【中2生向け】やる気が起きない中だるみとは?
こんにちは、郷中塾の中原です。
梅雨入りが早くて、毎日ジメジメした日が続きますね…
信号待ちでは車に水をかけられ、学校に着いたら教科書やプリントがふにゃふにゃしてて、廊下で滑ってこける…
学生の頃、梅雨時期の私の日常はこんな感じでした。
家を出ることが億劫で、休日は家でゴロゴロする毎日です(笑)
さて、ゴロゴロといえば、中学2年生のみんなも気が緩んでゴロゴロしているんじゃないでしょうか?
2年生という学年は、いろんな方面で難しい時期です。
中二病は思春期に現れ、社会や親に反発したり、自分は何か特別な力があるのではないかと考え、痛い発言や行動をするものです。
中二病はよくネタにされますが、実はそんなに軽いものではないのかもしれません。
勉強面にも大きく影響しているかもしれないのです。
2年生でもどうにか頑張ってやる気を起こすために、どうすればいいのか考えていきましょう。
1.やる気が出ないのはしょうがない
中学2年生は思春期真っ只中。
勉強をしなければいけないことはわかっているけれど、親の言う通りに勉強するのが嫌だ!と先生や親に反発する子も多いです。
部活に入っている子は、自分たちが主体となって部活を引っ張っていく存在になり、毎日部活をしてへとへとになるまで部活動をして勉強が疎かになっていくこともしばしば。
「新しい生活が始まってやる気に満ち溢れていた1年生が終わり、かと言って高校受験もまだまだ実感が湧かない」という、微妙な状況です。
モチベーションを保っておくことの方が難しいと思います。
と思わないで大丈夫です。
「やる気が出ないのはしょうがないんだ!」と割り切り、どうやってモチベーションを上げようかな、と前向きになりましょう!
2.大事な中学2年生
では次に、統計的な視点で見てみましょう。
ベネッセ教育総合研究所と東大社会科学研究所の調査によると、『「勉強が嫌い」と回答した生徒の割合が、初めて半数を超える学年は中学2年生』なのだそうです。
また、1日の平均学習時間は中学1年生までは右肩上がりなのに、中学2年生で減少します。
逆に、勉強時間を増やしたら、勉強が嫌いだったけど好きになった!という生徒もいることから、勉強量と勉強が好きになることには強い相関関係があると考えられます。
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勉強が嫌いになるともっと学習離れが加速
このような負のスパイラルへと突入していくと、地獄です…
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新しいことを知って、勉強することが嫌じゃない!
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もうちょっと勉強をやってみようかな
最初の一歩だけ踏ん張りましょう!
3.耐えの時期
高校受験では、中学1年〜2年の範囲から約7割が出されます。
中学2年生の学習単元は良くも悪くも派手なものがありません。
基本的には1年生で培った勉強法で、淡々と学んでいくことが主になります。
やる気が出ない時は、焦って無理にガリガリ勉強をする必要はありません。
「必要最低限の決められた予習や宿題はしっかりとこなす」という当たり前のことから頑張ってみましょう!
4.積み重ね科目
中学2年生は積み重ね教科と暗記教科がありますが、今回は特に積み重ね教科である英語、数学について詳しくみていこうと思います。
<英語>
2年生で学習するのは、「過去形」「過去進行形」「未来形」「There is構文」「比較」「不定詞・動名詞」です。
中学1年生で習って必死に覚えた動詞が、過去形や未来形として変形します。
大抵は単語の後ろにedを付ければ済みますが、特殊な変化をするものもあります。
英語の文法は過去や未来といった、いつ起こったことなの?ということにとてもストイックです。
日本では馴染みのない感覚なので難しく感じるかもしれません。
<数学>
2年生で学習するのは、「式の計算」「連立方程式」「一次関数」「図形と角」「図形の性質と証明」「確率」です。
中学1年生からの続きが多く、グラフ問題が増えてくるのも特徴の一つです。
グラフはささっと書けるように練習をしておくと、後々の勉強が楽になります。
また、証明問題のような論理的に説明する問題も出てきます。
証明問題はめんどくさがり屋さんは避けて通ろうとしますが、逃げられないです…
中学レベルの証明はほとんどパターンが同じで、簡単なものが多いので、嫌がらずにチャレンジして証明問題に慣れていきましょう。
最後に
今回の記事では、中学2年生の中だるみや、“思春期“という題材にも触れてみました。
思春期は自分にもどうにもならないような気持ちの変化が起こり、自分自身でも制御が難しい時期です。
時期的にも、勉強に対するモチベーションもいまいち掴みにくいとは思います。
それでも、中学1年生で培ってきた力をうまく流れに乗せてあげると良いですね!
そして、中だるみは見方を変えれば“余裕“とも捉えることができますよね。
中学2年生は学生生活の中でも余裕がある学年です。
最後までお読みいただきありがとうございました。