鹿児島大学医学部医学科現役合格者が語る効果的な定期考査対策法

  • 定期試験

こんにちは、郷中塾の野原です。

新学期が始まって約2ヶ月が経ち、そろそろ新学年の授業に慣れてきたのではないしょうか。

はい!ばっちりです!

では、学校からもらった年間行事予定表には定期考査の時期が記載されていますが、定期考査にむけた勉強は始めていますか?

日々の予習と宿題で手一杯です…

当たり前ですが、定期テストで高得点をとるにはテスト前だけではなく日々の勉強がとても大切です。

なので今回は、鹿児島大学医学部医学科に現役合格するために、私が実際にしていた定期考査対策ご紹介したいと思います。

 

1.毎日の科目別勉強法

まずは、科目ごとの勉強法について話をしていきたいと思います。

 

1-1.国語、英語

国語と英語の勉強で最も大事なことは、「予習を欠かさないこと」です。

国語でも予習をするんですか?

英語の予習は学校から課されていることが多いかもしれませんが、実はそれと同じぐらい国語の予習も大事だと思います。

古文漢文も予習が大事ですが、現代文も忘れずに予習しましょう!

そういう私も、最初は面倒でさらっと文章を読む程度で予習を終わらせていました。

しかし、授業で先生の話している内容がいまいち掴めず、帰宅後に復習しようにも何が大事だったのかわからない状態なので勉強ができないという状況になっていました。

 

国語の得意な友達に聞くと「授業の前日に文章をしっかり読んで、自分なりに何が大事かまとめてから授業を受けている」というアドバイスをもらい、実際に丁寧に予習をして授業に臨んでみると、理解度が予習の有無で全く違うのに驚きました。

 

実際に私がしていた予習ですが、

【現代文】
・知らない語句やフレーズを調べてノートにまとめる
・教科書についている問題について文章に線をひきながら自分なりにノートに解く

【古文】
・ノートは上下半分に分けて上には本文を、下には現代語訳を書く
・本文は単語ごとに区切って助動詞や分からない単語に色ペンで印をつける

【漢文】
・ノートは見開き1ページを4列に区切って1列目は白文、2列目に書き下し文、3列目に現代語訳、4段目に出てきた句形をまとめる

【英語】
・音読しながらおおまかな日本語訳を脳内でイメージする
・実際に文章を精読しながら内容理解しつつ、分からない単語に印をつけて日本語訳を単語周辺に書く

 

とても大変ですが、毎日こうやって予習を丁寧にすると、授業の内容が頭に入ってきて楽に授業が受けられるだけではなく、定期考査直前にテスト勉強をするときにも効率的に勉強することができます。

毎日予習をするのは大変なので、時間がある時は一気に予習をしておくとスムーズに勉強できますよ。

 

1-2.理科、数学

国語や英語では『予習が大事!』とお伝えしましたが、理科や数学で大事なのは授業後に必ず復習を行うことです。

予習と復習は両方とも大事ですが、理科科目は単元にもよりますが、自分で教科書を読みながら理解するのが難しいので復習に時間を割いた方が効率的です。

理科の予習って暗記分野以外はイメージができないのは当然だったんですね。

 

私の場合は、授業中に先生の話をしっかり聞いて内容の理解に努めます。もし、わからないことがあったら授業後に友達や先生に聞いていました。

そして、自宅に帰ったから教科書の問題や学校教材の問題集を解きながら解説を読み込み、実際に問題が解けるまで勉強していました。

平日は学校の授業で習った範囲を復習し、土日は今まで習った範囲で苦手な分野を一つずつ克服するというサイクルが一番効率が良かったです。

 

1-3.社会

社会科目って毎日勉強する必要ありますか?

特に理系の場合は、「直前で詰め込めば大丈夫でしょ!」と考えているかもしれませんが、私は日頃の勉強が大事だと考えています。

社会科目は暗記量が多く、テスト前に一気に詰め込んでも点数に繋がりにくいので、「章ごとにまとめて復習する」ことが大切でしょう。

 

理科や数学とは違い、「内容を理解できないから勉強できない」という状態になりにくいため、毎日授業ごとに狭い範囲に区切って勉強する必要はなく、事実の繋がりを把握できる章ごとにまとめて暗記した方が効率的です。

勉強の方法ですが、教科書を暗記したらいいですか?

教科書を丸暗記できる人はその勉強法が一番ですが、多くの人は暗記量が膨大で覚えきれないと思います。

 

おすすめの勉強法は、学校教材でもらう研究ノートや要点ノートを中心に暗記していき、解説の内容や自分で調べた資料集の内容を付箋に書いて問題文に貼ると忘れにくくなります。

私は学校の教材に大小異なる付箋やメモを貼って、視覚的に覚えやすくしていましたよ。

 

2.定期考査直前の勉強法

テスト直前の勉強法ってありますか?

まず、テスト前になって慌てて勉強するのはご法度です。

学年にもよりますが、一般的には「現代文・古典・英語論理表現・コミュニケーション英語・数学2科目・理科2科目・社会1科目・情報」と合計で10科目にもなります。

 

10科目を満遍なくするのは難しいので、科目別の優先順位を決めて勉強に取り組むようにしましょう。

「絶対に数学は上位を狙いたい!」
「今回の理科の出題分野は得意だから勉強したい!」

など、理由は様々ですが、自分が高得点を狙いたい科目を決めておくと、「全部ちょっとずつ勉強したけど成績が上がらない」ということになりにくいと思います。

私は、数学・化学・物理・英語は絶対に高得点を狙うと決めていました!

 

また、高得点を狙うなら学校からもらった問題集やプリントは完璧に仕上げる必要があります。

私の場合、
・国語と英語は、本文を暗唱できるまで繰り返し読み込んで内容や単語を暗記する
・数学と理科
は、問題集にある問題全ての解き方を覚えるまで繰り返し問題を解く
・社会は、要点ノートなどを開いたらどんな問題があったのか周辺知識まで暗記する

といったように、理解して暗記できるまで諦めずに繰り返し繰り返し問題に取り組んでいました。

全科目で高得点を取りにいくには、日頃の勉強である程度理解できている状態が望ましいです。

 

3.受験対策=定期考査対策

これまで定期考査対策についてお話ししてきましたが、定期考査対策は『受験対策』につながると私は思います。

定期考査対策ばっかりしても意味ない気もします…

もちろん、高校3年生の夏休み以降にも定期考査対策しかしていないのは良くないです。

ただ、定期考査対策で培った日頃の勉強方法今まで取り組んだ勉強は受験対策で有利に働きます。

このように、定期考査対策を一生懸命取り組むと、気づかない間に学力が身についていき、高校3年生になって本格的に受験対策するときに負担なく勉強することができます。

 

逆に定期考査対策をあまりせず、講校3年生になってから受験対策をしようとすると、

最初の段差が大きくなってしまうため、たくさん勉強しても成績が上がるまで時間がかかってしまい、途中で挫折する人が私の周りにも多かったです。

定期考査だからといって手を抜かないことが大学受験では近道といえるでしょう。

 

4.まとめ

いかがだったでしょうか?

日頃の予習・復習が大事だと知っていただけたら嬉しいです。

定期考査で高得点を取ると成績が上がるだけでなく、模試でも高得点を取れるようになって、最終的には受験にもつながってきます。

なので、たかが定期テストと油断することなく毎回全力で臨むようにしましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。