【新中3向け】受験学年に上がる前に(必ず)しておくべきこと3選
皆さんこんにちは!
郷中塾の栗山です。
ちょうど先日私立高校入試が終わりました。
つまり、中2生の皆さんはすでに受験まで残り1年を切っているわけです。
これからは「自分はもう受験生だ」と思いながら日々を過ごしてくださいね(>_<)
さて、受験生になったばかりの皆さんは正にいま「まず何から手をつけようか?」と悩んでいることだと思います。
本格的な受験勉強が始まるのは中学3年生に上がってからですが、それまでの間に何かしらの行動は起こしておきたいもの。
そこで今回は受験学年に上がる前にやっておくべき重要なことを3つまとめてみました!
1. 志望校を決め目標を明確化する
1-1. 志望校の選定基準
中学3年生に進級する前に、自分の志望校を決めておきましょう。
志望校を決めておかなければ「最終的に自分が到達すべきレベル」が分からないまま、受験勉強に突入する事になります。
まだ志望校を決められない人は、『とりあえず自分の学力帯と同レベルの高校…』ではなく2段階上の高校を目指してみてください。
例えば、中央高校ラインの学力帯であれば鶴丸高校を目指す、といった感じです。
これには『目標は高く設定した方が良い』という考えもありますが、2段階上の高校であれば、実際に今後の本人の努力次第で合格ラインに食い込む事が可能だからです。
そう言うと
今後の学力が上がった時に変えるってことで…
みたいに考えてしまう人がいますが、
最初から志望校を低く設定してしまうと、基本的にそれに見合った努力・行動しか行わないため、結果的に成長が阻害されてしまいます。
変に限界値を設定せずに、高い目標を持って受験勉強に挑んでいきましょう。
1-2. 目標・ライバルとなる人物を探せ
志望校が決まったら、次に自分の目標となる人物を探しましょう。
身近なところで言うと、同じ志望校で、かつ合格ラインにいる同級生です。
せっかく志望校を決めたのですから、目標レベルを具体的にイメージできた方が理想です。
もちろん「鶴丸高校は公立高校入試で85%以上の得点率が求められる」など数値的に考えるのも重要ですが、それはあくまで頭の中での想像であり、今の段階ではそれがどれほどのレベルなのかピンとこないでしょう。
もし周りに鶴丸高校を目指しているレベルが高い子がいれば、彼らが「どのぐらいの勉強量で」「どのような勉強をして」「どれほどの学力に到達しているのか」を間近で思い知り、到達しなければならない目標を鮮明にイメージできます。
そして彼らと付き合い、会話していくうちに自然と学習の目線が上向いていきます。
ですので、塾も同様に、現在の学力に関係なく、なるべく自分と同じ志望校を目指している子たちの空間に飛び込んだ方が望ましいでしょう。
2.勉強の生活リズムを確立していくこと
志望校のレベルに達していないのであれば、毎日の学習はマストです。
言うまでもなく、鶴丸・甲南高校は鹿児島県下トップ、全国的に見ても有数の進学校です。
当然ライバルのレベルも高く、相当の勉強量を積んで受験に挑んでくることでしょう。
ゆるく過ごしながら目指せるところではありません。
テスト前に勉強するだけでも辛いのに…
気持ちは分かります。これは子どもにとってかなりキツイ事だと思います。
中学生にとって、勉強というのは「しないのが当たり前」だからです。
多感な時期なので、勉強以外に興味惹かれるものがあってしかるべき年ごろなのです。
そこでおススメしたいのが、1日の勉強時間はともかく、まずは毎日机に向かうのを目標にする事です。
ここでは1日の勉強時間は問題にしません。10分だけでも良いので、とにかく机に座って勉強するのです。
その認識・考え方で構いません。しかし現実に10分だけで勉強を終える人はいないでしょう。
1度学習を始めたら、なんだかんだ気が付けば1時間は経過しているものです。
この習慣を2カ月も続けていけば、やる気や調子に関係なく、毎日勉強をするのが当たり前になっていきます。
ほぼ毎日机に向かうことで、皆さん自然と「勉強するのが当たり前」になっていきます。
3. 中学1・2年生の復習をすること
受験学年に上がる前に、英語・数学を中心にこれまで習った過去の学習を振り返りましょう。
言うまでもなく中学3年生で習う内容は、中学で習う単元の中で最も難しくなっています。
特に英語と数学に関しては、中学1・2年生で習った内容をもとにして進むので、とりわけ復習の緊急性があります。
総復習と言えど、さすがにそこまでは求めません。
あくまで自分が苦手・課題としている単元のみを抜粋して復習してください。
詳しい復習方法は割愛しますが、主な手順は以下の通りです。
➀テキストの目次などを参考に英数全ての単元を一覧化
➁苦手としていたり自信がない単元を5段階評価でチェック
③特に評価が低いモノを優先して、各単元のまとめ/総復習問題を本気で解く
④正答率をチェックし基準に満たなければ基本/標準問題から繰り返して解く
5段階評価のチェックは具体的なイメージとしては下記のような形になります。
また、まとめ/総復習問題の正答率目安はざっくり下記の通りです。
A | 問題なし | 90~100% |
B | やや不安 | 70~90% |
C | 要注意 | 70%未満 |
この作業を繰り返していくことで、英数の課題としている箇所を克服していきましょう!
4. まとめ
以上が新中3生が受験学年に上がるまでにやっておくべき事に関するまとめでした。
①今の自分の学力よりもレベルの高い志望校を設定する
➁毎日学習する習慣を早期につくりあげる
③中1・2範囲における英数の課題分野を克服する