数検のメリットはすごい!推薦入試やAO入試で有利に!
こんにちは、宮園です。
いきなりですが、数検を受けたことはありますか?
数検は英検ほどメジャーではありませんよね。
しかし、実はメリットがたくさんありますので受けることをおすすめします。
英検のメリットについて気になる人はこちら
→【共通テスト満点も!?】英検受験のススメ【メリット大!】
1.数検(数学検定)とは?
小学校のときに算数検定というものを受験したことがある人はいると思いますが、11〜6級が算数検定、5〜1級が数学検定と呼ばれています。
試験時間と合格点ですが、
1次試験:60分、70%程度
2次試験:60~120分、60%程度
レベルによって異なりますが、試験時間が長いので集中力が必要とされています。
また、各レベルに応じて個人で受験していきますが、英検とは異なり中学範囲や高校範囲に準じていますので、
1 級:大学程度・一般
準1級:高校3年程度(数ⅠA+ⅡB+Ⅲ)
2 級:高校2年程度(数ⅠA+ⅡB)
準2級:高校1年程度(数ⅠA)
3 級:中学3年程度
4 級:中学2年程度
5 級:中学1年程度
と比較的わかりやすい範囲設定になっているのが特長です。
ちなみに合格率ですが、
1 級:12.1%
準1級:22.5%
2 級:34.5%
準2級:44.5%
3 級:66.6%
4 級:73.4%
5 級:77.1%
と準1級は難しく感じますが、しっかり勉強しておけば合格が狙える範囲になっています。
2.メリット
2-1.推薦入試やAO入試で有利
大学受験だけを見据えると、これが全てと言っても過言ではありません。
特に高校1・2年生の人で推薦を狙うことできそうであれば、是非とも受験して取っておくことをオススメします。
いわゆる「入試優遇措置」と呼ばれている制度で、早稲田大学や法政大学、明治大学などネームバリューのある大学から、短期大学や専門学校まで全国480校以上で幅広く活用できる制度です。
気になる方は公営財団法人日本数学検定協会のホームページを覗いてみましょう。
→数検の入試優遇制度について
2-2.高校入試でも有利に
全国(特に関東・関西圏)の高校では高校入試でも入試優遇措置を取っている学校が多いので、
という人にはオススメ出来ると思います。
逆に、
と言った方は数検よりも英検や漢検の方が内申点に加点されやすいみたいなので、ひとまず英検を取ることを優先しましょう。
2-3.自分の実力をはかる
こういった目標が遠すぎて勉強が頑張れない非受験学年の方にこそ、英検とともに数検も受けてほしいと考えています。
高校3年生になるまでの2年間をダラダラと勉強して過ごすより、模試や検定に向けてメリハリの付いた勉強をしておくことが、最後の1年の伸び幅に大きな違いが出てきます。
3.受験会場と日程
受験会場ですが、現状では学校で数検を取り扱っているのは少ないです。
なので受験するときは鹿児島市の個人受験会場である、
そうしん本店ビル
(〒892-0822 鹿児島県鹿児島市泉町2−3)
で受験することになります。
英検や模試のように学校で受験しない分、大学入試のような独特の緊張の中で受験しますので、良い予行練習になります。
受験日程は、英検同様に年3回(4月・7月・10月)ありますので、自分の学力でいけると判断したタイミングで受験しましょう。
数検の詳しい日程はこちら
→数検の検定日一覧(個人受験)
4.数検対策
数検の出題レベルですが、青チャートで十分です!
1次試験は白チャートと基礎問題精講をしっかり回して理解すれば、満点近く取れるようになります。
2次試験は正直なところ地方国公立大学の過去問レベルまで要求してくる問題もあります。
が、難しい設問は飛ばして解ける問題を確実に拾うことで、着実に7割近く取れるように構成されています。
2次試験は模試や大学の二次試験の予行練習としても良い問題を取り扱っているので、青チャートを仕上げて受験してみてください。
5.おわりに
数検をとっても裏技のように受験が圧倒的に有利になるわけではありません。
あくまでも、自分の実力をはかり受験対策をしていく中で、受験を有利に進めることが出来る一つの手です。
それでもなお、推薦入試やAO入試を狙っている人や目標が近くないと頑張れない人はぜひ一度数検の受験を考えてみてください!