勉強しているのに、成績が思うように上がらない理由とは?
こんにちは。郷中塾代表の本蔵です。
鹿児島市内の各学校とも1学期末テストの結果が返却され、成績表を待っている時期かと思います。
学年が変わり、新しいクラスにも慣れてきて、「そろそろ勉強を頑張ろう!」と普段よりも気合を入れて取り組んだという生徒さんも多いのではないでしょうか?
皆さん、結果はどうでしたか?
「あれだけ勉強したのに、いつもとあんまり変わらなかった…」とか「もうちょっと良い点数が取れると思っていたのに…」と感じていませんか?
勉強をしなければ、当然成績を上げることはできません。
しかし、勉強をしたからといって必ずしも成績が上がるわけではないのです。
成績向上に必須なことは「徹底した反復演習」
先に結論から述べますと、学習時間の割に成果を得られない原因は「反復演習の不足」です。
テスト中に、「あ、これ授業でやったやつだ!」となるものの、「授業の時は分かったのに…」と解答出来ずに終わってしまったという経験はありませんか?
一部の天才を除き、大多数の人は、一度見聞きしたものを永久に記憶しておくということは出来ません。
だから、授業で扱った問題や既に解いたことのある問題であっても、繰り返し解き直して定着を図る必要があります。
新しい問題にたくさん触れた方が高得点を取れるんじゃないの?」
そう考えて、手当たり次第に参考書に手を出す生徒がいます。
確かに知っている問題は多い方がいいに決まっています。
でも、「知っている」だけで「解けない」というのでは、その努力は点数には反映されませんよね?
試験においては「曖昧な10の知識」よりも「確実な1の知識」の方が得点につながります。
だから、闇雲に問題を解きまくるよりも、人に説明できるようなレベルまで、徹底した反復演習を行うことが成績向上への近道と言えるのです。
自分の学力レベルに合っていない教材に取り組んでも無意味
じゃあ今日から毎日掛け算九九のドリルをします!
こんな人がいたら皆さん呆れますよね?
『掛け算九九…。いや、確かに大事だけどさ。それ繰り返して意味ある?』
これは極端な例ですが、知らず知らずのうちに、似たようなことをしていませんか?
・得意分野の問題ばかり解いている。
・教科書を読むだけで、問題演習をしようとしない。
これらも試験での得点に繋がりにくい学習のやり方です。
「解けなかった問題を解けるようになる」ことで成績は上がります。
→解けない問題に出会えない
教科書を読むだけで、問題演習をしない
→解けない問題に出会えない
成績を上げるための勉強とは「解けない問題を見つけ出し、それを解けるようにしていく」ことです。
解ける問題にばかり取り組んでいる時間は、勉強時間ではなく作業時間です。
分かっている問題を解くのは気持ちがいいでしょうが、得点アップには全く繋がりません。
だから、「点数を上げたい!」と思うのなら、解けない問題に出会えるようなレベルの教材に取り組まなければならないのです。
・いろんな問題集に手を出さずに、1冊を完璧になるまで繰り返そう。
・既に解ける問題ばかり解かずに、解けない問題に積極的に取り組もう。
適切な努力と効率的な学習法で、合格を勝ち取れるように頑張りましょう!