【新高校1年生へ】高校入学前のこの時期にやっておきたいこと
こんにちは。郷中塾の佐々木です。
今年は3月9日、10日に鹿児島県立高校入試が行われ、中学3年生の皆さんは長かった受験勉強がようやく終わり、一息ついていることと思います。
長い受験勉強、本当にお疲れさまでした!
今回はそんな皆さんに、「高校に入学する前にやっておいたほうがいいと思うこと」をいくつか話していきたいと思います。
この時期こそ勉強をするべき
高校に入学する前までにやってもらいたいこと、それはずばり勉強です。
と思うかもしれませんが、受験勉強が終わったこの時期だからこそ勉強をしてほしいです。
といっても受験期のように、「一日中勉強してください」というわけではありません。
もちろん友達と遊んだり、ゲームを楽しんだりしてもいいですが、一日一時間でもいいので「とにかくこの期間で全く勉強をしないということがないようにしてほしい」のです。
それにはいくつかの理由があります。
1.勉強習慣を失わせない
今まで一年間受験勉強をしてきた皆さんは、勉強を毎日するという習慣が自然と身についています。
これは皆さんが受験を頑張ってきたから身についた習慣であり、この習慣というものを高校生になった後も継続することが出来れば、高校でもしっかり勉強ができると思います。
しかし、この入学までの期間全く勉強をしなければ、せっかく身に付けた勉強の習慣というものが完全に失われてしまいます。
と思うかもしれませんが、受験期のような緊張感もないのに毎日勉強する習慣を身に付けるのは簡単ではありません。
今までの努力が高校でも発揮できるように、勉強するという習慣を崩さないでほしいです。
2.中学校で学んだことを忘れない
高校に入学してから勉強することはたくさんありますが、なにも今までとは全く違うことを学ぶわけではありません。
ほとんどは中学で習ったことを応用したり、より詳しく学んだりします。
英語では、中学で習った単語はもちろん高校でも使います。
社会も今まで習った地理や歴史を、各分野に分けてより詳しく学んでいきます。
数学や理科に関しては、中学で習った知識や公式も使い、より難しい問題を扱います。
そして、偏差値が高い高校であればあるほど、「中学で習ったことは理解していて当たり前」という前提で授業が進みます。
だから、中学三年間で学んだことが曖昧だったり忘れてしまっていると、高校での授業についていけなかったり、よく分からなかったりします。
入学する前のこの期間を有効に使って、中学校の復習をして、高校での良いスタートが出来るようにしましょう。
3.高校の学習内容を知る
高校での学習内容は中学生までの勉強とは違い、内容も難しくなり覚える量も大幅に増えます。
また、偏差値の高い学校ほど授業スピードが速く、入学したばかりのときは授業のスピードや内容の難しさに慣れることが大変で、中学校では成績が優秀だった人でも躓いてしまうことがあります。
一方で、高校一年生の初めの授業内容は高校三年間で学ぶ内容の基礎となっており、非常に重要なものでもあります。
例えば、数学を例に挙げると、高校一年生ではまず数学Ⅰというものを勉強し、二年生で数学Ⅱというものを勉強します。
数学Ⅱは数学Ⅰの内容が分かっていないと理解が出来ないので、高校一年生で躓いてしまうと、その後の二年生・三年生の内容も分からないまま三年間が過ぎてしまいます。
そうならないために、高校一年生の始めで、どれだけ良いスタートができるかが大切です。
では、いいスタートをきるためにはどうするか。
それは予習をすることです。
あらかじめ、予習を行っていることで、授業スピードが速くはじめは慣れなくても、授業についていくことができます。
特に、最初のスタートで躓くことが多い数学や英語は予習をお勧めします。
入学した後では、部活や様々な新入生のイベントなどで忙しく、なかなか予習をする時間をとるのは難しいものです。
だから、入学前のこの時期に予習を行うことが最も良いと私は思います。
そのおかげで高校の授業に慣れるまでに余裕を持つことが出来、良いスタートを切ることが出来ました!
おわりに
ここまで、受験が終わりこれから新しく高校に入学する皆さんに向けて、やっておいたほうが良いことをお話ししてきました。
高校受験の勉強は、中学校学習内容の総まとめであると同時に、高校の勉強への準備とも言えます。
高校受験で勉強が終わるわけではありません。
もう既に3年後の大学受験への戦いは始まっているといえます。
仮に高校受験で志望校に行けなくても、高校三年間で勉強を頑張り、大学受験で偏差値の高い志望校に合格する人はたくさんいます。
逆に、高校受験で偏差値の高い高校に入学できても、三年間あまり勉強に力を入れることが出来ないまま、大学受験を迎えてしまう人も少なからずいます。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。