけないのか、という事まで必ず指示を出してもらいましょう。

必ず具体的かつ詳細な指示をもらうようにしてください。

 

人間は誰しも自分の都合の良いように解釈をしてしまうものです。

自分で取り組む内容を決めようとすると、「無謀な計画を立てて挫折するか」、「亀のようなスピードで取り組んだり、簡単な問題ばかり解いてしまうか」のどちらかになります。

いやいや!
僕は今やる気に満ちています!
そんなことはありません!
絶対やり遂げます!

こう思っているようなお子さんが一番危険です。

長期休みの宿題を思い出してください。

十中八九、あのようになります…

 

アドバイスをもらうときは必ず具体的に!

抽象的な一般論ならネット上にいくらでもあります。

わざわざ塾に通っているのですから、お子さんにとってピンポイントなアドバイスを求めましょう。

まとめ

あんなに頑張ったのに思うような結果が出ませんでした…

と嘆いているだけでは何も変わりません。

「何がいけなかったのだろうか」と自分を省みることが大切です!

まとめ
・そもそも学習意欲がなければ話にならない!

・自分のレベルに合った授業を受けよう!

・自習時間の絶対量を確保しよう!

・自習時間の取り組み内容を見直し、先生にアドバイスを求めに行こう!

塾長
塾長
まだ受験生じゃないからと油断していると、気がつけばすぐに入試本番です。

今のうちから出来る限りの備えをしておきましょう。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!