現役で鹿児島大学医学部に合格するには何をすべきか?

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こんにちは
郷中塾高等部の宮園です。

大学共通テストまで残り1ヶ月となり、受験生は最後の追い込みをしている時期と思いますが、高校1・2年生のみなさんは受験準備を進めていますか?

3年生になってから頑張ります!

と思っている学生もいると思いますが、それでは間に合わない可能性がありますので注意してくださいね。

さて、今回は
「現役で鹿児島大学医学部医学部に合格するには何が必要なのか?」
について受験対策や入試傾向を踏まえてお話ししたいと思います。

そんな早くから対策する必要があるの?

そう考えてしまう人もいるかと思います。
高校3年生から頑張ろうと思っていた人には耳が痛い話かもしれませんが、知っておいて損はないので、ぜひ最後まで見てみてください。

現役合格目指して頑張りましょう!

鹿児島大学医学部に合格するために必要な問題集についてはこちらで詳しくお話していますので、気になる方はご確認ください。
⇒鹿児島大学医学部に合格するために取り組む問題集は?

1.最低点から見るボーダーライン

まずは鹿児島大学医学部の直近5年の最低点から共通テスト(センター試験)と二次試験でどれぐらい必要なのか確認しましょう。

◯ 最低点の推移(令和3年度〜平成29年度)

 配点最低点平均点受験方式
令和3年度1,8201,4291,503共通テスト
令和2年度1,8201,4581,505センター試験
平成31年度1,8201,4681,507センター試験
平成30年度1,8201,4161,477センター試験
平成29年度1,8201,4761,526センター試験

この情報をもとに受験のボーダーラインを決めましょう。

・共通テスト 765/900点(85%)
・二次試験  690/920点(75%)
・合  計  1,455/1,820点(79.9%)

このボーダーラインを超えてようやく鹿児島大学医学部の受験で戦うことが出来るのです。

他大学医学部と比較しても、易問高得点型の受験スタイルとなります。
ワンミスが命取りになるので意識しておきましょう。

共通テストの過去問演習やマーク模試などを含めて、常にこの点数を意識しておきましょう!

例年の倍率は4.5~5倍です!

出来れば受験を有利に進めるためにも、時間に余裕がある人は英検準1級を取ることを強くオススメします。

高校3年生5月までに英検準1級を習得していると、共通テストで80%以上の得点率だった受験生にはみなし満点にしてくれますので、一気に他の受験生より合格に近づきます!

2.各科目の入試傾向

 数学英語化学物理生物
大問数5問5問5問4問4問
試験時間120分90分理科2科目で150分
難易度易~標準易~標準標準易~標準
注意点計算量が多く、時間と凡ミスに注意するほぼ差がつかないのでワンミスが命取り知識問題多めで、計算は標準導出過程を書かせるので、記述対策が必要考察問題は少なめで、知識の論述が多い
合否の
ポイント
数Ⅲ分野で現役と浪人に差がつきやすい文法と英作文でどれだけ減点を減らせるか有機・高分子の知識量が合否をわける導出過程での減点が目立ちやすい論述対策の有無が勝負の鍵
各科目ごとに特徴を把握しましょう!

2-1.数学

大問1は小問集合ですが、全体的に2~4問の誘導がついていますので、難易度の高い発想力が問われることはありません。

また、大問3は選択問題になっていますので、「数列」「ベクトル」「確率分布」から完答できそうな問題を選択していきましょう。

数Ⅲ分野では微分積分と複素数平面が頻出です。
現役生は浪人生と比べて数Ⅲの演習量が少ない傾向があるので、ここで点数差が開くと思われます。

全体的にやや計算量が多いので、凡ミスが無いか注意しておかないといけません。

数Ⅲの習熟度が合否を左右します!

2-2.英語

全体的な難易度は易しく、難しい語彙などはあまり出てきません。

大問1〜2の長文は、共通テストの大問5〜6より少し難しいレベルなので、精読出来るようにしておきましょう。大問3の文法はセンター試験と同レベルです。
この3問ではなかなか点数差がつかないので、逆に落とすと命取りになる可能性があります。

大問4の和文英訳は、600選などの例文暗記の組み合わせで解くことが出来ます。また、大問5の自由英作文は80〜100ワードと標準的な長さで対策は別途必要になります。

この2問が合否に大きく作用されると思いますので、しっかり対策しましょう。

和文英訳と自由英作文が合否の鍵!

2-3.化学

小問集合が1問、理論分野が2問、有機分野が1問、高分子分野が1問です。

無機分野を単体で出題する年もありますが、通年では理論分野などと複合して出題されることが多い傾向です。

全体的に基本的な問題で構成されていますが、一見するととっつきにくい問題もあります。しっかり条件を読み解いていく力が必要です。

現役生は一般的に、有機分野と高分子分野の暗記や演習量が不足して合格を逃すパターンが目立ちます。

有機と高分子の演習量を増やそう!

2-4.物理

基本的には「力学」「電磁気「波動」「熱」それぞれ出題されます。
原子の出題はここ数年はありませんので、時間が無ければ公式と典型問題だけ覚えて後はカットする選択を取ることもできます。

導出過程を書かせる問題が多いので、時間的には余裕はありません。また、正答しても部分点で減点されることもありますので、丁寧な記述を意識しましょう。

日頃から丁寧な記述を意識しよう!

2-5.生物

体内環境神経が頻出ですが、分野の偏りはほとんどありません。

他大学では出題されにくい、「生態や進化」「植物生理」も出題されるので、他大学の過去問演習のときは注意しましょう。

ほとんどが知識問題なので、論述の演習不足で現役生が点数を落としやすいと思われます。

論述問題は必ず対策しよう!

3.受験対策

ようやく入試傾向までお話できたので、ここからは「どの科目を」「いつまでに」「どのレベルの問題集を」「どれくらいするべきか」についてお話したいと思います。

0期(~高2の3月)、1期(高3の4~7月)、2期(高3の8~10月)、3期(高3の10月~大学受験)、の4つに分けて説明していきますので、自分の勉強と照らし合わせてみましょう。

受験勉強の鍵は『逆算』です!

3-1.0期(~高2の3月)

科目内容
数学ⅠAⅡBの苦手対策とⅢの予習
英語英単語の暗記と構文対策
化学全範囲の予習で全体像を掴む
物理力学・熱・波の予習
生物各分野の重要語句と図を暗記

数学・英語は、3年生から本格的に始まる受験勉強に向けて、苦手分野の克服や必要な暗記などを済ませておくことを意識しましょう。

また、理科科目は少しずつでいいので予習を進めていきましょう。
学校の進度だけに合わせると、どうしても全範囲の学習が終わるのが10月末頃になってしまい、受験勉強が11〜12月の2ヶ月間しか無い状態になりかねません。

先取り学習して時間を確保するか、学校の進度に合わせて二次対策まで完璧に仕上げるかの2択ですので、自分が得意な方で学習を進めましょう。

3-2.1期(高3の4~7月)

科目内容
数学ⅠAⅡBの二次対策とⅢの基本レベル演習
英語長文読解(共テ→二次試験)と文法
化学共テレベル演習と無機有機の暗記
物理電磁気の予習と共テレベル演習
生物共テレベル演習と重要事項の暗記

数英は二次試験に向けた勉強を本格的に初めましょう。特に数学の記述力英語の和文英訳は夏までに完璧に仕上げておきたいところです。

理科科目は共通テストレベルの問題演習を繰り返して、苦手分野が出たらすぐに対策するようにして全体的な学力を上げていきます。

3-3.2期(高3の8~10月)

科目内容
数学入試過去問演習とマーク形式対策
英語入試過去問演習とマーク形式対策
理科二次対策演習と苦手対策
国語古典の総復習と共テ対策の準備
社会全範囲の重要語句と周辺情報暗記

夏休みから二次試験の科目は大学入試の過去問演習に入ります!毎日たくさん解く必要はありませんが、鹿児島大学医学部のレベル感をしっかり感じることが大切です。

あわせて共通テスト対策に向けたマーク形式の問題演習にも取り組んで、高得点を維持できるスキルを身につけ始めてください。

そして、スキマ時間で国語社会を集中的に上げてきましょう。

3-4.3期(高3の11月~受験)

科目内容
数英入試過去問演習とマーク形式対策
理科入試過去問演習とマーク形式対策
国・社マーク形式と暗記等の対策

受験直前期なので、全科目の得点率や対策が必要な分野に優先順位を決めて1週間単位で仕上げていきましょう。

現役生は特にメンタルが不安定になりやすい時期なので、精神面を安定させることが最後の追い込みの質の向上に繋がります。

4.最後に

いかがだったでしょうか?

鹿児島大学医学部のイメージができた!
私なんかが行けるか心配になった…

みなさん色々感じる部分があったのではないでしょうか?
不安は大きいと思いますが、明確な戦略に基づいて頑張れば現役合格も実現できます!

今回、とても長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました。