【新高校1年生】高校で『失敗する人』と『成功する人』の特徴

  • 心構え

こんにちは。郷中塾の宮園です。

鹿児島県公立高校入試も終わり、中学3年生はあと1ヶ月もしたら高校1年生になりますね。
高校生になる準備はしていますか?

スマホを買ってもらいます!

長い受験勉強も終わり、ようやく解放された中学3年生に『高校で失敗しない為に今から何を意識して欲しいか』についてお話ししたいと思います。

1.高校で陥りがちな罠とは?

鶴丸高校に合格したので、最初は部活を頑張ります!
ひとまずは本人の好きにさせたいと思います。

今まで休日も返上して勉強していた中学生からすると、せっかく高校生になったのでゆっくりしたいですよね。

しかし、高校生の先輩たちは、

高校1年生の最初から頑張っておけばよかったー…

と口をそろえて言います。

では、先輩たちはどんなこと後悔しているのでしょうか?

1-1.勉強時間が減っていませんか?

高校生になれば、僕も自然と勉強するようになって成績は上がるだろう。
高校生になるんだから、親が言わなくても自分から勉強してくれるだろう。

もしそう考えているとしたら、残念ながら成績は落ちていく可能性が高いです。

実際に中学3年生と高校1年生の勉強時間の変化について、グラフを見て確認してみようと思います。

(出典|ベネッセ教育総合研究所「[データ集]第2回 学習時間について考えるデータ集」

どうでしょうか?
そもそも中学3年生のときと比べて学習時間が大幅に少ないと思いませんか?

グラフから分かる通り、高校1年生の勉強時間は小学校5年生と同程度なのです。これでは学校についていけなくなる人が出るのも納得ですね。

高校生になると部活動が忙しくなり、友達関係も増え、行動範囲も広がるので、苦しい勉強より楽しいイベントが多くなってきます。

高校生になるとどうしても楽しいほうに流されてしまい、気が付くと周りと圧倒的な差が開いてしまっていた…、という先輩も少なくありません。

「楽しいことばかり楽しんで勉強を疎かにすると、後から痛いしっぺ返しがくるので、メリハリつけて生活しましょう!

1-2.学校の予習をサボっていませんか?

中学校で、学年が上がるにつれて勉強が難しくなり、授業スピードも上がっていったのは経験済みかと思いますが、高校生になると今まで以上に大変になってきます。

鶴丸高校で例を挙げると、

国語

発展学習という、本文をノートに写してから現代語訳や文法を書かなければならない宿題が課されます。

毎月、古文3文・漢文3文・現代文2文と意外と多く、直前に取り組んでも間に合いません。

 
数学

毎日の予習に加えて、毎週末には週末課題が出されています。

また定期的に計算力グランプリというテストも開催されて追試まであるので、日頃の取り組みが大事になります。

 
英語
NBD・長文読解・リープラと呼ばれる英語長文を毎週2~3文ずつ予習していきます。

単語を調べながらの予習なので、かなり時間がかかってしまいます。

この予習に加えて、時間を見つけて定期考査対策や日頃の復習なども必要になります。

こんなに予習があって、やっていけるのかな…?

慣れないうちは本当に苦しい思いをするので、つい「サボっちゃおう」と思ってしまいがちですが、サボった代償は大きく、一気に授業についていけなくなり、みるみるうちに成績が下がってしまいます。

成績を上げている先輩たちは、学校の勉強も頑張っています。予習が出来てようやくスタートラインに立ったといえるでしょう。

1-3.スマホに夢中になっていませんか?

多くの方が高校生になるとスマホを手にしますよね。
気軽に友達に連絡したり、すぐに調べものができたり、とても便利になりますが使い過ぎには注意しましょう。

高校1年生でスマホに夢中になるあまり、「勉強しなきゃ!」と思いつつもスマホをついつい触ってしまう人がいます。

自分でも気が付かない間に『スマホ依存』になっているかもしれません。

↓↓↓スマホ依存について詳しいお話はこちら↓↓↓

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スマホ依存になると成績が落ちるだけでなく、そもそも高校生活すら続けることが難しくなる場合があります。

せっかく合格した高校を楽しく続けるためにも、初めから節度を守ったスマホ利用を心がけましょう。

2.高校生活は初めが肝心

残酷なお知らせですが、多く高校生は
『1年生前半の成績=高校3年間の成績』
と最初の成績から上げられずに停滞したまま過ごし、大学受験に突入してしまいます。

では、なぜそうなるのでしょうか?
下のグラフを見てください。

グラフから分かる通り、そもそも平均点の位置が違いますね。

中学校は様々な学力層が集まっていますが、高校は同じレベルの学力層が集まっています。
そして上位層に上がっていくには、日頃から努力をしている人以上の努力が必要です。

だからこそ、最初から高い位置を維持していくことが肝心なんです!

2-1.定期考査は全力で!

高校1・2年生は定期考査に全力投球しましょう。

受験勉強の方が大事じゃないですか?

「定期考査よりも受験のための勉強しよう!」という広告も存在します。
確かに、理系なのに国語の記述力を鍛えても受験には直結しないかもしれませんし、文系であれば数学の難問に取り組む必要はないかもしれません。

ただ、ここで大事なのことは、
『テストに向かって全力を出す』
という習慣が身につけられるかどうかです。

全科目満遍なく頑張れたら一番ですが、現実問題としてそれが難しいのも承知していますので、科目に優劣つけても構わないと思います。

定期考査を通して、『自分なりに目標を決めて、それに向かって努力する習慣を身につける』ことが出来るようになりましょう。

私も全科目均一に指導することもありますが、『今回はこの3科目に比重をかけつつ対策していこう』とバランスを見ながら指導することもあります。

2-2.計画性のある勉強を!

「計画性が無く追われてする勉強」と「計画を立ててする勉強」
どちらの方がより成績が上がるでしょうか?

もちろん、計画を立てた方です!

その通りですね。
計画を立てた方が成績が上がることは、当然理解していると思います。

では、それぞれの勉強時間にどのくらい差が出るでしょうか?

(出典|ベネッセ教育総合研究所「[データ集]第2回 学習時間について考えるデータ集」

これからもわかる通り、計画を立てた方が勉強時間も増えていますね。
しかも、家庭学習や学習塾での勉強時間も増加しており、とても集中した時間が過ごせているともいえるでしょう。

特に鹿児島県の高校は宿題や補習が多いので、計画的に勉強していかないとテスト直前で慌てて取り組むことになりかねません。

鶴丸高校では各科目ごとに進度予定表が配布されています。進度予定表に合わせて、早めに取り組む習慣が大事になりますね。

3.遅れたら取り返しがつかないかも…

「授業から遅れている」
「成績が下がる一方だ」
そうなったときに「よし勉強しよう!」と思っても、今すぐに追いつくのは難しいかもしれません。

「え?どうしてですか?」

今までほとんど勉強していなかった人が勉強する様になったら、一定の成績向上は見込めます。

ただ、1人の力で高偏差値まで一気に成績を上げるとなると至難の業といえるでしょう。

それはなぜでしょうか?

・どこから勉強に遅れたのか分からない
・勉強の仕方が身についていない
・勉強習慣がついていない

様々な要因があると思いますが、正解か分からないまま苦しい道のりを歩かないといけないので、精神的にも身体的にも大きな負担があります。

そのうえで、成績がいい人たちは日頃から勉強していますので、その人たち以上に頑張らないといけません。

学校から遅れないよう、高校1年生から『正しい勉強法』と『正しい勉強習慣』を身に付けておきましょう。

4.遅れを取り戻すための唯一の方法

もし学校から遅れてしまい、授業がチンプンカンプンだったとしても、大変な道のりではありますが取り返すことは出来ます。

え、それなら後から頑張れば大丈夫じゃないですか?

それで乗り切ることもできますが、そのためには、

・学校の予習を遅くともテスト2週間前に終わらせる
・学校の授業は分からなくても演習含めてついていく
・並行して今までの苦手対策に取り組む

といった具合で進めていきます。

なので平日に、予習1.5時間・授業復習1.5時間・苦手対策1.0時間の4時間が必要になります。

え?そんなにしないといけないの?

実際に成績を上げるには、どれだけ時間を見つけて演習量を増やすことが出来るかにかかってきます。

 

↓↓↓成績を上げる方法について詳しいお話はこちら↓↓↓

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とても残念ですが、成績を上げるために裏技近道はありません。

どこかで苦しい思いをして成績を上げないといけませんが、一度成績を上げてしまえば、あとはその波に乗り続けるだけです。

早ければ早いほど苦しい期間が少なくて済みますが、出来れば苦しい思いをして欲しくないです。初めからいい成績がとれるように、受験期の努力を継続しておきましょう。

5 まとめ

4月から高校1年生になりますが、初めのスタートダッシュが運命の分かれ道になるかもしれません。

大学受験なんて先の先だし…
ひとまず高校生活に慣れてから…

一度抜けた勉強習慣をもう一度取り戻すのは大変です。

高校受験が終わって羽を伸ばすのもよいですが、ここで勉強することで周りに差をつけることが出来ます!
充実した高校生活を送るために「勉強」と「遊び」は両立しましょうね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。