【卒業生が語る】早稲田佐賀高校ってこんなところ
こんにちは。郷中塾の平川です。

そもそも、皆さんは早稲田佐賀高校をご存じですか?

と思う人がほとんどだと思います。
その通りです!関係あります!!
早稲田佐賀高校は早稲田大学の系属校で、約10年前にできたばかりの非常に新しい高校です!
今回はそんな早稲田佐賀の魅力、そして早稲田佐賀高校に合格するために、どのようなことを勉強するべきかをお話ししたいと思います!
1.早稲田佐賀高校の魅力

保護者目線で考えれば、

生徒目線で考えれば、

早稲田佐賀高校は県外出身の生徒が多いため、半数以上の生徒が寮で過ごしています。
鹿児島出身の皆さんも、早稲田佐賀高校に入学すれば寮生になるのではないでしょうか。
僕は早稲田佐賀中学校に入学したときから寮生活を続けているので、この寮には大変お世話になりました!
そんな寮生活の魅力をご紹介します!
1-1.友だちとの強い仲間意識
まず最初に、寮生活を友達と過ごすことで、友達とより強い仲間意識を育むことができます!
なかには

という人もいるかもしれません。
しかし、朝から夜まで友達と衣食住をともにすることで、一層友だちと仲良くなりますし、友達の驚くような一面に出会うこともあります。
ときには喧嘩もしながら、人間として大きく成長できることが大きな魅力だと思います。
1-2.整った学習環境
次に、早稲田佐賀高校の寮には各学年に学習室があり、整備された学習机が各自に与えられています。

また半年に一回のペースで席替えも行っており、そのため、整理整頓ができず、机の上が散らかってしまう子も、きれいにリセットすることができます。

1-3.早いうちに自立を経験できる。
これに関しては特に高校二年生になってから実感することができます。
高校二年生になると、寮の部屋が4人部屋から1人部屋になり、勉強する場所も学習室ではなく自分の部屋の勉強机に代わります。
もちろん食事や風呂に友達と行くのは自由ですが、自分ひとりの時間が増えたことで、自立に向けての足掛かりになっていたんだなと、今になって思います。
1-4.バランスのとれた食事
食事に関しては、寮専属の栄養士さんのもと、バランスのとれた食事を提供してくださいます。
メニューもAコースとBコースの二種類から選べたり、誕生日には、ケーキをもらったりします。
また、クリスマスや節分など、イベントごとに様々なスペシャルメニューも用意していただいていたので、飽きずに食事を楽しみにできる、素晴らしい食生活を送らせていただきました。
1-5.他にも気分をリフレッシュできる設備が多数!
ここまで多くの魅力を伝えてきましたが、なかには、

という人もいるかもしれません。
でも、大丈夫です!
寮内には他にも、卓球台や読書ルームなど様々な設備があります。
また、レンタルで自転車を借りることもできるため、近くのボーリングセンターや運動場に行ってレクリエーションを楽しむこともできます!

1-6.早稲田大学への推薦枠
早稲田佐賀は早稲田大学の系属校であり、早稲田大学に進学するための推薦枠が与えられています。
定員は学年の50%程度(50%は参考であり、年度によって変化しています)であり、早稲田大学へ進学する意志が無い受験生を除いた学生のなかから選ばれます!
私の学年では学年の約30%は、早稲田大学への進学を希望しませんでしたので、希望者のうちの7割超の生徒が早稲田大学に進学することができました。

私もそのうちの1人です^^
2.早稲田佐賀高校入試必勝法
さて、これらの魅力を知って、早稲田佐賀高校に入学したいと考えた人に向けて、簡単にではありますが、早稲田佐賀高校入試の各科目の傾向および勉強法をお教えしたいと思います!
2-1.国語
早稲田佐賀高校入試の国語は大問が3つ(論説文1題、物語文1題、古文1題)のオーソドックスな構成です。
基本的には平均的な高校入試の対策で十分通用しますが、早稲田佐賀は特に、語句の意味、四字熟語の意味、有名な作家の作品名などの知識問題が多く出ます。
対策としては、早稲田佐賀高校入試で過去に出題されたものの意味を覚えるだけでは足りないため、日頃解いている問題集のなかで知らない語句、四字熟語があれば調べて覚える習慣を身につけましょう!
2-2.数学
数学は大問が5つです。
小問集合1題。2次関数1題。立体図形1題。
その他はランダムですが、近年では平面図形や関数の問題が出題されています。
難易度としては、終盤にかけて難しい問題が2、3問あるものの、全体としては「やや難しめ」程度の問題となっています。
しかし、大問1に当てはまる記号をすべて答えなければならない問題など、時間をかけさせる問題がいくつか登場するため、そこに時間をとられてしまうと、残りの問題を解くための十分な時間が無くなってしまいます。
そうならないために、日頃問題を解くときに制限時間を設けることで、解く時間を早くしたり、それでも時間がかかる問題がある場合は後回しにするという決断力を養うことが重要です!
2-3.英語
英語は大問の数が7、8問とやや多いのも特徴です。
「文法的な間違いを正す問題」、「和文英訳」、「長文読解」。
そしてときどき英作文が出題されるなど、英語の総合的な学力を測る傾向があります。
そのため、まずは文法や英単語をしっかり学習し、その後長文を正確に読み取る練習をすることが、高得点を狙う上で重要です。
出題される英単語レベルは、鹿児島県立高校入試に出題されるレベルのものと比べるとやや難易度は高くなっています。
そのため、学習を進める際は英検準2級レベルの英単語までは、しっかりと読んで理解できるように心がけましょう。
また、長文読解においては、鹿児島県の多くの高校入試で出題されている『物語文』ではなく、『評論系の文章』が出題されています。
鹿児島の学校では、定期テストや実力テストであまり評論系の文章問題が出題されていないように感じます。
加えて塾でも、物語文ばかり取り組まされているのではないでしょうか?
自分で意識して参考書等の評論問題を解くようにしなければ、受験直前期になって慣れるのに苦労するでしょう。
鹿児島県の公立中学校に通う生徒のうち、早稲田佐賀高校を受験する生徒は圧倒的少数派です。

2-4.理科
理科は大問が3、4問で、物理、化学、生物(まれに地学)分野からまんべんなく出題されています。
その中でも、ここ数年の傾向では、生物の占める割合がやや多いように感じられました。
また難易度としては、平均的な問題が多く出題されており、差があまりつかないと思われます。
2-5.社会
社会は大問が3問です。
大まかな区分をすると、大問1が地理、大問2が政治経済(またはそれに関連する地理的問題)、大問3が日本史というように分けられています。
記述問題はほとんどなく、記号または語句を答える問題ばかりです。
難易度もあまり高くなく、得点源といえるでしょう!
最後に
今回は早稲田佐賀の魅力、高校入試の必勝法についてお話ししました。
保護者の方からのよくある質問として、
中学から入学している優秀な生徒さんの中で、高校から入学した生徒さんたちはついていけるのでしょうか?

というものがありますが、

内部生も外部生も関係なく、互いに切磋琢磨できる良い環境であると思います!
この記事を見て、
でも私立高校だし難易度が高そう…

と思った人もいるかもしれません。
でも大丈夫です。
確かに難しい問題も数題出題されますが、受験生全員が得点できるところを確実に得点すれば容易に合格ラインに達することができます!

まだ入試まで時間は残っているので、入試まで全力を尽くしましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。