【心構え】受験は勉強時間が最も重要
皆さんこんにちは。郷中塾の栗山です。
突然ですが、皆さんは「成績を上げるために必要なこと」は何だと思いますか?
良く言われるのは、学力は「勉強時間(1日の勉強時間×継続した日数)×勉強の質×やる気」で上がるというモノです。
これは間違いではありませんし、全くその通りだと思います。
いくら勉強時間が長くても内容が薄ければ身に付きませんし、やる気が長続きしなければ途中で挫折してしまいます。
しかし、コト高校受験においては勉強時間こそが成績を上げる最大の要因だと我々は思っています。
勉強効率は勉強しないと上がらない
そもそも勉強効率は、短時間で得られるモノではありません。
なぜなら人によって成績の伸ばし方が大きく異なるからです。
たとえば、追い込まれると爆発的に取り組む生徒もいれば毎日コツコツと勉強する生徒もいるでしょう。
個人ごとに性格の違いがあるので、当然勉強方法も変わってきます。
ですので、厳密にいえば誰でも共通に成績が上がる勉強法など存在しないのです。
最初から効率の良い勉強が出来るに越したことはありませんが、それが出来れば誰も苦労しません。
だからこそ、勉強時間が必要になってきます。
結局、自分に合った勉強方法を確立するためには、日ごろの勉強で何度も改良を重ねていくしかないのです。
勉強量を増やせばそれだけトライ&エラーが繰り返され、次第に勉強の質も上がっていきます。
恐らく最初は思った通りに成績が伸びない事がほとんどです。
しかし、教科・単元によってはどこかで成績が上がる瞬間が必ず訪れます。
もちろん闇雲に勉強する事を勧めているのではありません。
最初は先輩や先生など経験者から教わった勉強法を実践してみる事が重要です。
あるいは本からヒントを得ても良いでしょう。彼らは受験を経験しており、既に自分なりの勉強法を確立しているのです。
とにもかくにも、まずは勉強量を意識して質を上げていくことが重要なのです。
受験勉強の70%以上は暗記
高校受験の中身はほとんどが暗記に近い勉強になっています。
例えば数学。問われているのは数学的思考力であり、一見暗記とは縁がなさそうに思えます。
しかし、高校受験で出てくる数学は基本的に教科書の類似問題がほとんどです。
なので、まずは標準的な問題の解き方を憶えないと次に進めません。
反復して解く事で単元ごとの数学に対する考え方が身に付き、次第に別の問題にも覚えた解き方を適用できる様になっていきます。
色々な問題を闇雲にやっても数学的思考力を向上させることは非常に難しいでしょう。
言わずもがな社会、理科、英語についても暗記が学習の基本になってきます。
そして、暗記には時間が何より大切です。一説には1つの用語を完全に覚えるためには最低「7回」は反復する必要があると言われています。
より多くの問題、そして単語を覚えるために勉強時間の長さはどうしても必要なのです。
やる気は基本的に続かない
やる気というモノは基本的に長続きしません。受験勉強を始めて最初はやる気があったけど徐々に落ちていく、というのはよくある光景です。
限りない情熱を注ぎ続けられるほど志望校に行きたい理由があれば別ですが、多くの生徒は周囲が高校進学するから自分も受験を選択しているだけです。
まだ中学生の年齢で明確に自分の夢や目標を持っている生徒はいないでしょう。
なので、自分でモチベーションを高く保ち続ける事はとても難しいのです。
しかし、やる気をコントロールすることは出来なくても習慣をコントロールする事は出来ます。
勉強を習慣化すれば「やる気」はほとんど必要なくなるのです。
最初は机に座って勉強するために「やる気」が必要です。
しかし、これを毎日継続していくと次第に勉強することが生活の一部、すなわち習慣になってきます。まるで歯磨きの様に勉強しない時があれば落ち着かなくなるのです。
もちろんやる気があまり無い段階で勉強し続けるのはキツイでしょう。
しかし、机に座りテキストを広げる事さえ出来れば、基本的に誰しもとりあえず勉強は始めるものです。
これを継続するだけでも当人の習慣は大きく変わってきます。
スタートダッシュでは、継続して勉強する事が最も肝心になのです。
まとめ
以上が勉強時間に対する我々なりの考え方でした。
どうやって受験勉強をすれば良いか悩んでいる人がいれば、まずはやってみる事が肝心だと思います。
「習うより、慣れよ」という名言がありますが、勉強もそれに近いものだと思っています。勉強に慣れるためにまずは多く勉強に取り組んでみましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。