【錬成対策】600選のメリットと効率的な勉強法

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※2021/9/10追記

【お知らせ】

郷中塾では中学3年生を対象とした受験直前指導を行っております。
「この時期からでも間に合うのかなぁ…」とご不安な方も、是非お気軽にお問い合わせください♪


皆さんこんにちは。郷中塾の栗山です。

夏期講習が始まってから、はや2週間近くが経過しました。

 

ちょうど8月に突入した事もあり、多くの鹿大附属生は迫りくる第2回錬成テストに向けてソワソワし始めている頃だと思います。

 

さて、錬成対策をする上で悩みのタネになるのが英語の600選です。

鹿児島市で附属中だけが配られる英文集。非常に難解ながら約20点の高配点、無視するわけにもいかない厄介な存在です。

ポイントは普通の例文とちがって「非常に難しい」ということ。

もともと高校で配布される英文集なだけあって中学英語の域を超えた例文も集約されています。

中学英語を理解していなければ恐らく地獄の様な苦行だと思います。

今回は鹿大附属中の3年生向けに、この600選の学習について取り上げていきたいと思います。

1.600選のメリット

さて、600選を学習していると多くの生徒がこのように不安を漏らします。

テスト範囲だから仕方なくやるけど英文の丸暗記って意味あるの?英語力が上がるイメージがわかないよ。

確かにもっともな不安です。かくいう私自身も高校時代に600選を渡されてそう思っていました。

しかしご安心ください。600選の学習は間違いなく英語力にプラスに働きます。

長文解釈力、文法力、単語力…鍛えられる力はいくつもありますが、中でもとりわけ英語の「構文力」が上がります。

「構文力」とは英文を作るルールのこと

例えば以下のようなものが挙げられます。

・1つの文章に主語と動詞は1つだけ
・主語、目的語になれるのは名詞だけ
・動詞には他動詞と自動詞がある
・前置詞の後ろには必ず名詞
・文章の順番は主語⇒動詞から始まる 

この「構文力」は英作文を作ったり、分詞・関係代名詞を解く上で特に欠かせない力ですが、中学校の授業で扱うことはほとんどありません。

毎年、幾人もの生徒に構文の説明を行っておりますが、ほとんど全ての生徒が「学校で習ったことは一切ない」と答えています。

しかし、構文を理解している生徒とそうでない生徒は英語力、とりわけ英作文の得点には歴然たる差が出ます。

英文の組み立て方を理解していないのに英語を作ろうとしているわけですから。

例えるなら日本語の単語を覚えていても、主語や述語を覚えていないのに等しいのです。

 

600選は高校で取り扱うだけあって、とりわけ「構文」を意識した作りになっています。
単元には「構文」だけを扱った項目が5つも設けられており、文章自体も品詞の理解をしていなければ覚えられないものばかりです。

2.600選の効率的な学習法

でも600選を覚えるのは大変です。範囲だけでも200以上の例文があるんですよ!?

600選の例文は難しく、しかも例文数も多いので、ただ漫然と覚えるだけですと手間と時間がかかります。
しかし、ある点に注意して覚えれば短期間で例文を覚える事が可能です。

そのコツとは単純で以下の2点を守る事です。

・「構文・文法事項」を必ず確認する
・絶対に書かずに音読で覚える

2-1.「構文・文法事項」を必ず確認する

1点目の「構文・文法事項」の確認については「決して文章を丸暗記してはいけない。」という事です。

というより600選レベルの例文になると文法を理解していないのに丸暗記することはほぼ不可能です。

例えば600選にある「It is nice of you to give me good advice.」という文章。

これは、

・<It is+ 形容詞+for+人+to不定詞 >の文で、形容詞に人間の性質を表す単語が来たらforではなくofを使う。

・ giveをSVOOの形で使う場合は、人+物の語順で使用する。

という2つのルールが使われていますが、これを知らなければ

なんでここにofが使われているのだろう..まぁいっか取り合えず覚えよう。

と理解不足のまま暗記してしまい、結果記憶に定着せずにすぐに忘れてしまいます。

全ての英文には必ずその文章の形になる理由があります。

一見、難しそうに見える英文でも紐解けば実はシンプルで分かりやすい事も多いのです。

因果関係を理解して覚える事で英語力も上がりますし、結果的に記憶に定着しやすくなります。

2-2.英文を書かずに音読で覚える

2点目の「絶対に書かずに音読で覚える」については、全ての英語学習に通じる事です。

例文を覚えようとすると多くの生徒が

とにかくスペ帳に例文を書きまくって覚えます!!

と言っているのを見かけます。

しかしこれは極めて非効率な学習法です。
なぜなら書く行為は話す行為より圧倒的に時間がかかるからです。

学習経験のある生徒さんなら分かると思いますが、600選は1つの例文を書くのに約30秒はかかります。

1単元あたりの例文は10題、錬成テストの範囲は21単元あるので全て復習しようとすると
21×10×30(秒)=約105分かかってしまいます。

これは上手くいった場合の話で、単語や文法事項も確認しながら復習すると実際はもっと時間がかかります。

結果600選に多くの時間を費やすことになり、

負担が大きすぎるわ。600選は諦めよう。

となる訳です。

音読なら英文を口に出すだけなので1文あたり10秒もかかりません。
書いて復習するのに比べて勉強時間も3分の1程度で済ませることができます。

そもそも語学は言語(言う言葉)なのですから、書くのではなく口に出して覚えるのが本来の在り方なのです。

音読学習には慣れていないと思いますが、1度騙されたと思って口に出しながら例文を覚えてみてください。

 

でも学校でスぺ帳をやれって言われているし。せっかくなら600選学習に使いたい。

もしスぺ帳を使うのであれば、600選の確認テストで使った方が賢明です。
テストであれば「ちゃんとスペルを書けているか?」「コンマやクエスチョンマークの抜けはないか?」など記述でしか見られない部分をチェックする事ができます。

そこで間違えてしまった単語をスペ帳に追加記入して覚えれば、良い具合にスぺ帳を活用できます。

3.まとめ

以上が600選の考え方に関するお話でした。

まとめ
・例文は「構文や文法事項」を理解して覚える

・例文は書かずに音読で覚えるクセをつける

・スぺ帳は確認テストで使うのが効果的

第1回錬成テストの結果が芳しくなかった人は、夏休みを有効活用して挽回しましょうね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。