【中2対象】鶴丸志望者は中3始めまでにどのぐらいの実力が必要か?
※この記事は中学2年生に向けた学習記事となっております。
皆さんこんにちは!郷中塾の栗山です。
ついに季節も初冬に差し掛かり、南国鹿児島も本格的に寒くなってきました。
中学3年生が受験目前なのはもちろん、中学2年生もいよいよ本格的な受験期に突入していきます。
ひょっとしたら中学2年生の中には、
なんて思っている人もいるかもしれません。
しかし、既に中学2年生の受験勉強はスタートしています。
なぜなら受験学年になればライバルがみんな勉強する様になり差が付きにくくなるからです。
今回は中学2年生が受験学年に上がる残り僅かな期間をどう過ごすべきかについてお話したいと思います。
中3スタートダッシュ時点の目安点は?
まず鶴丸高校志望者は中3の春までに全九州・統一模試で350点以上に到達しておく事が理想です。
※ちなみに統一模試・全九州模試は判定基準こそ違えど同程度の問題難易度です。
これは何も個人的な感覚値で話しているのではありません。
去年、当塾から鶴丸高校に合格した生徒は19名。そのうち、「新中学3年春期統一模試(3月)」を受けていた生徒が10名いました。
まずはその結果をご覧ください。
点数 | 判定 | |
---|---|---|
1位 | 410点 | AA |
2位 | 400点 | A |
3位 | 380点 | B |
4位 | 370点 | B |
5位 | 350点 | C |
6位 | 350点 | C |
7位 | 340点 | C |
8位 | 340点 | C |
9位 | 340点 | C |
10位 | 330点 | D |
※個人の特定を防ぐため端数切り捨て
鶴丸高校合格者10名の平均点は361点でした。
そして内訳をみると、330~350点代の子が過半数を占めています。決して高くはない点数ですが見事合格していったのです。
この事からもたとえ350点代であっても鶴丸高校合格は射程距離にある事が分かります。
さすがに甘く考えすぎです。同レベルのスコアで合格した先輩たちは凄まじい努力を積ねて合格していきました。
同じ水準にいるからと言って、努力量のポテンシャルが同じだとは限りません。
当たり前ですが、基準よりスコアが高い方が合格可能性も高まります。
中2冬期に取り組むべき重点事項
じゃあ闇雲に総合点を上げれば良いのかと言うとそうでもありません。
中2の冬に取り組むべきは、国数英の主要3教科です。
現在、国数英が出来ていれば問題ないのですが、3教科のいずれかが偏差値63(統一模試)・偏差値56(全九州模試)を切っているなら要注意です。
逆に350点を下回っていても、主要3教科で得点を取れているのなら、多少は優位な状況にあると言えるでしょう。
国数英が出来ないと受験期に大きなストレス
国数英の主要3教科は伸びるのに時間がかかる科目です。
中学3年生になってから、主要3教科を伸ばそうとすると夏~秋口まで伸び悩む事になります。
いずれ伸びると割り切って取り組めるのなら良いのですが、時間をかけた科目がいつまでも伸びないのは過大なストレスになります。
そうなる前に将来への布石として主要3教科の克服が必要なのです。
理・社は直前期でも伸ばせる
理社は暗記中心の科目なので、直前の集中学習で伸ばす事が容易です。
また暗記は時間が経つに連れ忘れてしまうので定期的なメンテナンスも必要です。
例えるなら期末テストの前日に理科・社会を一斉復習するような事です。
だからと言って、
という事ではありません。
理社の勉強は引き続き必ず行う必要があります。
特に理社は事前に覚えていないとその後の学習に大きな支障を及ぼす分野があります。
※例えば社会では以下の事柄は学習前の絶対暗記事項です。
世界地理:「世界の主要国・首都」
日本地理:「47都道府県・県庁所在地」
歴史:「年号・時代区分」
まとめ
以上が中学2年生の冬期に取り組むべき内容でした。
・冬期に主要3教科を中心に集中克服していこう
中学3年生から本腰を入れて勉強するのは大変です。
なぜなら「中学1・2年の内容を復習しながら、中3分野の学習をしなければならない」からです。
中3分野は最終学年の内容なので学習内容も難しくなっています。さらに2年分の学習を復習するのはそれだけで大変な労力がかかります。
中学2年生のうちから対策をすることで少しでも「中学1・2年の復習にかける時間」を削る事ができます。
余裕があると油断せずに今の内からしっかりと準備をしておきましょう。