鹿大附属中の前期末テストで成績不振だったあなたへ~その環境では成績上がりません~
鹿大附属中学校の前期末テスト結果が出揃いました!
塾生の8割以上が過去最高点という驚異の結果!
毎年のことではありますが、今年も多くの塾生が大幅な成績アップを達成することができました!
当塾は中3の前期末テストを非常に重要視しております。
理由は以下の2点です。
②この定期試験で良い点数が取れれば、中3の4月時点では「到底無理!」と思えたような難関校であっても、「もしかしたら、このまま頑張れば合格できるかもしれない!!」とモチベーションを高めた状態で夏期講習期間中の学習に取り組めるから。
内申点は後から挽回できないものですし、モチベーションが低い状態で学習に取り組んでいても成果は期待できません。
だから前期末テストは絶対に外せないものなのです。
前期末テストの結果に卒倒…
しかし毎年この時期になると、受験を来年に控えた中3生の保護者の方から、
転塾を考えているのですが、もう遅いでしょうか…。
というようなお電話をよくいただきます。
なぜ思うような点数が取れなかったのか
そもそもなぜ得点が悪かったのでしょうか。
「やる気がなく全く勉強していなかった」というような生徒は、鹿大附属中において受験学年のこの時期にはほとんどおりません。
皆それぞれ塾に通い、一生懸命に学習に取り組んでいます。
にもかかわらず、努力が成果に繋がっていない生徒が存在するのはなぜなのでしょうか。
様々なパターンがありますが、全てに言及するのは困難なので、
塾の進度と附属中のテスト範囲は異なっている!
お電話や面談でご相談にいらっしゃる保護者の方の大半は、
とおっしゃいます。
そのような場合、保護者の方が「塾で習っている単元と定期試験の出題範囲が異なっている」ということをご存じでないことがほとんどです。
大手塾をはじめとする多くの塾では、鹿大附属中生は少数派です。
「近所の公立中学校の生徒さんが多く通っている中に、一緒に放り込まれている」というような状態です。
そのため学習進度は公立中学校に合わされており、附中のテスト範囲とは異なる単元の学習を強いられています。
公立中学校に進度が合わされていない場合でも、学校で習っている範囲の遥か先の単元の演習を行わされていたりします。
公立中学校に比べて難易度が高いテストである鹿大附属中学校の定期試験は、付け焼刃の一夜漬け学習ではなかなか得点を上げていくことはできません。
それなのに、テスト範囲と異なる単元の学習に時間を費やしていては、定期試験で点数を上げるのは尚更難しくなります。
平均点以下のお子さんは学校進度と異なる学習を即刻辞めるべし
学校の定期試験において、きちんと学習に取り組んでいるのに平均点を取れていないお子さんは、塾の進度に振り回されている可能性大です。
学年上位層の子であれば、学校の勉強に余力があるので塾の勉強も両立することができます。
しかし、学年で90番以下のお子さんの多くは学校で学習した内容が定着しないまま、塾で別の単元の学習に入ってしまっています。
学校の授業内容を授業中に定着させることのできない子は、塾の学習内容も授業中だけでは吸収しきれません。
そのため、どちらの学習内容も「なんとなく分かった」状態で、十分な演習量を積むことなく定期試験や塾内模試を迎えます。
残念ながら、受ける前から結果は分かりきっているのです…
平均以下のお子さんにとって先取り学習はデメリットの方が大きい
入試のことを考えれば
学校の定期試験結果なんてガン無視だ!
というのは一見理にかなっているように思えます。
ライバルたちよりも早く入試に触れることが出来れば、その分経験を積んだ状態で本番に臨むことが出来るからです。
しかし、平均点を取れないようなお子さんにとっては必ずしも正しいとは言えません。
なぜなら、学校の定期試験が悪ければ内申点も悪くなりますし、何より「合格できる!」という自信がなくなっていきます。
受験においては、本人の気持ちが得点に大きく関わってきます。
受験する本人が合格できないと思っている状態では、合格は難しいものです。
定期試験の結果なんて関係ねーよ!
理論上は確かにそうなのですが、定期試験が悪いという状態が続いているのに、胸張って
と言い続けられると思いますか?
無理でしょう?
だから平均以下のお子さんはまず「附属中の学習進度に合わせた勉強」をして、定期試験で得点を上げることで自信をつけさせる必要があるのです。
解決方法を提案します
比較的受験まで時間にゆとりのある下級生なのか、来年に受験を控えた受験生なのかによってお勧めする内容は異なります。
1.受験学年でない場合
受験までまだ1年半以上ありますので、自分に合った学習法を模索するのが良いでしょう。
今までの「塾と学校のどっちつかずの状態」を改善するために、休塾か退塾をした方が良いと思います。
ご心配はごもっともです。
しかし「学校の授業内容を完璧に理解できもしていないのに、塾に行って別の分からないことを増やして帰ってきている」というのでは意味がないどころかマイナスです。
だから、「一旦塾を離れる」という選択をしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、ただ塾を離れればいいというわけではありません。
その後しっかりと附属中の教科担の先生に学習方法を相談しに行ってください。
必ず適切なアドバイスをくださるはずです。
アドバイスを頂いたら、四の五の言わずに指示の通りに学習を行いましょう。
きっと次の後期試験では今回よりも良い点数が取れるはずです!
2.受験学年の場合
受験生である3年生の場合は、あまり悠長なことを言ってられません。
この記事を読んで、思い当たる節があればすぐにでも私にご連絡ください。
現状打開のための個別具体的なアドバイスをさせていただきます。
・塾と附属中の進度は必ずしも一致していないので、平均点以下の生徒には塾がマイナスに働いている可能性大。
・一度塾を離れ、附属中の先生を頼ってみましょう。
・受験生で頑張っているのに成績不振に悩んでいる生徒は即連絡ください!時間がありません!!
附属中は公立トップの中学校です。
みなさんは受験という関門を通過してきた人たちです。
公立高校受験においても「他の中学校の生徒に負けるわけにはいかない!」という気概を持って、日々学習に取り組んでもらいたいと思います。