【新高1向け】高校入学に向けての準備と心構え|基本こそ徹底しよう!

  • 心構え

こんにちは。郷中塾の安永です。

高校受験を終えたばかりの中学3年生の皆さん、高校入学までの約1ヶ月をどのように過ごす予定ですか?

もちろん長い受験生活から解放されたので遊びまくります!

気持ちは分かりますが、この1ヶ月間を無駄に過ごしてしまうと、高校生になってから良いスタートを切ることができなくなってしまいます

では、高校で良いスタートを切るには何をすれば良いのでしょうか?

そこで今回は、

高校受験が終わってから入学するまでに何をすればいいのか?

高校生活が始まってからは何をすればいいのか?

についてお話ししたいと思います。

1.高校入学前にするべきこと

高校で良いスタートを切るために最も大事なことは「勉強習慣を続けること」です。

もう勉強は十分やってきたから、やりたくないんですが…

確かに、中学3年生の皆さんは、これまで高校受験に向けて毎日一生懸命勉強してきた事だと思います。

しかし、この入学までの期間に完全に勉強をやめてしまうと、今まで身に付けた勉強習慣がなくなってしまう上に、受験に向けてせっかく勉強した内容も忘れてしまいます。

たったこれだけの事で、高校が始まってから授業についていけなくなる人も一定数います。

もちろん受験勉強ほどガッツリ取り組む必要はありませんが、入学までの1か月も勉強習慣を維持していきましょう。

1-1.早いうちに学校の課題を終わらせよう

どの学校も3月の期間中に入学前課題が出されます。

例えば、私の母校の鶴丸高校では数学のプリント数枚と2冊分の読書感想文、高校生活に向けての決意というテーマの作文、数学の教科書の予習、英語のテキストの課題が2種類ほど出されていたと記憶しています。

この課題を「まあ、ぼちぼちやっていけばいいか」「そのうちやろう」と思っていると、この1ヶ月はあっという間に無駄に過ぎてしまいます。

せっかく1ヶ月も時間があるので、課題を受け取ったらすぐに取り組み、早めに終わらせておきましょう!

1-2.高校の内容を予習しておこう

さて、中には学校の課題を前もって早く終わらせる人もいると思います。

宿題も終わったし、残りの時間はなにを勉強すれば良いんだろう?

もし時間に余裕ができたら、その時間に高校の勉強内容の予習をしておきましょう。

高校生になったら、また新たな学習が始まります。

そして、高校の授業は中学校の授業よりも難しく、進度も非常に速いです。

塾長
塾長
特に鶴丸・甲南等の進学校は生徒のレベルが高いため、学習の進度が他の高校より早くなっています

そのため、高校生活が始まってからは、授業の予習・復習が追いつかなくなってしまう人がたくさん出てきます。

皆さんはこうならないように、早めの予習を心がけてくださいね。

そうは言っても予習って何をすれば良いの?

高校生になって多くの人が苦戦する科目が英語と数学です。

高校では、英語は覚えるべき単語量が3倍ぐらいに増え、長文は凄く長くなります。

また、数学は進度そのものが非常に速くなります。

これに備えて、英語は単語帳を使って覚える単語の量を増やし、数学は高校の教材を使って内容の予習をしておきましょう。

2.高校入学後にするべきこと

入学式を終えると、いよいよ高校の授業が始まります。

「中学のときと同じようにやればいいか」と考えてはいけません。

授業の進度、課題の質と量など、中学校と高校では大きく異なります。

以下高校生として学習面でするべきことをお話しします。

2-1.授業の予習と復習を確実にしよう

何度も繰り返しになりますが、高校の授業の進度は非常に速く、課題の量も中学とは比べ物にならないぐらい多くなっています

ですので、中学よりも予習・復習の時間と質を上げなければ、すぐに授業についていけない状態になってしまいます。

具体的に課題の量ってどのぐらい多くなるのですか?

一例として、鶴丸高校の課題を挙げたいと思います。

国語現代文・古典の授業の予習があります

現代文は事前に知らない語句や漢字を調べておきます。古典は本文をノートに書き写し、自分で訳と文法を書いておきます。

また、定期考査に出される発展学習もあります。授業で扱わないので現代文・古文・漢文を自分で学習しなければなりません。

数学毎日の予習と週末課題が出されます

平日は教科書の予習があります。予習では、学校ではまだ習っていない範囲を自分で学習して進める必要があります。

また、週末は受験と同じレベルの演習問題が出てきており、授業中に板書させられるので手を抜くことができません。

【英語】授業で扱う長文の予習(1週間に2つほど)をします

長文は英検2級レベルですが、高校英語では追加で約2,000単語を暗記しないといけないので、最初は単語調べに時間がかかります。

しかも、定期的にスピーキングや英作文の課題が出されており、自身の評定にも繋がっています。

おお…なかなかの量ですな

しかし、これらの課題だけをやっておけば良いというわけではありません。

例えば、英語なら更に時々行われる英単語と600選のテストの勉強もしなければなりません。

各科目で進度予定表が配布されるので、先を見通した学習を行いましょう!

もちろん他の高校でも課題の量は非常に多いので、気を付けてくださいね。

2-2.スキマ時間を有効に使おう

そうは言っても学習の工夫ってどこから手をつけたら良いのやら…
もちろん取り組むべきことはたくさんあるけど、まずは簡単にできるところからやっていこう!

スキマ時間として最も有効に使えるのが「登下校時の移動時間」です。

中学と違って、高校は家から遠くなるので、公共交通機関や自転車で行く人が多くなります。

登校に公共交通機関を利用する人は、その移動時間を上手く活用しましょう。

例えば、電車移動だったら教科書やノートを見て復習したり単語を覚えたりすることができますし、自転車移動などの体を動かす時間は思考に向いているとも言われています。

私は高校生になってからJRで通学をしていて、その移動時間に古文や英語の単語を覚えたり、疲れたときには目を閉じて疲れを取ったりしていました。

私だけでなく、周りの高校生も同様に移動時間を有効に使っていました。

皆さんも是非やってみてください!

鶴丸高校では、全校朝会や学年集会のときに教科書や参考書など自分の好きな教材を持っていき、集合待ちの時間にそれを見ることが許可されています。

この時間も有効に使ってみましょう。

3.まとめ

今回は、高校受験が終わってから入学するまでに何をすればいいのか、そして高校生活が始まってからは何をすればいいのかについてお話しさせていただきました。

① 高校入学前の準備

(早めに課題を終わらせ、英数を中心に予習しておく)

② 高校入学後

鶴甲などの進学校は課題が非常に多く、予習・復習の量と質を上げる取り組みが必須

③ その他の取り組み

(高校で激増するすきま時間を有効に活用しよう)

高校の最初のうちは慣れないことが多くて大変だと思いますので、今回の記事の内容が少しでも皆さんの参考にしていただけたら幸いです。

これから始まる高校生活では新しいことがたくさん待っています。

新たな高校生活に向けて、最高のスタートダッシュを切りましょう!

最後まで御覧いただきありがとうございました。