【受験生向け】夏まで部活はやってていいの?~今から始める意識改革~

  • 心構え

目的

こんにちは。郷中塾の東です。

さて、今回は、

今年受験を控えていているけど、いま続けている習い事や部活動がひと段落してから、本格的に勉強を始めようかな…

と思っている人向けた内容になってます。

「部活を引退してからの勉強が不安」「志望校に受かることができる学力がつけたい」と思ってる人はぜひ参考にしてみてください。

1.部活をしていても志望校に合格できるのか?

弓道部の女子
まず、結論から言いますと、部活を3年生の夏まで続けたとしても、志望校合格は可能です。

もちろん、受験勉強に早めに取り組んでいる生徒と比べると勉強の絶対量は劣るかもしれませんが、時間が足りないと自覚している分、危機感が原動力となり成績が上がり幅は大きい人が多いです。

とは言っても、部活が終わってからそのまますぐ受験勉強へ意識をシフトできる人は少ない印象です。

スムーズに部活から勉強へ気持ちを切り替えるためには、部活が終わってから行動するのではなく、あらかじめ部活をやっている時から受験への準備をしておくことが大切です。

そのコツについては後章にてまとめようと思います。

2.部活の時間=勉強の時間にはならない!

スマホ中毒

多くの人が勘違いしたまま受験勉強シーズンを迎えるのですが、部活をしていた時間がなくなったら、勉強をする時間が増えるとは限りません。

大抵の人は、部活が終わった後も、すぐには勉強時間を増やすことができずにいます。

皆さんは今現在、部活後、帰宅して、ご飯やお風呂を済ませた後の自分の時間は全て勉強していますか?

多くの人は勉強だけでなく、スマホを触ったり、ゲームをしたり、疲れから睡眠をとることがあると思います。

仮に、夜に自分の時間が4時間あるとして、そのうち1時間ほどは勉強に費やしているとします。

それが、部活を引退したことで自由な時間が6時間になったらどうなるでしょうか?

受験への意識転換がうまく行っていないと、1〜2時間ほどしか勉強できないと思われます。

あまりイメージできないかもしれませんが、時間が増えたことで余裕が生まれてしまい、気がついたら今までと同じぐらいしか勉強できなかったという人は多いのです。

3.受験勉強に向けた準備

ステップ
では、勉強時間を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

受験勉強で大切なことは、毎日ある程度以上の量をこなすことです。

ある週で、1日は10時間勉強したけど、他の日は1時間しかしなかったというようなケースはあまりよろしくないと言えます。

脳は一定の期間しか物事を覚えることはできず、繰り返し覚え直すことで知識は定着していきます。

ですので、ムラのない勉強が大切となってきます。

 

そのために、部活をしているときから徐々に勉強時間を増やすようにしてみましょう。

ほんの少しでいいので、例えば今まで1日1時間だったところを、1日1時間10分やってみて、それを1週間続けてみてください!

上手くできたら、また10分、また10分と増やしていくと無理のない勉強時間の確保ができます。

いきなり1時間増やすというのはなかなかきついものがあると思うので、今のうちから変えていくことで無理のない受験生生活を送りやすくなります。

4.受験に勝つ戦略の立て方

諸葛亮孔明
では、時間が限られている受験生はどのように計画を立てれば良いでしょうか?

「どの科目を重点的にするか」や「どの分野から手をつけるか」など、自分だけで考えるのは少し難しいですよね。

そこで役に立つのが模試です!

 

模試は今までの受験生のデータをもとに分析され、自分と志望校の位置関係がはっきりと分かります。

模試の結果が全てとはもちろん言えませんが、指針を立てるものとしては十分です。

まずは、きちんと自分のレベルを把握し、よく理解できてない科目、分野から手をつけていきましょう。

また、自分の学力がどの時期にどのくらいになっておくべきかというある程度の算段を立てておくことも重要です。

基礎に時間をかけすぎたら、演習する時間が足りなくなりますし、早いうちから実践演習を始めると、基礎が未完成のため、なかなか成績向上に繋がらないという事態が起こります。

ですので、ある程度の目標を立てて、その小さいノルマを少しずつクリアしていくイメージで勉強を進めていくのが良いでしょう。

5.家で勉強しない!

集中

これは、家庭ではどうしてもだらけてしまうという生徒さんに向けてですが、勉強する場所を決めるというのは非常に効果的です。

 

例えば、「塾でしか勉強をしない」と決めたとしましょう。

友達よりも早く塾へ行き、友達よりも残って勉強する。

そして家では一切勉強しない。という毎日を続けてみてください。

すると、それだけで家でだらだらと机に向かっている時間よりも、密度の濃い時間を過ごすことができます。

いわゆる、ルーティンワークと言われるもので、自分なりに勉強しかしない空間を用意するというのはとても効果があります。

他にも、「何か好きな音楽をかけて、その音楽が流れ始めたら勉強を始めるという方法」や「勉強に取り掛かる前に黙想をし、心を落ち着かせてからペンを握るといった方法」を取り入れてる人もいます。

6.一緒に勉強してくれる人を見つける

勉強する学生たち

これまで様々な方法を挙げてみましたが、これが一番モチベーション維持にも学力向上にも繋がりやすいです。

「受験は団体戦」という言葉がありますが、自分の周りの環境というのは非常に大切です。

もし、友達と勉強することになった時に、その友達がずっとゲームをしていたら、あまり気持ちの良いものではありませんよね。

かと言って、受験という大きなプレッシャーの中、一人で勉強し続けるというのはなかなか難しいものがあります。

ですので、

ぜひ自分と一緒に頑張ってくれる人を見つけてみてください。

もし周りの友達とのモチベーションの差がある時は、ライバルを自分で決めてみるのも手です。

そう言った面で言うと、塾という環境は勉強に適していて、互いに刺激し合うことで、挫けることなく受験を乗り切ることが可能になります。

一緒に勉強してくれる友達や、点数で競い合えるライバルが見つかりやすいので、モチベーションの維持もしやすいです。

ぜひ参考にしてみてください。

最後に

今回は部活動との両立から、受験勉強一筋になる受験生向けに記事を作成してみました。

最初にも述べましたが、部活を経験されてきた生徒さんたちには体力面から見ても、メンタル面から見ても非常にタフで、大幅な学力向上を期待できるポテンシャルを有しています。

これから夏にかけて、模試の結果に落ち込み、志望校を諦めようとする生徒も出てきますが、受験で大切なのは自信を持ち続けることです!

自分は絶対に合格できる力をつけることができるという強い気持ちを持ち続けることは難しいことですが、合格するために必要な要素の一つです。

まだまだ志望校へ合格できるチャンスは残っているので、今のうちから徐々に意識を変えていきましょう!

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。