鹿児島大学医学部に合格するために取り組む問題集は?
こんにちは
郷中塾高等部の宮園です。
みなさんは現役で鹿児島大学医学部医学科に合格したいですか?
当たり前の質問でしたね。
ほとんどの高校生は「よし、現役合格は諦めて浪人して頑張ろう!」と思う人はいないと思います。
では、質問を変えます。
「現役合格するためにどの問題集を頑張ればいいか知っていますか?」
今回はそんな人のために「現役合格のためにどの問題集を頑張ればいいのか」についてお話していこうと思います!
現役で鹿児島大学医学部行くために何すべきかの「年間の勉強計画」はこちらでお話しているので気になる人はご確認ください。
⇒現役で鹿児島大学医学部に合格するためには何をすべきか?
1.共通テストの対策
共通テストで何点とる必要があるか知っていますか?
まず、共通テストと二次試験のボーダーラインを一緒に把握しましょう!
・共通テスト 765/900点(85%)
・二次試験 690/920点(75%)
・合 計 1,455/1,820点(79.9%)
では、各教科ごとにどれくらいの点数を取るべきか表でまとめました。
科目 | 点数 | 得点率 |
---|---|---|
国語 | 160 | 80% |
数ⅠA | 90 | 90% |
数ⅡB | 90 | 90% |
英語 | 170 | 85% |
理科① | 90 | 90% |
理科② | 85 | 85% |
社会① | 80 | 80% |
合計 | 765 | 85% |
ただ、生徒によっては得意科目や苦手科目が異なりますので、各科目の得点率を調整して総合点数を85%にしても構いません。
夏頃から本格的に始める共通テストの対策では各予備校が出版している予想問題集・実践問題週がベストと思います。
すべての予備校から出ている問題週を取り組む必要はありませんが、取り組む順番としては『河合塾』→『駿台』→『Z会・代々木・東進』が理想的です。
しかし時間がない現役生ならば、『河合塾』と『駿台』だけでも全然大丈夫です!
出典:Amazon
取り組む際には、時間配分に意識を向けましょう。
予想問題集には各大問ごとに何分で解いてほしいのか目安時間も書いてありますので、時間を意識して目標点数に近づけていくことが共通テストの攻略の鍵になります。
2.二次試験の対策
鹿児島大学医学部に合格するには、問題集を1周しか取組でいない状態でどんどん問題集を買って取り組むより、1冊を完璧に仕上げて習熟度を高めることが大切です。
「医学部志望だから難しい問題が解けないといけない」
という固定観念は、一般的な医学部では当てはまる大学もありますが、鹿児島大学に限ってはそうではありません。
【典型問題をどれだけミス無く解けるか】
これに合否の全てがかかっていると言っても過言ではないのです。
それでは各科目ごとにどの問題集を完璧に仕上げるべきなのかお伝えしたいと思います。
2-1.数学
まず鶴丸高校などでも1年生から使用されている『青チャート』レベルを完璧にするのがベストです。
ただ、青チャートは解説が簡略化されていることもありますので、公式の暗記や基本的な解き方が出来るようになってから取り組めるとスムーズに勉強ができます。
最低でも高校3年生の夏までにはページ上部にある例題が完璧に解けるようにならないと厳しいかもしれません。
他にも、よく使われている『ニューアクション レジェンド』や『フォーカスゴールド』ですが、青チャートと同様レベルですので同じくオススメです。
例題 | 練習 | その他 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
青チャート | 1042 | 1042 | 743 | 2827 |
ニューアクション | 1055 | 1055 | 1280 | 3390 |
フォーカスゴールド | 985 | 985 | 985 | 2955 |
ただ、見てのとおりそれぞれ問題数が多いので、早い段階から計画立てて取り組んできましょう。
2-2.英語
医学部志望なら高校3年制になる前には英単語は覚え終わっていると思いますので省略しますが、3年生の夏頃までには
英文解釈は『入門英文解釈の技術70』か『基礎英文問題精講』
長文読解は『やっておきたい500』か『ポラリス1』
英作文は『ハイパートレーニング 自由英作文』
英文法は『vintage(赤色番号を最優先する)』
を仕上げていきましょう。
冊数は多く感じるかと思いますが、得意な分野から取り組んでいくことでリズムよく進めることができます。
といった生徒は理解度や演習量によりますが、長文読解を省いても構いません。
苦手にあわせて集中的に勉強することができますので、学校の宿題や必要な対策に合わせて取り組む内容を調整しましょう。
2-3.物理
高校で配られることもある『名門の森』ですが、正直「やりすぎでは…?」と感じるぐらい難しい問題集なので、解けなくても気落ちすることはありません。
同じように学校から配布される、『リードα』『セミナー』『ニューグローバル』といった問題周を完璧にするだけで十分合格点を狙うことができます。
といった生徒は、まずAレベルの問題だけを約2週間〜1ヶ月で1周しながら苦手分野を潰したあと、全範囲をテンポよく進めるのも有効と思います。
もし「物理で高得点を狙いたい!」といった得意科目を武器にしたい生徒は『良問の風』で歯ごたえのある問題がオススメです。
物理は導出過程を書かせる問題もありますので、日頃から減点されない解答用紙の作り方を意識して取り組んでください。
2-4.化学
物理同様、学校から配布される『セミナー』『リードα』『ニューグローバル』といった問題周を完璧にするだけで十分合格点を狙うことができます。
特に有機分野の出題が他大学と比べて多いですので、有機分野と高分子分野は気持ち手厚く取り組みましょう。
得意科目だから高得点を狙っていきたい生徒は『重要問題集』のAレベルを取り組むとほとんどの典型問題を勉強できますので、二次対策としてはとても役立ちます。
2-5.生物
理科科目は共通していますが、学校から配布される『セミナー』『リードα』『ニューグローバル』といった問題周を完璧にするだけで十分合格点を狙うことができます。
と思うかもしれませんが、インプットとしては最高の問題集なんです!
ただし、論述問題も出題されますので『生物 記述・論述問題の完全対策』を追加でおこなっていると点数が安定してきます。
高得点を狙うなら、『重要問題集(Aレベル)』や『大森徹の最強問題集(星3)』を取り組みましょう。
3.まとめ
鹿児島大学医学部を目指すなら、学校教材を中心にインプットを進めても合格圏内に入ることはできます!
そして、高得点を狙うならちょっと難易度の高い典型問題をひたすら解いてインプットとアウトプットを繰り返しましょう!
今回もとても長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました。